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何が辛いかと言うと。

ひとくくりで、うつ病と言っても、
症状は実に多岐にわたっており、
そんなことも起きちゃうの?って驚くような症状もある。

心が悲鳴を上げているのに、
我慢を強いられて生きてきたために、気付くのが遅れ、
体に、不調がガンガン出だして、体が悪いのだと思い、
病院をジプシーする。

わたしも、最初は、なんだっただろう。
どれを最初の不調と呼ぶかは、わからない。
だって多分、少女の頃から、鬱なんだもの。

まずは、学校生活になじめないストレスによる、
吐き気やじんましん。
これは小学校の低学年からだった。

中学生のころは、とにかく、立っていられなかった。
自律神経の異常なのだが、立っていると、動悸が激しくなり、
脈拍も早くなり、苦しくて、倒れそうになる。

高校生の時に、パニック発作を発症した。
でも、当時は、そんな知識を持った人がおらず、
過呼吸で苦しむわたしを見て、友達は、
心臓が悪いのでは?と心配してくれた。


働くようになってからも、パニック発作は起きたし、
ストレス球と言って、のどに何かが詰まっている感じで苦しかったり、
そんな虚弱だったのに、仕事は忙しく毎日残業で、
20歳のわたしは、体重が38キロしかなかった。
ウエスト58センチのスカートが、くるくる回ってしまうくらい、
やせ衰えていた。

頬はこけ、目の下は真っ黒だった。

離婚した当時も、さまざまな症状で苦しんだ。
大体、無理をした、3か月後くらいに、体に現れるようだ。
離婚して引っ越したのが2月だったが、
引っ越しの日、一日休んだだけで、働いていた。
おそらく、無理がたたって、
6月、一か月間、寝たり起きたりの生活になってしまった。


今のうつ病も、付き合っていた人が逮捕されたのが3月で、
わたしの出血が止まらなくなったのは、6月だった。

まさか、うつ病になっているとは思わず、
婦人科ジプシーをして、
あまりにも状態がひどく、
子宮も、卵巣も、助からないかもと言われて、
大学病院を紹介されたのだった。

でも、そこで診てくださった先生が、素晴らしい先生だった。

症状は確かにひどく、生理前には大体10ミリくらいの内膜が、
わたしの場合、22ミリを超えており、
クルミ大の卵巣は、鶏卵大にまで腫れあがっていた。

それでも、これは、精神的なものである、
摘出の必要はないと、見立ててくださったのだ。

もちろん、子宮も卵巣も、別にもう、いらなかったが、
手術を受けられるお金がなかった。
手術のあと、静養できる、貯金もなかった。

だから、助かったと思った。
ホルモン剤を使って様子を見たが、大出血は、実に一年半に渡った。

春くらいに、何か、よほど大変なことがありましたね?
先生にそう聞かれて、わたしはボロボロ泣いたのだ。



その先生が、軽い安定剤を出していてくださったのだが、
不調は果てしなく続き、
頭痛や発熱、下痢、吐き気で、仕事に行けなくなり、
あるとき、とうとう、天地がわからなくなる目まいに襲われた。

念のため、耳鼻科由来の目まいではないと調べて、
そこから、精神科に、回してもらったのだった。


うつ病だったんだ。
わたしは、ようやく、真の病名にたどり着き、安堵した。
これで、適切な治療を始められる。

けれど、働かなくては生きて行けなかったので、
仕事には行っていた。

手足が鉛のようになって、重たくて動かせず、
電車の中で、鞄を持っていられないので、
床に置き、脚で挟んで乗っていた。

物覚えが悪くなり、知っているお客様と会っても、
それが、去年会った人なのか、先週会った人なのかが、
わからなくなった。

夕方になると、呂律が回らなくなり、喋ることが難しくなった。

家に帰って、服を脱ぐと、全身を痒みが襲ってきて、
かきむしり、血が出るまで、やめられなかった。



健常な人は、睡眠障害について、理解がない。
寝付けないのだと言うと、
人間、いつかは寝るもんだから、起きてればいいじゃん、とか言われる。
傷つく。

うつ状態で、心が泥沼の日がある。
でも、それをぶつけたりはせず、黙って耐えている。

カウンセリングに行けば、スッキリして帰ってくるものと思われる。
それは、とんだ間違いだ。
カウンセリングでのみ、本当の気持ちをさらけ出せる。
心の深い部分、闇の部分を掘り起こす作業になる。

そのあとは、心がギザギザして苦しかったり、
ヘトヘトに疲れ切っていたりする。

脳に何か足りなくなり、体が、がくがく、震える時もある。

くたびれた、その様子をチラッと見て、不機嫌だと責められる。

勘弁してくれよ。
もう、いっぱいいっぱいなんだよ。


理解は難しいのはわかる。
過食行動も、拒食行動も、一種の自傷行為なのだが、
責められる。
なんで自制が出来ないんだと責められる。

なんで?

そういう、「病気」があるんだよ。

知らないことに関して、人はとやかく言うべきではない。
理解できないのであれば、見ないふりをして欲しい。

責めないでよ。

この病気で、最も辛いのは、「症状」ではない。

「無理解」と、「責められる」ことなのだ。


お正月に帰省して以来、わたしは悪化した。
過食に走り、体重は増加。
夜、寝付けず、しょっちゅう朝になってしまう。
とても辛い。

                                               伽羅moon3

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