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みっちりとした一日。

夕べも、ムギは帰って来てくれなかった。
わたしの呼ぶ声が、聞こえていないはずがない。
でも、帰れない、もしくは、帰りたくない理由があるのだ。

悲しい気持ちで部屋に戻る。

寝付くときも悲しいので、気分転換に音楽を聴く。



サイレースのおかげで、寝つきは良くなって、救われている。
でも、日中もだるくて眠いので、
起きた時のセロクエルを勝手にやめた。

今日はカウンセリングの予定で、アラームをかけていたが、
午前中に、出張先の夫からメールが入った。

眠くて辛かったら、返事をしないのだが、
その時、ものすごく嫌な悪夢を見ていたので、
起きてメールのやり取りをした。

意外にすんなり起きられたので、そうだ、自由が丘に行こう、と
思い立った。

eccoというブランドの靴が、傷だらけになってダメになったので、
自由が丘の直売店に、行きたかったのだ。

もう7年くらい、履いたと思う。

夏場、サンダルも履くが、足がすごく疲れてしまうので、
やはり、靴を履きたい。
でも、今は安物の合皮のベージュの靴が一足あるだけ。
あとは黒と茶しか持ってない。

夏場になってるから、
サンダルとスニーカーしか置いてないかなとも思ったが、
他にも行きたい店があったので、とにかく、自由が丘に行った。

自由が丘は、線路が斜めに交差している街で、
わたしは、絶対に迷う。
けれど、eccoの店は、改札の真ん前のビルにあるし、
もう一軒行きたい雑貨屋も線路沿いなので、
勇気を出した。

eccoでは、女性の店員さんが、あれやこれやと出してくれたのだが、
わたしは、紐の靴は、カジュアルすぎて履かない。
サンダルは要らない。
黒い靴は間に合ってる。
薄い色のスリッポンを探しているだけなのに、
色々履かされて、
そのたびに、鏡を見せられて、
げんなりした。

醜い、太った体。
たるんだ顔。


じゃあもう、秋にまた来ますね、と帰ろうとしたら、
店長さんが、わたしを接客してくれていた店員さんに、
「この靴、中敷きを外せて広がること、話した?」と聞いた。
彼女は、その情報を知らなかったらしい。

わたしが唯一、これならば、と思った靴だったので、
中敷きを外してもらって履いてみたら、何とか入る。
異常にに甲高な足なので、大変なのだ。

まだキツイと言ったら、店長さんが、
「革を柔らかくするスプレーを使って、全力で伸ばすので、
お時間いただけませんか?」と必死。

その靴は、色もデザインも気に入ったので、買うことにして、
最大限、伸ばしてもらった。

ピンクベージュの、キルティング模様のスリッポン。
27300円…。
高い。

しかし、この前の靴は7年履いたし、その前の靴も、10年履いた。
だから、ここのは、丁寧に扱えば、長持ちする、いい靴なのだ。
もちろん、修理や調整もしてくれる。

全力で伸ばしてもらって、それを買った。

そのあと、ランチにパスタを食べて、行きたかった雑貨屋にも行けて、
そこから、カウンセリングに向かった。



カウンセリングでは、あまりにも自己肯定感が低いことを話した。

仕事で褒められたことは多々あれど、
性格的には、ほめられたことはなく、
自分でも、自分の悪意はよく知っている。
母と同じ狂気を持っていることも、知っている。

だから、抑えて生きてるけど、
そんなわたしを、好きだと思ってくれる人がいることが、
どうしても、信じがたいのだ。

性格的に、ほめられる箇所が、見つけられない。

とある面接で、最後の質問として、
「では、あなたの長所を言ってみてください。」と言われた時、
わたしは、固まった。
なんにも、思い浮かばない。
全く、思い浮かばない。
ああ、この面接、落ちたな、と思った。

落ちた。



言い方はきついし、人にも厳しいし、
優しくなんてないし、慈悲深くもないし、
全然、いいところがわからなくて、と話した。

そしたら、カウンセラーさんが、
「誰かに、ほめられたことはないの?」とおっしゃった。

ないのである。

能力をほめられたことがあっても、
性格をほめられた試しがないのである。
そう答えたら、カウンセラーさんが、探してくださった。

あなたは、文章の組み立てがうまいので、話が分かりやすく、
酷い仕打ちを受けたことを生かして、息子さんを立派に育てた。

時間や約束事をしっかり守るので、非常に信頼ができるし、
何よりも、とても、ピュアですよ。
そう言ってくださった。


うん。ピュアって、響きが素敵なんだけど、
これって、すごい、生きづらいのだよ。

ゼロか100で生きているので、
限りないグレーゾーンを漂いながら生きている人たちに比べて、
傷つきやすく、壊れやすい。

きっと、もっとグレーでいいんだろうにね。



帰って来たら、庭で、ムギが待っていた!
「ムギ! 来るから、待っててね!」と声をかけて、
急いでちまに餌をやり、急いでシャワーして、
ムギに会いに行った。

ムギは喜んで、ゴロンゴロンしてくれた。

ムギ、久しぶりだね。
会いたかったよ!

ウェットシートで体を拭いたら、真っ黒になった。
もう一枚使って拭こうとしたら、脚に乗ってくれた。
ムギ、こんなに真っ黒。
戦闘でもあったの?

綺麗に拭いて、ブラッシング。

お腹もペコペコだったらしく、おかかを要求。
食べて、すぐまたくっついてくる。

乗ってみたり、降りて座って、ゴッツンコしてきたり、
隣にゴロンと横になってくつろいだりして、
まるで部屋の中にいるように、一緒に過ごした。

2時間、一緒にいたよ。
帰る前に、抱き上げて、抱きしめて、「ムギ大好き!」と言って、
降ろした。

会えるとこんなに幸せなんだから、いつも会ってくれたらいいのにな。

勝手なこと言ってるよね。
ごめんよムギ。

夏になったら、乗らなくていいから、
こうやって、ダラダラ一緒に過ごそうね。


盛りだくさんな一日でした。

                                                伽羅moon3
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