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絶対に謝らない。

母から手紙が来た。

短い手紙だった。
「なにか怒ってるとは思っていましたが、」という書き出し。

そして、自分は悪くない、という言い訳。

およばれが決まったのが12月30日だったこと、
息子はいつも手ぶらなので、
(あとから来るお嫁ちゃんが、いつもお土産を持って来る)
ないならないで、いいと思っていたが、
実際には、「かもめの玉子」を持って来たので、
それを持たせれば、息子の顔が立つと考えた、とのこと。

「息子の顔」だと?

アンタの体面だろうが!

この母は、とにかく、絶対に謝らない人だ。
いつもかも、自分が正しく、自分が絶対で、
ほかのやり方を認めることはしない。

息子の、優しい気持ちを踏みにじった実感がまるで無いらしい。

「愛情」よりも優先される「体面」など、
絶対にあってはならない。
そんなものは、不要だ。

まさか、こういう返事が来るとは。

前日に、およばれを承知したのならば、
前日に、息子に電話一本かければ良かったではないか。

小さいころから世話になってる、そんなことはわかってる。
お邪魔するなら、手土産が必要なのもわかってる。

だから、一個お土産買って来てね、と、
なぜ言わなかったのか。

はるばる「盛岡」から買って来たんだよ、と言った、
その「盛岡」に、なぜ食いつかずに、スルーするのか。



わたしは、手紙を書いて良かった。
何とか、いい落としどころはないかと、苦しみぬいていたのに、
向こうは絶対に、落ち度を認めるつもりはない。

もっと早くに、手紙を書いて出せば良かった。
まるまる三か月間、苦しみぬく必要などなかったのに。

これでもう、わかった。

「わかり合えない」ということが、よくわかった。
それでいいよ。
もう、何が起きようが、心を通わせることは、ない。
わたしは心の中で、やっと親を捨てられる。



夫の昼休みにメールをしていて、母の日のことに話が及び、
夫はお姑さんへのプレゼントは、もうやめるとのこと。
花を贈っていたが、世話をしたくないからと言われ、
もらったことも、覚えていられないので、やめるとのこと。

夫は、わたしの代わりに、わたしの母に、
ずっと花を贈り続けてきてくれていた。
わたしが、母の日症候群で、具合が悪くなってしまうので、
夫が選んで、毎年贈ってくれていたのだ。

それで、君のところはどうする?と聞かれたので、
もういいです、今まで長い間、ありがとうございました、と返事した。

手紙が届いたのは、そのあとだ。



わたしはもう手紙も書かないかもしれない。
表面だけ取り繕うことに、何の意義も感じなくなった。

お礼を述べるべきことに関しては、
わたしはきちんと正座して、頭を下げて、言って来たし、
儀礼は欠いてないと思う。

もうどうでもいい。


息子の手をわずらわせたら可哀想と思い、
親が死んだら、わたしが家と土地とお墓を何とかしなくてはと思ったが、
家財道具をちょっと減らしてくれと言っても、
そんな悲しいことやれないとか言うし、
あと何年生きるつもりなのかわからないくらいの、
膨大なストック。

実家の処理は、本当に大変そうだ。
業者任せにするしかない。

困るのはお墓だな。



夫のお姉さんが、お姑さんを家に連れて行ってくださった。

ありがたい…。

夫は、心置きなく、飲み会に参加し、
帰って来たら、メールが来て、来て欲しいとのこと。
夫の部屋に行って、マッサージしながら、お喋りした。

夫は、帰宅が憂うつになるくらい、ストレスを抱えている。
だから今夜は、心が軽いだろう。
娘ちゃんたちも心置きなく遊んでるらしく、
12時半に、次女が帰って来たが、長女はまだだった。

時々、預かってもらえると、いいなあ…。
いかに大変かを、お姉さんがわかってくださるといいなあ。
夫にこういう平穏な日が時々あるといいなあ。

わたしも、今日は邪魔されないので、
ムギとゆっくり、過ごせた。
ムギ、まったりして、二時間わたしに乗っていたよ。

きっと、こちら側のリラックスが伝わるんだね。



お姑さんは、着いて早々に、帰りたいと言ったそうだから、
すぐに帰って来てしまうかもしれないけれど、
夫はわたしの手を握って眠りについた。

良かったね。

                                                伽羅moon3

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