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すねる猫。

ムギは、本当に人間臭い、おもしろい猫だ。

一昨日の夜中、会いに行ったら、
ムギは留守だった。
夕方あげた、餌にも手を付けていない。

急に不安になり、ムギを呼び続けた。

いつもなら、例えば、2分に一回、くらいのペースで呼び、
ムギから、「ママ、まだ居る?」と声がかかり、
わたしが返事をすると、ムギが帰って来るシステムだ。

けれど、不安のあまり、連続して呼び続けた。

すると、しばらくして、ムギが無言で走って来て、
いきなりわたしの脚に乗った。
びっくりした!

連続して呼んでいたので、声を掛けるタイミングがなかったのか、
もしくは、「んもう~、やめてよ、恥ずかしい~。」
って感じ?
そっちの雰囲気だった。

でもとにかくムギが帰って来て乗ってくれたので、
二人でひっそりと、過ごした。

乗っていてくれるのは嬉しい。
もう昼間は暑いので、ムギはあまり乗らない。
脚の横に座るか、伏せしてピトッとくっつく。

夜中だから乗ってくれていて、リラックスしてくれてるんだ。

でも、3時になり、3時半になっても、ムギは下りない。
「ねえムギ、ママそろそろ帰ろうかなあ?」
そうささやいてみたが、無視。
わたしも、いくらでも一緒に居たいけれど、
ここで朝を迎える勇気はないのだ。

そこで、抱っこ作戦発動。

ムギを抱き上げて、胸に抱っこする。
軽く抱きしめて、ムギ大好き!って耳元でささやく。

ムギは、降りようとするので、その隙に帰る作戦なのだが、
ムギは、降りて、すぐさままた、わたしの脚にしがみついた。

うん。そうだよね。一緒に居たいよね。
それはわかるよ。ママも同じだよ。

でももう、明るくなって来ちゃうの。
パパ、起きて来ちゃうよ?

心を鬼にして、ムギを抱き上げ、胸に抱きしめて、
頭の匂いをすんすん嗅いだ。
ムギ特有の匂い。

ムギが身をよじったので、抱えたまま小屋に入れた。
餌も入れた。

ムギは少しだけカリカリと食べたが、すぐまた出て来た。
ムギ、ごめんね、ママ帰るね。
ムギを残して、わたしは部屋に帰った。



翌日の夕方。

降りて行くと、ムギは爪とぎの座面に座って、
門を見張っていた。
当然、目が合う。
「ムギちゃ~ん。」と呼んで、車の後ろに回ると、
ムギの姿は、ない。

車のタイヤの向こう側に、隠れているのだ。
隠れてると言っても、シッポがだらっと出てるから、
本格的に隠れているわけではない。

わたしが座って、落ち着けば、寄って来ると思い、
座って、呼んでいたが、
ムギは、一向に出て来ないのだ。

5分経っても、来ない。

おかしいなあと思って、わたしが体を移動して、
ムギを覗いた。
「ムギちゃん、ママ、会いに来たよ?」
するとムギが、「にゃあおうんん。」と鳴いた。

ムギ、完全にすねていた!

顔と鳴き声で、わかった。
ムギは明け方のことを、根に持って、いじけているのだ。
もっと一緒に居たかったのに、小屋に押し込まれた!と
思っているのだ。

だから、ちょっとだけ隠れて、
いじけてますって、伝えて来てるんだ。

にゃあおうううん、と鳴く。

「ムギ、ごめんよ。だってもう、朝になっちゃいそうだったからさあ。
機嫌直して、おいで。ムギおいで。」
と説得したら、
やっと、甘えた声を出した。

意地を張っていても、顔を見てしまったら、
やっぱり甘えたいのだ。

やっと出て来て、乗ってくれた。



ちまは、情緒が安定した、天使のような子なので、
すねたり、いじけたりするムギが、まるで人間の子供のようで、
すごく面白い。

今朝は、夫が会いに出ているのに、
小屋の中で、狸寝入りをしていたそうだ。

もちろん、パパが来てるのはわかっていて、
寝たふりしてる。
ツンツンしても、知らんぷりだったそうで、本当に面白い子。



今日は夕方行ったら、
小屋の前の敷物に、伏せして待っていて、
大きな声で延々鳴いて、待っていたアピール。

その後、わたしが座ると、コンクリでゴロンゴロンして、
見て見て、可愛いでしょアピール。

そのあと、ようやく、隣に来て座った。

冬場は、ひたすら乗ってくるまれて過ごしていたが、
暑くなったので、乗っても数分。
あとは隣で座っていたり、伏せしていたりする。

風の匂いを嗅いでいるムギは、気持ちがよさそうに見える。


夜中、また行くけど、会ってくれるかな?
呼んだら帰って来てくれるかな?

ちまは、腎臓病の療養食を、喜んで食べている。
いじらしい。
もらえれば、何でも嬉しいようで、
おかかやちゅーるをあげなくなったのだが、
特に不満は出ていない。

天使ちゃんだね。

ちまにはうんと長生きしてもらいたいので、
一緒に頑張ろうね。

                                               伽羅moon3

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