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病は怒りから。

「病は気から。」という言葉が古くからあるが、
これは、うつ病の人に使うと、とんでもないことになる。

気の持ちようでどうにかなるだろ、
前向きに生きれば治せるだろ、と、
聞こえてしまうのだ。

そんなことを言われてしまったら、生きる気力を逆に失くす。
絶対に言ってはいけない言葉だ。

前向きになれないから、発症したのだ。
前向きであることのみが、美談なのか?



けれど、一方で、体の病気で、
「気」から、なってしまう病気があるのだと、
わたしは自分でわかってしまった。

自分の中に居る、怒りに震えて立っている少女を描いた時、
すごく自然に、
そうそう、こんな風に下を向いて顔なんて全然見えない角度なのに、
その顔まで、怒りで肩が上がってしまっている。

わたしが、証明写真を撮ると、必ず肩が上がって写るのは、
その怒りが写っているのだ。

そうそう、こんな風にいつも拳を強く強く握りしめて、
かたくなに耐えているから、
リウマチになって、指が痛くて開かないんだ。

少女を描きながら、わたしはわたしの病の原因が、
自分の「怒り」にあることに、とても納得した。

開いて立っている足の指までが、
怒りで、くの字に曲がっている。



すべての病気が科学的に判明できるものではない。
それは、「気から。」、つまり、ストレスによって引き起こされるものが、
おそらくはほとんどだと思うからだ。

怒りで体中を震わせており、
その子が暴れないようにきつくロープでがんじがらめにしていて、
わたしの実物の体は、金属かと思うくらい、硬いそうだ。

マッサージ師さんが言っていた。
塩ビじゃなくて、金属のパイプを押しているような硬さです。って。

夫からは、無理を言って、月に2回、マッサージに行ける予算を、
もらっている。
でも、一回分は生活費に含まれているのだが、
二回目の分は、ずっと「特別加算」のままである。
だから、本当は、二回目は、ぜいたくだ、ということだ。

それでも、安いところをみつけて、
体を理解してくれ、話も合う、素敵なマッサージ師さんと出会えて、
月に2回行っているが、
このところの疲れは、もう追いつかない。

背中が、亀の甲羅になっているのがわかる。
脚も辛い。首も痛い。辛い辛い辛い。

とてもじゃないけれど、何もできない。

昨日、マッサージに行ったが、今月は、もう、月末までは、
体がもたない。
わたしは来週にももう一回、予約を入れた。
とにかく、体をどうにかしないと、何もできないのだ。

でもそれだと予算はオーバー。
どこを切り詰めるか。

まずはパン屋に寄ることを禁止した。
食パンも、スーパーの安売りになっているものにする。
これで、数千円、浮くはずだ。

年明けからの、激しいストレスによる過食で、
わたしはパン屋のパンに膨大な金額をつぎ込んだ。

箱に入ったチョコはもう買わない。
お肉も食べなくていい。豆腐か卵でいい。
野菜も腐らせてるから、
安売りの野菜ジュースでいい。

来月は息子たちが来るから、
お寿司を取ってやりたい。
その分は残しておきたい。


そうやって、節約して、マッサージ代を捻出しようとしているのに、
夕べ、酔って帰って来た夫が部屋に来て、
「指、痛い?」と聞く。
「痛いよ。」
当たり前じゃないか。リウマチで、指の痛みが治らなくて、
病院に通って、薬を飲み、高い注射を自分で打ってるんだから。
「肩、揉んで欲しいんだけど。」
夫は、酔うと必ずこれを言う。

わたしが思うに、酔った時の夫は、姿勢が悪すぎる。
一次会からガバガバ飲んで、一次会でもう、
頭を下に垂れて、寝てしまう。
寝ないにしても、首が前に出て来て、目が座り、
すごく姿勢が悪くなる。
だから、酔ってると、肩が痛むのだ。

あなたには、月の予算なんてなくて、いくらでもお金を出せるんだから、
マッサージに行けばいいじゃない、と以前言ったら、
「行ったことないから嫌だ。」
幼稚園児か。


とにかく、わたしはいま、生きていることで必死なのだ。
そしてその「必死感」を見せないようにすることに、
必死なのだ。

頼むから、地雷を踏まないでくれ。
頼むから、あの子を出させないでくれ。

お金で買えるものは、
物でも時間でも労力でも、全部買ってくれ。

頼む。
刺激しないでくれ。

                                            伽羅moon3

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