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寝ないと死ぬ。

うつ病と診断される前から、入眠は困難だったが、
診断されて、治療を始めてから11年、
ここまで、寝付けない日々が続いたことはなかった。

すごくすごく、辛い。

寝付けないことも、もちろんしんどいのだが、
共感されず、責められることが、最も辛い。

病気の一症状なのに、なぜ責められるのだろうか。

骨折の人やガンの人は責められないのに、
なぜうつ病で責められるのか。

責めることで、自分のうっぷんが晴れて、楽しくなるのか。



うつ病と診断されても、わたしには、希死念慮はなかった。
最初は、治ると思っていた。

これはもう、治らない、一生の付き合いだとわかっても、
絶望して、死にたいとは思わなかった。

ここに来て、なんでこんなに死ぬことばかり考えるのか、
自分でもよくわからない。
母がひどいのも、夫に責められるのも、
今に始まったことではないのに。


夕べは、夜中、ムギが小屋に入っていた。
ちょっと肌寒いので、多分、ちょうどいい温度だと思う。
昼間は外でゴロゴロしてればいいけれど、
夜中から朝になるまでの時間帯は、
まだちょっと肌寒いので、弱い方で暖房を入れてある。

敷いてあった遮熱マットや、
ドームベッドにかぶせてあったひざ掛けなどは、もう取り外した。

ムギは甘えた声で鳴いた。
おいで?と言ってみたが、ちゅーるを先に小屋で食べたいようだ。
差し入れてやると、美味しそうに舐めて、
それから、出て来て乗ってくれた。

お礼も兼ねて、わたしを癒してくれた。
ありがとうね。
猫なのに、気を遣ってくれたね。

ちまが隣で寝てくれるというし、
夕べは、本当に久しぶりに、「眠い」という感じを味わった。

いつもは、薬で、強制的に終了しているのだ。
眠くなって安らかに寝るなんてことは、
うつ病になってこのかた、経験していない。

本当に久しぶりに、ぐっすり眠れた。
9時間寝た。

起きた時に、うつ状態ではなかった。
眠れるって、何て気持ちがいいんだろうか。

ちまは、お腹が空いて、大騒ぎ。
でも偉い子で、決してわたしを起こそうとはしない。
起きそうになってわたしが動くと、
胸に乗って、顔を舐めて来るのだ。
いじらしいよ。


いただきものの高級なジャムを塗ったトーストを食べ、
夕飯を作ることにした。

このところ、きちんと料理が出来ていなかった。
起きていることがしんどくて、
生きていることも、しんどくて、
食べ物も、なんかもう、適当でいいやって思って、
出掛けた時は、割引になってるお弁当を買って済ませた。

今日は、自分一人のために、丁寧に、カレーを作った。
誰か、芸人さんも言っていたのだけれど、
市販のカレールーを使って作るカレーは、
変に隠し味とか入れるよりも、
箱の説明書き通りに、きっちり作ると、これがまあ、おいしいのだ。

わたしは材料を計ったことなんかなかったし、
参考にしてたのは水の量だけで、
隠し味にいろいろ試したけれど、
一人のために少量作るようになって、箱の説明通りに、
きっちり時間もタイマーで計って作る。
実に美味しいのだ。
お試しあれ。

そのほかに、ゆで卵のサラダと、三つ葉のお浸しを作った。
完璧!

夫の着るものにアイロンかけをして、
それから、ムギに会いに行った。

ムギは今日はずっと小屋に居たようだ。
喜んで出て来て乗ってくれた。

昨日は、わたしは体調が悪く、ムギを乗せてウトウトしてしまった。
心も体も、ずっと不調のままだった。

でも、しっかり寝たので、今日は調子がいい。

一時間半、ムギと過ごして、降りてもらい、
部屋に帰って、作った夕飯を、ゆっくり食べた。

きちんと作ったご飯って、なんておいしいのだろう。

今は、何でもお金で買えるし、
わたしは、買えるものなら、
サービスでも品物でも、全部買えばいいという主義だけれど、
自分のために料理をして、
栄養のバランスも考えて、
きちんと作ってゆっくり食べる食事は、
お金では買えない、何か、いい感じのものがある。

いつも代り映えしなくても、
手作りお弁当に、飽きないという理由が、ここにありそうだ。

カレーは3回分くらいあるので、まだまだ楽しめる。


今日のところは、死にたいと思ってない。

つまり、人は、眠れないと、死ぬのだ。

それは、体の死か、心の死か、どっちかわからないけれど、
眠れないと死ぬことになるのがわかった。

うつ病患者さんの家族さん。
どうか、患者さんを、追い詰めないでください。
お願いです。

死に至る病であることには、変わりがないので。

後悔することになりますよ。

                                                伽羅moon3


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