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心が安らぐとき。

夕べ、寝る前に、ムギを見に行った。
夕方あげた餌は食べてあったが、ムギは留守だった。

暖かくなったので、小屋に入っていることが減った。

一縷の望みをかけて、ムギを呼ぶ。

夕方別れる時、必ず、「夜中にまた来るね。」と伝えてある。
「夜会えたら、ちゅーる食べようね。」と言ってある。

けれど、ムギはお外の子だ。
いようがいまいが、すべてムギの意志。
会えるかどうかは、わからない。

座ってムギを呼びながら、すごく切なくて苦しくなる。
辛いから、帰りたい。

携帯もポケベルも無かった時の恋愛のように、
切なくて苦しい。

会えるとは決まってないのに、
時々、遠くから声を掛けながら帰って来る、
あのムギの、可愛い声が聞きたくて、
何度も呼んで、待つ。

そんなには遠くには行っていないと思う。
自分のテリトリーの最前線にいるはずだ。
わたしの声は、きっと聞こえている。

なので、帰って来てくれる気があるときは、
15分以内に帰って来る。
逆に、それ以上待っても、仕方がない。
帰れない、何らかの要因があるからだと思う。



夕べも、切ない気持ちで、携帯の時計を見ながら、
何度かムギを呼んだ。

すると、「キャッキャ!」と呼び掛けて来る声が聞こえた!
ムギちゃ~ん!
わたしの声が一段高くなる。
ムギが、帰って来てくれたのだ!

近寄って来て、当たり前のように、わたしの脚に乗った。

ムギ…。
ママの声聞いて、帰って来てくれたの?
ありがとうムギ。
すごく嬉しいよ。

感激して、ちょっと泣いた。



ムギに会えなくて、夜に眠くならず、寝付けなくて、
責められることがもう、本当に嫌で、
死ぬことを考えてた。

自分の存在意義がわからない。
わたしにわかっていないのだから、夫にもわかってないはずだ。
失えばきっとわかる。
ならば先に死にたい。

こんなことを考えていて、辛かった。

寝付けなくて辛いと訴えても、
健常者の、「正論」でズタズタにされ、
反論すると、
「じゃあ難しい科学書でも読みますか?」と来た。
あんまりな対応に、絶望した。

もう夫に甘えられない。
こっちが傷つくだけだ。

その代わり、夫を甘えさせてあげられる力も失った。



ムギは、しばらく乗っていて、小屋に入り、
「ちゅーる」を要求。
欲しいときの鳴き声が特殊でわかりやすい。
ちゅーるを舐めたあとも、また出て来て乗ってくれた。

ムギがわたしを癒してくれている。

やがて小屋に入ったので、また明日ね、とわたしも帰った。
部屋に戻って、ちまを可愛がった。
ちまにもブラッシングしたが、
もともと、毛が多くないので、そんなに抜けない。

夕べは、久しぶりに、暗いうちに寝付くことが出来た。

なので、今日は隣町に行った。
晴雨兼用の、折り畳みの日傘が欲しいのだ。
去年、壊れて捨てたので、そろそろ欲しい。

出掛ける時に見たら、
ムギが庭でくつろいでいた。
「ムギ、夕方行くから待っててね!」と声をかけて出かけた。

まだ時期が早いのか、日傘はあまり売っていなかった。
結局、フードコートでランチして、夕飯に適当にお弁当を買い、
急いで帰って来た。

特に何も買わなかった。



ちまの世話をして、ムギに会いに行った。
ムギ、わたしが帰って来たことを知っていたのか、
もう、座って待っていてくれた。

風がなくて、過ごしやすい。
べったりくっついている理由も減って、
ムギはちょいちょい、わたしから降りて、そこらをウロウロする。
もういいのか?と思うと、
戻って来てまた乗ったりするので、帰り時が難しい。


わたしは、人が苦手なんだなあ。
猫はいいなあ。すごく可愛いな。
とても安らぐし、いとおしい。
姿を見てるだけでも、たまらんよ…。

今夜は、ムギに会えるかな。
会えたら幸せだな。

                                                伽羅moon3

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