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すっごい頑張れたと思う!

息子夫婦が来ることが、
今のわたしにとっては、最も大きな、楽しみなイベントだ。

日程はいつも、一か月前とかには決定するので、
当日に向けて、徐々に準備をしていく。

何を食べさせてあげるか。
何をプレゼントするか。

何を見せるか。何を話すか。

どういう順序で事を運ぶか。

わたしの脳内で、綿密に予定は組みあがっている。

それなのに、自分の気力・体力が、
追いついていないのだ。


わかってる。
無理をすれば、失敗するか、潰れる。

けれど、母親として、
手作りの料理を、息子に食べさせたい気持ちは大きい。

息子が23歳の時に、同居を解散した。

息子は念願の一人暮らしを始め、
わたしは再婚した。

一度、息子の部屋に行って、料理を作ってきたことがあるが、
その一回きりだった。

あとは、わたしには、料理を作れるような状況になく、
ずっと外で会って、ちょっと豪華な食事をしてきた。

息子が結婚してからは、夫を含め、いつも4人で会った。
彼らの部屋に行ったときは、息子が手料理をふるまってくれ、
それ以外は、ちょっといい居酒屋とかに行き、
夫がごちそうしてくれていた。


前々回、会った時は、うちに来てくれたので、
お寿司を取って、
わたしが、大根と豚バラ肉の煮物を作り、
夫が芋煮を作ってくれた。

その時は、料理をする自信がまだなくて、
いろんなおかずも入った、「寿司御膳」を取ったのだが、
ボリュームが多すぎて、全員、残した。

なので、次に来てくれることがあったら、
お寿司は握りにして、
もうちょっと料理を頑張りたいな、と考えていた。

なので、牛スジ煮込みと、白菜の和え物と、卵焼き二種、
枝豆、ナッツ、などを候補にあげた。

当日は、お昼12時に起きて、卵焼きを焼くだけ、という
プランで進行し、その通りに準備して、
ヘトヘトになって、寝た。



12時に起きれば充分なのに、どういうわけか、
朝の9時に目が覚めて、そのあと、全然眠れない。
6時間しか寝ていない。

大量の鎮静剤を飲んで寝る6時間なので、
薬が抜けないのだ。
でも、興奮しているのか、もう寝ることが出来ない。
仕方なく起きて、また簡単に掃除をしたり、
準備を続行した。

途中でもうへばってしまい、ユンケルを飲んだ。


夫は、お昼前に、お姑さんの食事の介助に行くつもりをしていたが、
「やっぱり今日は行かない。疲れました。」とメールが来た。

お姑さん、入院した日は超元気だったし、
点滴で水分が入っている間は、まあまあ調子が良かったらしいが、
点滴が外れて、水分を自分で飲んでくれる人ではないので、
一気に、おかしくなってしまったそうだ。

夫の精神的な疲労も、ピークだろう。
土日は子供たちに行ってもらって、
今夜は、飲んで楽しもうよ、と返事を返した。

そして、慎重に、卵焼きを作った。

卵焼きは、液体の時に舐めてみても、
出来上がりの味がいいかどうか、味見にはならない。

面倒で、何年もできていなかったのだが、
今年になって、メル友さんに、飯テロされたりしたりすることが増え、
卵焼きの写真にテロされて、
どうしてもどうしても、自分が作る卵焼きが食べたくなり、
何回も何回も作った。

最初は、調味料の感覚がつかめず、失敗ばかりだった。
わたしは5種類の調味料を入れて作る。

巻くのも難しく、火加減も難しく、
うまくできるようになるまで、半年かかった。

プレーンと、みじんに刻んだネギを入れたのと、2本、焼いた。
ネギは白い所が美味しいのだが、見た目も重要なので、
青い所との中間くらいの部分を刻んで入れた。

何とか、うまくできた。
切り分けるのは、食べる直前にしよう。


午後2時半に、息子たちがやってきた。

お茶菓子に、プリンを買って来てくれた。
(プリン率が高い。)
「飲み物、何にする? あるのはね、冷たい生茶、グリーンダカラ、
オランジーナ、水道水、熱い日本茶。」
わたしがそう言ったら、息子が食い気味に、
「オランジーナ!」と返事をした。
びっくり。
「キミもオランジーナ好きなの?」と聞いたら、そうなんだって。
なので、冷蔵庫から出して、ボトルで渡してあげた。
他の3人は冷たいお茶。

可愛い容器に入った、いろんなプリンを買って来てくれた。
4人が違う味をそれぞれ選び、回して、ちょっとずつ、味見をした。
そういうことを、嫌がらない子なのだ。

それから、高知に行ったときの、お土産をくれて、
行ったときの写真も見せてくれた。

お土産は、夫には日本酒の小瓶3本セット。
わたしには、柚子のハンドクリームと、
「ミレービスケット」をくれた。

この、「ミレービスケット」、高知の会社なのだそうだ。
知らなかった。
わたしが子供の頃、好きで、よく食べていたなじみのお菓子なのだが、
東京には売っていなくて、
「しるこサンド」も売ってなくて、
ミレービスケットも、しるこサンドも、西日本の食べ物であり、
東京にはないんだと初めて知った。

一昨年かな、「おかしのまちおか」という店で、
ミレービスケットを見つけた。
買って食べたら、懐かしくて美味しくて、
しばらくハマって、毎週買っていた。
夫にも食べさせてあげたことがある。


マツコさんの番組で、
マツコさんが、銀座の高知物産館で、ミレーを爆買いしたのを見て、
お嫁ちゃんが買ってみたら、美味しかったので、
本場、高知で買って来てくれたのだ。
小袋に分かれていた。
食べたくて、すぐに開けたら、
持って来た二人も、ああ、美味しいといって、
小袋ひとつ、食べてしまったよ。

お嫁ちゃんには、先日お誕生日だったので、
デパ地下で買った、可愛いアイシングのクッキーをあげた。
息子には、大好物の水ようかんをあげた。
お嫁ちゃんは、「可愛すぎて食べられない~。」と喜んでくれて、
息子は、
「わーい。和菓子に飢えてるから嬉しい。」と喜んでくれた。

お嫁ちゃんが、あんこが食べられない子なのだ。
息子は羊羹、饅頭、どら焼き大好きなのだが、
自分しか食べないものを買う子ではないはずなので、
会える時には、最近、ずっと色んな店のミニ羊羹をあげている。

わたしが子供の頃、
わたしは、父から、お小遣いをもらったことなんてなかったのに、
わたしのいとこ(父の弟の娘たち)に、お小遣いをあげたのを見て、
わたしは、寂しくて悔しくて、
こっそり泣いた経験がある。

それがあるから、片方だけに、何かを過剰にあげることはしない。

同じものをあげることが平等ではないので、
いつも、それぞれ、何をあげようかなあと、
デパ地下で迷っている。
とても幸せな時間だ。



長くなるので、続きます。

                                              伽羅moon3


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