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声をあげて泣いた。

完全に鬱状態で、なにも手につかない。

今日は友人でもあり、大好きな猫作家さんの個展の最終日だった。
行きたくてDMをテーブルに出しておいたが、
この精神状態では、人に会うことができない。

なので、諦めた。

何をしていたか、記憶にない。

気が付いたら外は暗く、
変に暖かくて、開けていた窓を閉めるのも忘れていた。

早めにムギの所に行くと、
ムギはもう、庭の真ん中で、声を挙げて転がりながら歓待してくれた。
すぐに乗って来て甘える。

せんだって、親しい友人のところの猫さんが、21歳で亡くなった。
その年齢だから、充分に生きたとは思うけれども、
それだけ長く一緒に暮らした子を失った喪失感を、想像するだけで泣ける。

ムギももちろん可愛いが、ちまを大切にしようと改めて思う。

ムギは、一時間半、わたしに乗っていた。
それくらい乗っていると、足りるらしく、
「夜中は来ないけどいいかな?」と聞くと、いいよ、と言う。

今夜は、夫に一度全部順序だてて説明して、
個室を取りたいことを、今一度お願いしないと、と思う。

常に忙しくて不機嫌な夫と、話し合うことは、憂うつだ。

資源ごみを持って行き、夫と話そうとしたら、お風呂だったので、
部屋で待っていた。
そして、気管支炎になったときからのことを、順序だてて、
全部、わかりやすく、説明した。

病院に行く都度、報告メールはしているが、
それに対して、返事が来たことはない。
夫はわたしの体について、心について、無関心なのだ。
関心を持つ暇すらないのだ。

なので、順序だてて、全部説明をした。

左の肺に、腫瘍がある。
大きさは約5センチ。
ここで夫が顔をゆがめて、「大きいな」と、初めて反応した。

呼吸器内科の医者と、放射線科の医者の見解では、
その腫瘍が、丸くて、他の部位にねっとりと絡んでいる様子ではないので、
良性のように見えるとのこと。
ただし、良性か悪性かは、細胞を採って調べない限り、わからない。

腫瘍のある場所は、心臓と、大動脈に挟まれた箇所で、
腹膜に接触している。
なので、鼻から管を入れて細胞を採る検査は、危険すぎて出来ない。

そもそも、肺に腫瘍が出来た場合は、それが良性でも、
摘出が普通。
なので、手術は決定事項。

今まで、卵巣の摘出・胆のうの摘出に、○○病院に入ったが、
その病院は、呼吸器外科に、ドクターが一人しかいない。

そういう病院に、送り出したくないと、呼吸器内科の先生は言う。

リウマチの治療は、気管支炎がわかり、抗生物質が処方された時点で、
即刻中止している。
それはリウマチの主治医にも伝えてあり、
お電話をいただき、その選択でいいと言われた。
リウマチの先生は△大学病院からの派遣の先生。

いまかかっている総合病院では、手術をしないわたしという患者について、
呼吸器内科の医者と、△大学病院からの派遣の医者が、話し合ってくれており、
とても、非効率。

手術が終了するまでは、リウマチの治療はストップ。
再開をいつからにするかは、術後の診察による。

そんなわけなので、もう、一切合切を、△大学病院で、診てもらったらと、
呼吸器内科の先生が、勧めてくれた。
△大学病院には、呼吸器外科の医者が7人もいて、比べ物にならない。
しかも、リウマチの先生は、その△大学病院の医者。
連携で治療に当たれる。
精神科もある。

なので、紹介状をもらって、△大学病院に行くことにしました、と
夫に説明した。

夫はパソコンで大学病院のHPを見ながら、了解した。
リウマチも、今後そっちに変わればいいよ。
メインの病院をそこにすればいいだけだろ?
そう遠くないし、と言った。


腫瘍はたとえ良性でも、大動脈の隣なので、おそらくは開胸手術になると思う。
今までの手術のように、簡単ではないと思う。

それで、大学病院だから、更に高くなって申し訳ないんだけれども、
どうしても、個室に入らせてもらいたい。
じゃないと、精神を保てないし、それが快癒の妨げにもなるからと願い出た。

これが、本題だ。
ここがクリアできないなら、わたしはおかしくなる。

夫は、いいよ、と即答した。

そして、個室代って、こちらから頼めばもちろん払うんだけれど、
医者が、この患者には個室が必要だと判断したら、
費用がかからないんだよ。
だから、前に、管をはめる手術をしたとき、パニック起こして大変だったんだろ?
その話をして、障害者手帳も出してみたら、と言った。

わたしは、双極性障害で、障害者2級の手帳を持たせてもらっている。
パニック障害も持っている。
それが事実なのだ。

もしかしたら、無駄かもしれないけれど、
嘘じゃなくて本当のことなんだからさ、提示して説明したら、
カンファレンスの時に、精神科医が同席してくれるかもしれないしさ、
そのほうがいいじゃん、と夫は言った。

ちょうど、金曜日、精神科の通院なので、
じゃあ先生に相談して来るね、という話に納まった。

共済保険から降りる金額を説明し、もちろん全額夫が受け取ることにして、
手術の日程は、早くわかったほうがありがたい、
今はとにかく、ばあさんの世話でもう手一杯だから、
そういう期間だけでも、ショートステイに預けられないか聞きたいから、とのこと。

ちまは、夫は世話をしきれないので、
かかっている動物病院のペットホテルに預けることになった。



部屋に帰って来て、
個室を渋られなかったことに安堵したら、
表面張力で、どうにかこぼれずにいた、辛さが、爆発した。

誰にも甘えられない。

親には絶対に知られたくないし、
息子には知らせるが、お嫁ちゃんは過度に心配してしまうので、口止めしてある。
夫は、仕事と家事と、お姑さんの世話でもういっぱいいっぱい。
ムギの世話すらしんどい。

甘えてもいい姉もおらず、
息子には、弱った悲惨な姿は見せたくなく、
わたしは、誰にも、甘えることができないんだ。

そう思ったら、今の自分じゃなくて、子供のころからの自分が、
余りにも可哀想で、
ベッドに座って、タオルで顔を覆って、
大声をあげて、泣いた。
もう表面張力はなく、感情があふれてあふれて、
たとえ良性でも、大きな手術になることがわかっているのに、
そばについててくれる人もなく、
自分も甘えるすべを持たず、
全部自分一人でやろうとしている。

入院する時だって、夫を休ませるわけにはいかないから、
背中にちまを背負って、入院の荷物を持って、
自分でちまを預けに行き、
その足で入院しようかとまで考えている。

手術の日には、夫に病院に居てもらわないといけないし、
なので、入院の時は、自分一人で行くのだ。
夫には稼いでもらわないといけない。


大声で泣いて泣いて、
ああ、わたし、こんなに辛かったんだ?とわかった。
平静を装って、動揺してないとか言っちゃって、
甘える相手が居て、甘え方を知っていたら、きっともっと楽なのに。
なんと可哀想な生い立ちなんだろうか。


泣き止んで、過去の手帳を見てみると、
卵巣嚢腫が発覚して手術で摘出したのが、2013年の10月。
胆石が詰まって緊急入院したのが、2016年の8月。
胆石が詰まらないよう、管をはめる手術も。

転院して、胆のうを摘出したのがその年の9月末。
8月にはめた管を抜く手術が11月だった。

三年ごとに、手術。
しかも、今度のが一番厄介だ。
良性だとしても、大きいし、場所が悪い。

今まで、レントゲンに写らなかったのは何故なんだろう。
でも、成長すれば肺を圧迫してくるので、
見つかって良かった。
初診で、レントゲンじゃなく、CTにしましょうと判断したドクター、
いいお仕事でしたよ。


金曜日に、精神科。
月曜日に、大学病院。
水曜日にはリウマチの診察予約が入っているので、報告がてら行って来る。
病院のオンパレード。

夫も気の毒に。
鬱病持ちと知っていて結婚したのだが、
10年で三回も手術されるなんて、予想だにしなかっただろう。
卵巣の手術のあと、夫が共済保険を見直して、
入院一日目から降りるものに変更してくれていたので、良かった。
金額は、共済なので、微々たるものだけれど。


今、薬が飲み込めた。
夫に個室を渋られたら、と言うのが、ネックだったのだ。
お見舞いはお断りして、個室でしっかり療養に勤めて、
早く退院して、ちまを引き取らないと。

辛い坂が続くけれど、これは、人生の、デトックスなのか?

                                        伽羅moon3

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