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甘かった。

低気圧による、鬱症状の悪化かもしれない。

すごい調子が悪い。

ムギのことでひと段落して、夕べはムギと会えて幸せだったのに、
今日はどん底だ。

土日は、わたしはムギのところに、だいたい夕方17時くらいに行く。
それは、毎週そう。

今日も、そのつもりで着込んで支度をしていたら、
夫から写真付きのメールが来た。

「ムギ、小屋に居るんだけど、風が強くて寒くて、
自分がムギが出て来るのを待てない。」
と書いてあった。

いやいや、今からわたしが行くし。
他の時間に会ってるんでしょ?

「わたしが今から行きますよ。」と返事を返して、降りて行った。

そしたら、ムギは、小屋にいないのだ。

夫がトイレに入って覗いて来たのがわかったので、
「ムギいないじゃないの!」と聞いた。

そしたら、ムギの顔に、突風で飛んできた枯れ葉が当たって、
何かをされた!と勘違いしたムギが、
小屋を飛び出して行ってしまったというのだ。

でも、遠くには行ってないと思うよ、と言って、
夫が玄関から出て行き、庭でムギを探し始めた。

ムギの声が聞こえたので、ああ、いるんだな、とわかった。
「椿の根元にいるよ。」と夫が教えてくれたが、
ムギは、もともと、一対一でしか、会えない子なのだ。
夫がいたら、わたしのところには来るはずがない。

なのでわたしは、ああそう、と言って、
「ムギおいで~。ママ来たよ~。」と声を掛け続けた。

それでも、あまりにも来ないので、見に行くと、
庭の角の椿の木の根元に、うずくまっている。

風をよけているだけなのか、
それとも、パパとママが揃っていることが、もしかしたら怖いのか、
わからないので、必死に訴えかけた。
「ムギ、大丈夫だよ、風、怖いね。
小屋の中に入って、おかか食べようか?」

ムギは返事をするし、手を伸ばして体を撫でることも出来た。
でも頑として出て来ない。

風だけが怖いんじゃない。

昨日退院したばかりなんだもの。
本当なら、もっとナイーブなはずなのだ。

昨日、たまたま、私だけが迎えに行って私だけが会ったので、
ムギは恐怖心を抱かずに、帰って来たし、乗ってもくれた。

でも今日は、パパとママが両方居て、自分を探している。
ボク、また捕まっちゃうんじゃ?と
怖かったのではないだろうか。

だから、深追いせず、風が強くて座ってても体が揺れるので、
一旦帰った。

一時間後に、また行ってみた。
今度は小屋にはおろか、庭にもいなくなってた。

わたしは、気が変になって、
わいわい寄って来るちまに、「うるさいっ!」と怒鳴った。

ムギとうまく会えないと、駄目なのだ。
自分は何も失敗はしていないのに、
わたしが会う時間にたまたま夫が会っていたのがダメだったのだ。

他の時間にしてくれてもいいじゃないか。
早朝から起きてるんだから。

イライラが半端じゃないので、頓服を飲んだ。

ムギを見かけたらメールください、と夫にメールして
わたしは、失敗してまずくなってしまったパスタを胃に流し込んで、
オリンピックをながめるともなく見ていた。

羽生君が、金メダルを獲った。
彼が人気があるのは、
古来の日本人っぽい顔立ちに、みんな気品と知性を感じるからだ。
彼の中には古代の神がいるなあ、と思いながら見ていた。

女子の、浅田真央さんは、弥勒菩薩のような風貌が、
人をこよなく惹き付ける。
あの、仏様のような福耳。

9時に、ムギ帰ってるよ、とメールをもらったので、
降りて行った。
母屋の門を入って、「ムギちゃん」と声をかけると、
ムギは小屋から出て来て、車の横に座った。

わたしが反対側から回ると、ムギの姿が消えた。

あきらかに、警戒レベルだ。
覗いたら、車の下にいる。
「ムギ、大丈夫だよ。ママ一人だよ。おいで。」
そう言うと、ムギは出て来て、わたしの真後ろで伸びをして、
床に上がって来て、いつものように、脚に乗ろうとした、
まさにその時、突風が吹いた。

ムギはわたしを飛び越して、また車の下に隠れてしまった。

ムギ、風強くて怖いね、小屋でおかか食べよう?

そう言っても、ムギはじりじりと車の前の方に行ってしまった。
わたしも車の前に行き、ひざまづいて、
「ムギ、怖くないからおいで。ママ待ってるよ。おかか食べよう?」
と、頭を撫でて誘った。

餌で釣られる子ではないのはわかっているが、
どうしてもどうしても、ムギと触れ合いたいのだ。

ムギは来てくれた。
わたしに乗る…とみせかけて、小屋に入ったので、
「うんうん、いいよムギ、寒いから小屋にいな。おかか入れてあげる。」
わたしが器におかかを入れていたら、小屋にいればいいのに、
ムギは外に出て来てしまった。

そして風に吹かれながらおかかを食べ、
食べ終えると、すすっと、いなくなってしまった。

周辺を探したが、完全に、「食い逃げ」された。

これでは、会えたとは言えない。
全然、ムギが足りない。充電したい。

わたしはおかしくなって帰って来て、
このままだとヤバい、と思って、
しかたなく、もう一錠、頓服を飲んだ。

駄目だ。
ムギとうまくいかないと、何も手に着かないし楽しくなんてない!

このあと、また行くけれど、
出て来なくていいから、乗ってくれなくていいから、
小屋に入っていて欲しい。
寒いから。
望みはそれだけ。

ムギ、もう捕まえないから、怖がらないで…。
お願いだよ…。

                                         伽羅moon3



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