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類は友を呼ぶのかの話。

昔から、「類は友を呼ぶ」という格言がある。
これは、良きにつけ悪しきにつけ、似た者同士が集まるものだ、
という意味である。

それは確かに、そうだと思う。

そして、その真逆もある。

凹と凸が、ぴったりと合うように、
全然違うタイプの人が、補い合って成立するパターン。
これも、おもしろい仕上がりになる。
音楽バンドなどは、こっちがいいのではないだろうか。



わたしが、樹脂粘土を仕事としていた時、
広い部屋があるマンションに越して、お教室も開いた。
教室は、好きな仕事ではなかったが、
制作を続けるために必要な資金を集めることが目的だった。

また、相手先が大手だと、
仕事を依頼する時に、
こちらから出向くのではなく、必ず、向こうから見に来るのだ。

本当にちゃんと、工房を構えてやっているのかどうか、
信頼して任せられるかを、視察しに来る。

そのために、高い家賃を払って工房と教室を開いたのだった。
生活は困窮し、苦しかった。
けれど、大手デパートから声がかかり、
本部から人がやって来て、契約し、
数年にわたり、そのデパートで仕事をもらえたのは、
その部屋を維持していたからであった。



教室を開いている時、生徒さんは全員女性で、
20代後半の人がほとんどで、たまに、40代以上の人もいた。

その頃、流行ったものが二つあった。

一つは、
「話を聞かない男・地図を読めない女」という本で、
初めて、「男脳」と「女脳」に、明らかな違いがあるために、
両者は理解し合えない、と書かれた海外の本だった。

男性の脳と、女性の脳は、そもそも、形が違う。
女性の脳は、脳幹という部分が太く、
右脳と左脳を太く繋げることが可能なので、
複数のことを同時にこなせる、という説明だった。

テレビのついた部屋で料理をしながら片手では電話で喋る、
それが女性には可能だが、
男性の脳は、左右の行き来が少ないため、
同時進行が難しく、
洗面所で、仁王立ちになって、ただ、歯を磨くことしかできない。

しかし、男脳は、窓のない部屋に閉じ込められても、
どちらが北であるかがわかると言う。
道路の両側の色が乱れた看板から、
行きたい店を探すことは出来ないが、
400メートル先を右折、と言われたら、その400メートルはわかる。

物が氾濫している冷蔵庫の中で、
男は、目の前にある、バターの箱を見つけることができず、
すぐに、おーい、どこだ?と妻を呼ぶ。

女は地図の見方がわからず、車の向きに合わせて地図をぐるぐる回す。

これらは、すべて、脳の形の差で決まる、ということだった。


その本には、「男脳・女脳テスト」がついていて、
自分が、男脳と女脳の、いったいどのあたりに位置するのかを、
調べることが出来た。

一緒に仕事をしていた男は、完全な「男脳」だった。
男脳の中でも、最も下に位置していた。
息子もまた、はっきり、「男脳」だった。

ところが、わたしは、どちらでもなかった。

男脳と、女脳の中間にある、細いグレーゾーンの中の、
一番、男脳に近い箇所だった。

女性らしさに欠けるのだろうか?と思った。
謎だった。

面白かったので、お教室に来る女性、みんなに、
このテストをやらせてみた。

データとしては8人分くらい集まった時に、
「おかしい。」という話になった。

全員が女性なのに、「女脳」の人が、一人も、出て来ないのだ。
全員が、グレーゾーンなのだ。

これ、おかしくないか?とみんなで話し合った。
もしかして、世の中、女脳の人なんていないんじゃないの~?と
笑ってた。

ところがその後、たった一人だけ、
めっちゃ「女脳」の子が出た。
びっくりした。

女脳の人は、ちゃんといるんだ。
じゃあ、わたしたちが、本来は、少数派なのか?


わたしが作る作品や雑貨の世界観に惹かれて、
お客様になり、生徒さんにもなった人たちなので、
どうやら、感性の似た人が、集合したらしい、と、
思うしかなかった。


また、その後、「動物占い」というものが、大ヒットした。

これは、生年月日を使って作り出した数字を、
12種類の、動物に当てはめて分ける、というものだった。

占いとは、霊感を持たない人がやる場合は、
はっきりと、「統計学」であるので、あながち外れでもないはずだ。

そして、この占いでも、不思議なことが起きた。

12種類も、動物が用意されているのに、
わたしと、相方と、息子は、全員、「コアラ」だった。

そして、お教室に来ていた10人くらいを調べてみたら、
「コアラ」と、「ひつじ」に二分されていることがわかった。
しかも、圧倒的に、コアラの優勢だったのだ。

12種類も動物があるのに、
同じ種類の人が、この場所に集まっているということになる。

統計学であるので、これについては、とても面白かった。



余談であるが、生まれた日の月の形を調べる本を持っていた。
生き物は、満月の夜に生まれやすい。
サンゴが、満月の夜に、大産卵をするのと同じように、
人間だって、満月には出産が増えるし、
真昼間に生まれる子より、夜中に生まれる子の方が多い。

これは、地球が、月の引力による、潮の満ち引きに、
あらゆる影響を受けているからだ。

わたしと、息子は、同じ月の形の日に生まれた。
27日月、という、三日月とは逆型の、細い月の日だった。


統計学は、面白い。
地質学も、面白い。
もっといろんなことを知りたいが、
残された時間は長くはないので、
今持っている本を、もう一回読み返すのが精一杯だろう。

                                               伽羅moon3

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