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大好き!カラオケ。

わたしが、いつから歌うことが好きなのか、
あまり記憶していない。

母はひどい音痴なので、子守歌を歌ってもらったことはない。

父は音楽は結構好きで、
やっと、ステレオを買えるような暮らしになった頃、
グレン・ミラーや、アルゼンチンタンゴや、
映画音楽のレコードを買って聴いていた。

わたしは、小学生の頃は、すでに歌は好きだったし、
少し得意な方だったかもしれない。

特に、ハモリが上手だったので、
同じクラスの、ボーイソプラノの男の子と、
各クラスを回らされて、
見本として、前に立って歌った。

中学生では、合唱クラブに入り、
ここでもとても楽しかった。
クラブ活動が終わっても友達と教室でハモり、
帰り道でも歌いながら帰った。

ステージで全校生徒の前で、二人でハモりで歌ったこともある。

小学生でもう洋楽(当時のグラムロック)を聴いていたので、
英語の歌も歌った。
発音も自然に覚える。

お風呂場だと、声にエコーがかかって、うまく聞こえるので、
わたしは毎日、お風呂で歌っていた。

母に、「なんで歌うの?」と聞かれたことがあったが、
変な質問だね。
好きだから歌ってるだけなのに。



カラオケの進化を、まさしく見て来た世代だ。

昔は、ママさんがいて、お酒を飲む、スナックに、
でっかいサイズのカセットのようなものを突っ込んで、
曲が流れ、
歌詞カードを見ながら歌う、というものしかなかった。

歌うためには、スナックに行くしかなかったのだ。

その後、レイザーディスクというものが発売になった。
大きな機材に、レコード大のディスクを入れると、
画面に、画像と歌詞が出る、という画期的なものだった。

同じころ、田舎では、列車のコンテナを道路に置いて、
中にカラオケの機械を入れて、数人で楽しむ、
いわゆる「カラオケ・ボックス」というものが、出来始めた。

東京でも、ゲーセンや、ボウリング場などに、
カラオケルームが、出来始めた。
その当時にやっと、通信カラオケが生まれたのである。

でも、当初は、通信回線が混んでいると、
曲が始まるまで何分も待ったり、
キーが変えられなかったり、曲数も、もちろん少なくて、
カラオケ代も、割高だった。



カラオケがあちこちに出来てからは、
とにかく、よく行った。
歌うことが大好きだった。

ママ友さんと、子連れで行ってたこともある。



スナックで勤めていたことがあったので、
結構たくさん、歌を知っている。
お客様からの要望もあるので、デュエット曲とかも覚えなくてはならない。

息子が、音楽好きだったので、
新しい曲は、息子に録音してもらって、聞いて練習した。
だから、年配のお客さんでも、若い人でも、
わたしは歌には付き合えた。


息子が高校生の頃、わたしの飲み仲間だったグループでは、
一次会で飲んで、そのあと、必ず、カラオケに行った。
もう、めちゃくちゃ楽しかった。

その中の一人は、
自分は音痴で、まったく歌えないけれど、
カラオケの雰囲気は好きだから楽しい、と言って、
一緒に来て、割り勘で払ってくれてた。

もう一人、歌は好きなのに、
「自分は下手だから。」と尻込みしている人がいた。
歌ってみてもらうと、決して、上手とは言えないが、
全然、下手じゃない。

聞いたら、昔、奥さんに、
「あなたは歌が下手だから、歌わない方がいいよ。」と
言われたのがきっかけだったそうだ。

わたしは猛然と反論した。

なんで、うまく歌えなくちゃいけないの?
お金もらって、歌う人は、そりゃ、うまくなきゃいけないけど、
わたしたちって、お金払って、歌ってるんだよ?

上手である必要なんてないし、歌いたい、好きな曲を入れればいい。
みんなそんなに、気にしてないよ。

自分が歌ってみて、ちょっとでも楽しければいいんだよ。

そもそも、あなたは、全然下手じゃないよ?


わたしが年上の男性に物を申せる立場にはなかったが、
意外に、「下手だと思ってる」人には、
こんな風に、単なる、思い込みの人が多いのだ。

ちょっとキーが合わなければ、落としたっていいんだし、
知ってる部分だけ歌ってもいいんだし、
そんなことは、誰にも制限される理由はない。

自由でいいんだよ。
楽しもうよ、とわたしは説得した。


それから、彼は、色々歌うようになった。
中には、声とすごく合っていて、うまい歌も出て来る。
わたしはそれをほめて、この歌を、持ち歌にするといいよって、
教えてあげた。


歌うって、本来、楽しい行為なのだ。
「縛り」が解き放たれたら、とても楽しい行為のはずなのだ。

仮に、もし、下手だとしても、
歌って楽しかったり、発散できるならそれがいいし、
逆に、この曲を歌えるようになりたい!って、
頑張ってみることも、また、楽しいと思うのだ。

大いなる自己満足で、いいのだ。

聴く方が好きな人もいる。
自分の好きな歌を、上手な人に歌ってもらって満足する人もいる。

それぞれが、思い思いに、楽しめばいいと思う。

わたしにとっては、それが、カラオケ。
大好き。

                                                伽羅moon3
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