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心が潰れそう。

夕べ、夜中にムギに会いに行ったら、
また、ムギは留守だった。

その前日は、呼んで待っていたら帰って来てくれたけれど、
夕べは、呼べども呼べども、
帰って来てくれない。

いつもなら、夫がいて、
朝の5時6時にムギを見てもらえるので、
あと数時間だから、まあ、大丈夫か、と諦めて、
部屋に戻り、
夫には、朝のムギの様子をメールして欲しいと頼んで、寝る。

けれど、夫が出張中で、
朝の餌は、長女がやってくれる。
ムギは一度、長女の手から餌を食べたことがあるので、
おねえちゃんは怖くない、とわかっている。


今、わたしは、母屋の夕飯を作らず、
お姑さんの世話もしていない。
そのことを、長女が、苦々しく思っていることは、わかっている。

彼女は必死に自分の時間をやりくりして、
家事とおばあちゃんの世話に当ててくれているのだ。

そんな彼女に、ムギがどうだったか、メールくださいとは言えず、
夫にメールをした。
ムギが夜中留守で、呼んでも、30分待っても、
帰って来なかったこと。
朝の様子を長女に聞いて、それをわたしにも教えて欲しいと、
頼んだ。

でも、ムギの不在で、気持ちがふさぎ、
眠れる気分になれない。
かといって、起きている気分にもなれない。

薬を増量して飲み、
ベッドに入る。
隣で寝ているちまを触って、
「ねえねえ、ちま、一緒に寝ない?」と誘ってみる。

ちまは、「まあまあ。」とわたしの手を舐めて、
なだめてくれた。

いろんな体勢を取ってみるが、外が明るくなってきてしまった。

朝になってから、やっと寝た。

朝、夫からメールが届いた。
寝ぼけまなこで読む。
ムギは、いないらしい。

続いて、長女からもメールがもらえた。
ムギ、留守だけれど、自分が休みを取っているので、
またあとで覗いてくれるとのこと。

ありがたい。

それに甘えて、お昼くらいまで、眠った。

お昼に起きて、長女に、ムギいますかね?と尋ねたら、
見てくれて、いないですと返事があった。
朝にあげた餌も手付かずだそうだ。

わたしはもう、寝てもいられず、
起きて、ムギのところに行った。

ムギはいない。

朝、もらった餌どころか、
夕べ、夜7時にわたしがあげたシーバさえ、食べてない。

シーバを残すことは考えられないので、
つまり、昨日の宵の口から、ムギはずっと、留守だということだ。

こんなに長時間、留守って、ありえない。
夜中に、帰って来なくても、
朝には小屋に戻っているのに。

どうしたのムギ。
どこに行っちゃったのムギ…。

昼間は喧騒が激しいので、呼ぶのも無駄だし、
真っ暗な気持ちで部屋に戻って来た。

色々、やりたいことがあったのに、
何も手につかない。
洗濯物を畳むことすら、できない。

ソファに座って、ちまを抱いて、
借りているDVDを一本見た。
クソつまんない映画だった。
なんでこんなの借りちゃったんだろう?


見終わって、16時に、ムギのところに行ってみた。
母屋の前の路地で、
隣のマンションの子供が、いつもうるさく遊んでいる。
迷惑だ。
こんなに騒がれたら、ムギだって居られないじゃないか。

行ってみると、ムギが、小屋にいた!

ムギちゃん!

やっと、やっと、会えた。

無事だった。
帰って来てくれてた!

わたしが座ると、ムギは小屋の中で、可愛いポーズをしてくれたが、
手を入れて撫でてみると、
草の実だらけだ。

ずっと外で、最前線で、警備していたんだね。

「ムギ、おいで。」と誘うと、
ムギは、ゆっくり方向転換して、出て来て、
わたしの脚に上半身を預けた。

ひどく疲れている。
登る気力がなく、わたしが下半身を持ち上げて、
脚に乗せた。

ムギ、ぐったりしている。
一晩中、だけじゃなくて、こんな時間まで、
ずーっと警備してたんだね。
お疲れさま、ムギ。会えて嬉しいよ。
心配したよ。無事で良かったよ。

草の実を取り、ウェットシートで体を拭き、
ブラッシングした。

路地で遊んでいる子供がうるさい。
門扉にボールが当たって大きな音が出て、
ムギが飛び上がって逃げてしまった。

わたしは頭に来て、
子供のところに行って、
「ボール、絶対に、門に当てないでよ!」と言った。

ムギは家の裏手に逃げてしまっている。
後姿に、「ムギおいで!」と声を掛けたが、
戻らずに行ってしまった。

でも、絶対にチャージは足りてないから、
信じて待つことにした。

数分待っていると、ムギが裏から戻って来てくれた。
ああ、良かったよ。
ムギ、帰って来てくれてありがとう!

それで、また脚に乗り、ようやくまったり。

長女に迷惑をかけたので、
メールをくれたり、見てくれたことにお礼のメールをした。
今、ムギに会えて、脚に乗ってます、と書いた。

そしたら、そのあと、勝手口がガチャっと開いて、
ムギはビックリして飛びのいて逃げた。
お姑さんだと思ったら、長女だった。

今から出かけるとのこと。
おばあちゃんの世話はちゃんとしてあるから、と。

本当にありがとう。
でも、メールのほうが良かったかな。
ムギ、逃げちゃうんだよね。

長女が出掛けて、そのあと、お姑さんが出て来て、
夕刊を取った。
車の前に逃げていたムギを見つけたらしく、
「あら、そんなところにいるの? おいで」
とムギに声をかけている。
「いや~ん。」と、ムギが鳴いた。
「なんでよ、いじめないわよ。」
「いや~ん。」

老人と猫で、会話が成立していた。

ムギは警戒して、なかなか戻って来なかった。

もう一回出直したほうがいいか?と思ったが、
そのまま静かに待ち続けた。

やっとムギが戻って来て、
こちら向きに乗った。

段々暗くなり、子供たちも帰り、
やっと静かになった。
ムギは、ひたすら、乗っている。
お互いにチャージしようね。

16時に来て、18時過ぎたので、
ムギ、おかか食べようか、と提案したら、
欲しくなったようで、降りて座った。
おかかを食べたら、また、パトロールに出掛けて行ってしまった。


ソファに座って、録画した番組を見ていると、
ちまが乗ってきて甘える。
ソファ、買って本当に良かった。
ちまがこうして乗ってくれるだけのためでも、良かった。

撫でているとき、ちょっとした違和感を感じた。

ちまの、首と、右肩甲骨との間に、
ころっと丸い、しこりがあるのだ。
直径は8ミリくらい。
触ると動く。
触っても痛がらない。

でも、すごく気になる。
なんだろう。

土曜日、ちまの健診とワクチンなので、ちょうどいい。
先生に相談して、調べてもらおう。

病院に行く前に、気づいて良かった。

母親の、「なんか変…。」という勘は、すごく重要なのだ。


明日、夫が出張から帰って来る。
夫がいないと、緊張するよ。
もう、出張がなくなればいいのに。
色々、精神的にしんどい。

今夜は、ムギ、いてくれるだろうか。
いて欲しい。
勝手な言い分だけれど、いてくれたら、それで充分だよ。

                                            伽羅moon3




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