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三人の一人っ子。

息子のところに行くのに、
色々なお土産を持って行った。

メインは、七福神さまの手ぬぐいを額に入れたもの。

息子は、小さい時から七福神さまが好きで、
いくつも、コレクションしていた。
浅草や、柴又で、よく買ったものだ。

その手ぬぐいを見つけたとき、
派手すぎず、上品な色合いで、
神さまたちの笑顔が素敵で、
青海波(せいがいは)という吉祥文様の海に、
宝船に乗っている構図だった。

そのとき、ショップでは買わず、
そのメーカーのネットショップでポチっとして、
贈り物にしたいので、額に入れた状態で納品してもらえないか、
頼んでみた。

すると、快く引き受けてくださり、
綺麗に額装して届いた。

別々に買うと、まずは手ぬぐいにアイロンをかけなければならないし、
しわを寄せず、綺麗に入れられるか自信がなかったので、
とても助かった。

わたしは、息子がどの程度のことが出来るのかを知らないので、
もし気に入ってくれて、
すぐに飾ってくれるのなら、
夫に取り付けをやってもらえるよう、
石膏ボードにも刺さるピンと、
トンカチまで、持参した。

これには全員がびっくりしていたよ。

二人とも、気に入ってくれて、
息子が飾る壁を決めたので、
夫がバランスを見て、壁に掛けてくれた。

「なんだか、おうちらしくなった~。」と
お嫁ちゃんは喜んでくれた。
壁に何もなく、殺風景だったのだ。
同時に、「ふくもの」という、
縁起物がいっぱい掲載された可愛い本も渡した。
七福神のことも詳しく載っている。

夫からは、雑穀米。
お嫁ちゃんに、ホワイトデーの、ゴディバのチョコ。
バレンタインにもらったわけでもないのに、
時期が時期だからと、買っておいてくれたのだ。
息子と飲む、日本酒一本。
お嫁ちゃんに、レモンの粒が入ったサイダー。

夫の心配りが、嬉しい。

わたしからは、息子に、虎屋のミニ羊羹セット。
お嫁ちゃんが、あんこを食べられない人なので、
息子は、好きでも買わないだろうと思い、
デパ地下で買っておいたのだ。

美味しい海苔屋さんの、もみ海苔。
果物の果汁がしっかり入った、一口大のゼリー。

そして、高野フルーツパーラーで、
ケーキを買った。
さすが高野。
平均して一個600円くらい。
4人だけれど、いつも6個買うんだ。
そのほうが、遠慮しないで選びやすいし、
選ぶときに迷うのもまた楽しいからね。

定番のイチゴショートケーキのほか、
7種類くらいのフルーツがモリモリに乗ったものや、
超高価な、大粒苺が使われているものも、一個買った。
これは800円超え。

大荷物で、息子のマンションに行った。

夫が空腹だったので、まずはケーキタイムにしよう、と言って、
日本茶を入れてもらい、
ケーキの箱を開ける。

お嫁ちゃんが、「わああ~!」と喜ぶ。
フルーツがキラキラしている。

「若い順に選ぶんだよ。」とわたしは指示をした。
でも、要は、お嫁ちゃんに、
その高いケーキを食べさせてやりたいのだ。

お嫁ちゃんは遠慮していたが、
息子の反応をうかがいながら、そのケーキを選んだ。
すごい大きなイチゴが乗っているし、
真ん中にもイチゴの層がある。
スポンジもピンクで可愛い。

息子は、フルーツがもりもり乗ったものを選んだ。

夫は、スポンジとプリンが層になっていて、
苺が乗っているやつ。
わたしはショートケーキを選んだ。

楽しいケーキタイム。
いいお皿で、いいフォークで、
丁寧にいただく。

お嫁ちゃんのケーキのイチゴは、
めちゃくちゃ、美味しいらしく、
「これは、イチゴのトロです!」と言った。

フルーツの中で、苺が一番好きなんだって。
ああ、それは良かった。
800円出した甲斐があったよ。

間に挟まっているイチゴを取り出してくれて、
「食べかけですけど、良かったら。」と言ってくれたので、
3人とも試食した。
ジューシーであまくて、「トロ」の意味がわかった。

上に乗っていた、大きなイチゴは、
お皿の隅に、取り置いてある。
夫がそれを見て、
「最後に取っておく派なんだ?」と聞いた。

すると、夫以外の3人がすべて、
「もちろんです、一人っ子だから。」と答えた。
ふふふ。おもしろいよね。
夫は、3人兄弟の末っ子で、年がかなり下だったので、
多分、見境なく、先に食べる派なんだろう。


一人っ子は、難しい。
わたしは、実感している。

だから、お嫁ちゃんが、自分の実家の近所に住み、
結婚してからあとも、
ご両親と3人で(息子抜き)旅行に行っていると聞いて、
ああ、仲が良くて、良かったなあと思う。
お母様とは一緒にバーゲンに行ったり、
ランチすることもあるそうだ。

そうであることで、
お嫁ちゃんの心の状態が平穏に保たれるのであれば、
それが一番いいことだ。
お嫁ちゃんが「楽」であることが、
一番必要なことだからだ。

わたしは、人間性が捻じ曲がっているので、
自分の母とも、夫の母とも、うまくやれないが、
お嫁ちゃんとは、きちんと距離を取って、
うまくやれると思う。

そのための試練だったのだと思えばいい。

されて嫌だったことをせず、
距離感さえ、間違えなければ、
こじれることは少ないと思う。


息子の作る唐揚げは、専門店のものより、美味しい。
ビックリする。
粉の配合にコツがあるらしい。
お友達にもファンが多くて、
人が来る時には必ずお出しするメニューだそうだ。

お嫁ちゃんは、痩せているし、そんなに食べないが、
息子の唐揚げだけは、めちゃ食べる。
おいしい、おいしい、と言葉でも褒めているが、
唐揚げを、食べている間じゅう、ずっと、
「フンフン、フンフン。」と言っているのだ。

面白くて笑ってしまった。

本当に可愛い。

家事が出来るとかどうとか、
そんなことは、どうでもいい話だ。
この、野に咲くスミレのようなお嫁ちゃんが、
そばにいてくれて、
息子はどんなにか、幸福だろうか。

二人は、もう、一人ずつではなくなったのだ。

どうか、死ぬまで、仲良く一緒にいて欲しい。
この幸せが、続きますようにと、
心から願うよ。

                                             伽羅moon3




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