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体力なさ過ぎ。

今週は、わたしにしては珍しく、
火曜日に美容院の予約が入っているだけだった。

知人で、古くからの知り合いである、有名な猫造形作家さんの、
DMをもらっていた。

年に二回は東京で個展をしているのだが、
スケジュールが合わなかったり、
わたしの気持ちが行きたい方向に行かなかったりして、
しばらく、行けてなかった。

ずっと長く、銀座の、猫作家さんのみの個展を行うギャラリーで、
彼も個展を開催してきていたのだが、
オーナーがご高齢になり、ギャラリーを閉鎖されてからは、
個展の会場が毎回違う。

DMの地図を見ては、この場所にはたどり着けないなあ、と
諦めることも多かった。

今回は、京橋だった。
あの辺は道が斜めじゃなく碁盤になっているので、
行くときは、一番近いと書いてある、宝町の駅で降りて、
地図を頼りに行けそうに思った。

帰りに、東京駅に行こう!
高い牛肉のお弁当を、「見学」してこよう!

火曜日で終わってしまうので、月曜日に思い切って出かけた。

本当は、もっと早く出掛る予定で起きたのだが、
ちまが吐いてしまったので、まさかそのまま出かけるわけにもいかず、
様子を見て、スープをやって、様子を見て、
カリカリを少しやって、様子を見ていたので、
スタートが大幅に遅れた。

それでも、久しぶりに地下鉄に乗って、
目指すギャラリーに、たどり着けた。
路地、と書いてあったが、路地っていうか、
これって、ビルとビルの「隙間」だよね?ぐらいの、
細い路地にあった。

ドアを開けると彼がいて、わあ、伽羅さん久しぶり、
何年ぶりだろうね、と言われた。

そうか、そう言われれば、3年くらい、来れてなかったかもしれない。



彼とは、昔、とある店の、造形作家さんの集まりで出会った。

お互いに、その店に作品を委託して置いており、
お互いにお互いの作風に惚れていて、
初めて会った時は、すごく嬉しかった。
年齢も近く、彼もまた、もとはグラフィックデザイナーだったこともあり、
親しくなった。
手作りの作品を、アート系のフリマで売り始めたことがスタートだったのも、
同じだった。

彼はすぐ、有名なプロデューサーに才能を見抜かれ、
バックがついて、瞬く間に売れっ子の猫作家になった。

最初は、立体の猫を作るだけだったが、
そこは元がグラフィックデザイナーなので、多才で、
作品写真も自分で取って作品集を出したり、
日本画を書いたり、書も素晴らしく、
墨絵も味わい深く、
いまでは海外からのオファーも来ている。

わたしは、相方と駄目になり、造形からは遠ざかってしまったが、
彼とはずっと、仲間意識があって、
誕生日にはメールをしている。

線の細い、いわゆる、やさ男で、
人生も波乱で、あらゆることを経験して、
今やっと、穏やかになったそうだ。

それが作風に、如実に表れていた。
初期の頃のあの繊細な筆のタッチが、戻って来ていた。
売れっ子で、ストレスを抱えながらやっていた時より、
はるかに、彼の作る猫たちは、イキイキとしていた。

お客さんが他に居なかったので、一つ一つの作品について、
じっくり説明してもらったり、
わたしは、ちまの天真爛漫さと、
ムギをガレージで飼っている事情を話した。

ずっと罪悪感で辛くてたまらなかったんだけれど、
この間退院して来たときの、ムギの喜びようを見たら、
今のムギには、この暮らしでも、幸せなんじゃないかなって、
思えるようになった、と話したら、
彼も、猫によるし、すべて部屋に閉じ込めておくことだけが、
いいとはいえないんじゃない?と言ってくれた。

じっくり話し込んでしまい、でも、いつもなら色んなファンの方で一杯なので、
ゆっくり作品を見れて、話せて、行って本当に良かった。


東京駅に行くことは容易かった。
でも八重洲側なので、丸の内側の、あの美しいであろう姿を、
見に行く時間はもうなかった。

東京駅の、キャラクターストリートをちょっと見て、
繋がっている大丸のお弁当売り場に入って、
東京駅が改装されたときに何度もテレビで見た、
お高い牛肉のお弁当などを、「見学」した。

わたしが行っているカウンセリングの街にはデパートがあるので、
そこに入っていないテナントで、
食品の催事にも来たことがない店で買おうと思って、
見て歩いて、
亀戸のお弁当屋さんで、牛肉のお弁当を買った。

それで帰途についたのだが、
帰宅ラッシュに巻き込まれてしまって座れず、すごく疲れてしまった。

帰って来て、ちまに餌をやって、シャワーして、
急いでムギに会いに行った。
ムギは、わたしが帰って来たのを知っていたのだろう、
もう庭の真ん中で、待ち構えていてくれた。
一時間ほど一緒に過ごした。


部屋に帰って、お弁当を食べ、洗い物をして、
さて何か見ようかと思ったのだが、
ドバっと疲れが出た。

だめだ、起きていられないや。
ムギに、また夜中に来るからねって言ったけど、
ごめんよ…。
10時半に、夫に、夜中にムギのところに行けない旨をメールして、
11時くらいに倒れこんだ。

途中、2時くらいに一回起きて、
くしゃみがひどかったので、葛根湯を飲んで、
ちまが、ゴハン、ゴハン!と言うのであげて、
また寝た。

そのまま午後まで寝た。
寝すぎて、腰が痛かった。

体力ないなあ。
すぐに疲れてしまう。

今週はちょっとゆっくりしよう。
でも、行きたかったところに自力で行けて良かった。

                                             伽羅moon3


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