« こうして生きて行く。 | トップページ | つい弱音が出る。 »

長生きしたくない。

先週の金曜日に、お姑さんが、帰っていらした。

骨折して緊急入院したのが、6月4日だったから、
丸々三カ月もの入院&リハビリだったということだ。

わたしも、そんなことにならないよう、怪我をしないよう、
細心の注意を払って暮らさなければ、と思った。
自分が入院してしまったら、猫たちの面倒を見れない。
それが一番困るから。

お姑さんは、体には全く悪いところはなく、
きわめて元気。
食欲もあるそうだ。
リハビリの順調で、階段の上り下りや、お風呂のふちをまたぐ、
みたいなことも可能だと言って帰された。

その時に、自力でトイレに行けるが、たまに失禁もあるので、と、
オムツで帰って来たそうだ。

その言葉通りなのかと思っていたのだが、
実際に暮らしてみると、
もう、全オムツ生活じゃないと、無理なようだ。
わたしもさっき、夫から軽く聞いただけなので、
深くは立ち入っていないが、
夫は朝、まずお姑さんのオムツを替えることをしなくてはならないそうだ。

すごく気の毒な気持ちになった。
夫は退職して、今は嘱託勤務なので、
早朝、自分でやっていた仕事はもうやめたが、
朝ご飯を作って、お姑さんに食べさせなくてはならない。
ゴミ出しをして、庭の花に水をやって、
ムギにも朝ご飯をあげて、もちろん会えればラブラブしたいだろう。

通勤時間が一時間半もかかるので、
夫は7時半には家を出るのだが、
いくら5時に起きても、こんなに用事があると、
忙しすぎて大変だ。

オムツだけでは受け止めきれないので、敷きパッドも併用しているのだが、
昨日は、オムツだけみつかって、パッドが行方不明で、
長女と捜索したら、押入れから出て来たそうだ。

せっかく新しく買ってあげた、肘付きの椅子も無残なことになったらしく、
夫がわたしのところに来て、
捨てていいような丸い平たいクッションあるかい?というので、
押入れから探してもらって、持って行ってもらった。

寝たきりで、オムツ交換ならば仕方がないのだが、
本人が動き回るので、厄介なのだ。

昨日、夫としみじみ話したのだが、
これが赤ちゃんならば、3年もすれば自力でトイレに行くから、
それまでの辛抱だって、我慢できるけれど、
あと何年生きるのかわからないし、希望は持てないよねって。

わたしも、ムギを部屋に入れた時、
ムギが故意に、いけない場所でオシッコをジャアジャアするのだと知って、
これが赤ちゃんなら、あと3年、と我慢が出来る、
でもムギのことは可愛いから長生きしてもらいたい、
すると、あと10年も15年も、
こうして毎日、オシッコやられるの?と思った時、
心から絶望したのだ。

だから、すごくよくわかる。

世話をしている夫は、すごく偉いと思う。
大変だし、辛いと思う。
だけど、「俺は赤ちゃんのころ、やってもらったんだからな。」と言って、
頑張っている。

すごいな。偉いなとしか、言いようがない。

やはりわたしには、お世話は無理だ。

何か後方支援で、できることをやろう。

テレビで、長生きするためには、なんて番組をやっているけれど、
わたしは、本当に、長生きには興味がない。
長生きしたくない。
大事な息子に、迷惑かけたくない。
疎まれたくないから、惜しまれるくらいで死にたい。

うちの両親は二人とも、
命に係わるような病気になり、手術をして、
乗り越えて長生きしているが、
お姑さんは、胆のうを摘出した以外、
どこも悪くなくて、体は元気なのだ。

9月生まれなので、もうすぐ91歳になられるが、
何か楽しみはあるのだろうか。
デイサービスに行き始めたので、その日が楽しみになればいいけれど。

わたしは絶対に長生きしたくない。
70代で死にたい。息子に迷惑かけたくない。

夫の精神がもつのか、心配だ。
色々わかってルーティンになれば大丈夫だよ、と言っていたが、
それでも心は辛いことが多いだろうと思う。

老人一人を介護するのに、こんなに人手がかかるとは、
知らなかった。
本当に大変だ。

                                              伽羅moon3

 いつもお読みくださり応援ありがとうございます。クリックお願いしますclover

|

« こうして生きて行く。 | トップページ | つい弱音が出る。 »