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ああ、ムギちゃん!

昨日は、予約してあったので、マッサージに行ってから、
ムギを捕獲して、病院に連れて行った。

マッサージ師さんに、事情を説明したら、
ストレスのツボが全部カチカチで、動かせません、と言っていた。
ムギを騙して、一人で捕まえなくてはならない。
その重責に、潰れそうだったのだ。

本当はマッサージに行ってもまたガチガチになるのはわかっていたが、
予約を突然キャンセルすると、時間がぽっかり空いて、彼女の給料が減ってしまう。
だから、それは避けたいのだ。

今日は、急きょ作り直しをした、作品集のフォトブックが宅配で来るので、
それを待ってから、
ちまに餌をやり、ムギのクッションやらオヤツやら器まで持って、
バスで出かけた。

診察室が三つもある、いい病院なのだが、
昨日も今日も、激混み。
先生が二人しかいない。
受け付けにも誰も居ない。
看護師さんも、トリマーさんも、すごいスピードで働いている感が漏れて来る。
きっと人手が足りなくなってしまったのだ。

17時過ぎに到着して、面会と説明、と用紙に記入して待っていた。
面会室は、誰も使っていなくて空いているのに、
ドクターの手が空かないので、面会させてもらえないのだ。
基本的に、患者をケージから出してもいいのは、ドクターだけ、と決まっているのである。

なので、説明はもう、最後でいいから、面会室を使わせてもらえないか、
言いたいと思ってウロウロしても、
看護師さんさえ、出て来ない。
やっと看護師さんを捕まえて、申し込んでみた。
それがもう、17時40分くらいだった。
その間、ムギと過ごせたら、よかったのに!

ドクターが軽々とムギを抱いて、面会室に呼んでくれた。
やっと18時前に、会えた。
ムギは怒っているし、怖がって震えていた。
「ムギ、ムギ、ママだよ、会いに来たよ、ママ、ムギに会いに来たんだよ?」
ムギはしばらく鳴いていて、事を理解すると、
いつも入院してるときのように、
わたしの脇に顔を突っ込んで、
まるで小さい子が「えーん、えーん。」と鳴いているかのように、泣いた。

しばらくして、落ち着いて、どうやらママがしばらく居てくれるらしいと察知して、
顔をあげた。
目がしっかりしているし、熱もないし、大丈夫そうではある。
「ムギ、ママね、内緒でおかか持って来た。食べる?」とささやくと、
ムギはちょこんとお座りをした。
持って行った小さい器におかかを出すと、しゃくしゃくと食べた。

この間は、しぶしぶだったけれど、今日はしゃくしゃくと食べた。

それで、「ムギ、ママね、シーバも持ってるよ。食べれそう?」と聞くと、
ゴッツンコしてきて、食べると言うではないか!
器に出して、一粒ずつ、手からあげた。
16粒、食べた。
ムギ、食べれたね、すごい、良かった!

ちょうど、超音波の後だったようで、ムギのお腹は濡れていて、
ムギは毛づくろいをしていた。
手には、血液検査のための針が入っていて、赤い包帯が巻かれている。
それが嫌みたいではがそうとするのを、
手で隠して「ダメダメ。」と抑えた。

しばらくくっついていると、ドクターが入って来て、説明をしてくれた。
なんと、心臓は、今のところ、治療は必要ないそうだ。
ムギはもともと、左心房の弁にちょっと異常がある。
それが悪くなると、心肥大を起こすことになるが、心電図では不具合はなく、
心臓由来ではなかった。

血液検査と超音波、レントゲンの結果を考え合わせると、
「急性膵炎」が、最も疑わしいとのこと。
膵十二指腸の、リンパ節に腫れがあって、
それは、細菌由来か、悪性腫瘍かなのだが、
悪性腫瘍の可能性は極めて低い、とのこと。
膵臓の、LIPという数値が、一昨年は27だったのに、昨日は、85まで上がっている。
なので、胃腸炎か?とも思っていたが、
やはり急性膵炎で間違いないと思う、とのこと。

膵炎で間違いないかは、外部機関での検査になるのだが、
昨日もう、提出してくれたとのこと。
素早い対応で、ありがたい先生だ。


ムギは、夕べ、病院という環境なのに、カリカリを食べたそうだ。
それも、シーバではなく、通常食のcdという餌だ。
それを見て、ドクターは、膵炎だが、回復に向かいつつある、と思ったそうだ。

わたしは、胆管に管をはめる手術の時、
膵炎を発症した。
お腹がパンパンに張って、苦しくて、痛くて痛くて、
熱も高かった。
だが、ムギは、お腹を触らせてくれた。ギャン!とも言わなかった。
それをドクターに話すと、「割と軽症だったのかもしれませんね。」とのこと。

もし、膵炎ではない、ということになれば、内視鏡で内部を見たり、
腫れているリンパ節の組織を取って検査する必要があるが、
このまま回復して行って、膵臓のLIPという数値が下がれば、
ああ、膵炎だったのね、ということで、土曜日には退院できるかもしれないとのこと。

ただ、病院ではどうしても、あまり食べないので、
こうして面会に来たときに、出来るだけリラックスさせてやって、
飼い主さんから与えてやってみてください、と言われた。

ムギを抱いて泣いた。
ムギ、ムギ、良かった、そんなに重症じゃないみたいだよ。
お腹、痛かったんだね?
お腹痛いよって、言ってくれれば良かったのに。

でもムギは、「具合悪いの?」とわたしが質問した時に、
ちゃんと、シッポでパタパタして、「そうなんだよ。」と答えてくれたのだ。
だから、病院に行こうと決めたのだ。
具合が悪くて、不安で、だからあんなに激しく甘えて、
しがみついて離れなかったのだ。

病院が終わるまでいようと思っていたら、他に面会を待っている人がいるので、と、
新顔のナースさんが、ムギを引き取りに来てしまった。
ムギは嫌だ!と鳴いて、ペシャンコになって、テーブルに貼り付いてしまった。
ムギ、明日も必ず来るから!と約束して、泣く泣く別れた。


帰宅して、ちまにおやつをあげたら、
ちま、吐いた…。

もう、出展までに、何かを作るのは無理だ。
どうしても補充したいものだけを、作って、あとはちまムギを大事にし、
自分も体調を崩さないようにして、来月の出展を迎えよう。

幸い、作り直したフォトブックは、まあまあ、いい出来だったので、
明日、それを持って、委託先のお店に行って相談して来る。
あれを頑張っておいて、本当に正解だった。
突貫だったけれど、きちんと直して、それなりに見られるようなものになった。

ムギが重症ではなく、回復に向かっているような様子、で、良かった。
あ、ちなみに、結石はなかったそうだ。
レントゲンには、時々、無いものが映り込むそうで、
超音波では、なかったそうだ。良かった。

疲れちゃった。
でも、ママが命を守るからね。
来週から、夫は出張でほぼ留守状態が続く。
ママ、頑張る。

                                           伽羅moon3

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