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そんなに単純ではない。

知らない人は、
カウンセリングを受けて来た日は、
スッキリしているのだろうと、考えるかもしれない。

それは、間違っている。

そんな単純なことではない。

ヘトヘトになることの方が、むしろ多いのだ。
まさか、そうだとは、考え及ばないだろう。

日ごろ、思うがままを言葉にして相手にぶつけ、
我慢したり、怯えたり、していない人には、
到底、理解してもらえないと思う。

押し殺している自分の感情と向き合い、
心を掘り起こすことをすると、
半端なく、疲労するのだ。

それを知らない夫が、カウンセリングのあった日の夜に来て、
「癒してもらいたかったのに、キミがすごい不機嫌な顔をしていた。」と
責めた時もある。
「不機嫌」と、「疲労」の、区別がつかないのか。
養ってもらっている身だから、常に家に居て、
機嫌よくしているのが義務なのか。

むしろ、繊細すぎて疲れているのだ。
理解できなくてもかまわないが、勝手な解釈で、
さらに上を行く、不機嫌になられるのは、すごく嫌だ。




いちいち、「今日は鬱状態なので。」とか、
「カウンセリングで掘り起こして来て、疲労しているので。」と、
断れる立場にない。

本当に、精神が、しんどいのだ。
そして、カウンセリングは、マッサージとは違うので、
その場ですぐ、楽になれる魔法ではない。



先々週、どうにも寝られなかったので、
仕方なく、カウンセリングをキャンセルした。
だから、今日はどうしても行きたかった。

行けるか行けないかは、ただ、寝られるかどうかにかかっている。

幸い、寝る前に行ったら、ムギが小屋に居て、会えた。
出て来てはくれなかったが、可愛いポーズをして見せてくれたし、
お腹をモフモフさせてもらったら、ちゃんと温かかった。

なので、精神的に安定した。
ただし、薬は、多めに飲んだ。
薬を使っても、寝られないと苦しむよりは、いいですよと、
主治医に言われているからだ。

寝付くことが出来たので、カウンセリングに行けた。

一か月ぶりなので、話したいことがいっぱいある。
辛いままであることを話した。

ひどい過食をして、胃の具合が悪くなり、
去年一年間、体調を悪くして減った体重も、
戻ってしまったこと。

とにかく、「人の顔色」が怖くてたまらず、
こらえて、こらえて、
日々を過ごしており、
緊張が解けず、寝付けなくて苦しんでいると話した。

カウンセラーさんに、「では、いつなら、リラックスできますか?」と、
質問された。
いつなら…。
いつ?

わからなかった。

平日の午後しか、自由はないと感じている。
起きるのが遅いので、その時間が短いのは自分のせい。

夜は、いつ夫が来るか、もしくは呼ばれるか、わからないので、
いつでも対処できるよう、見たい番組は録画している。

夕方になると、ムギが気にかかり、落ち着かない。
ムギを乗せているときは、ムギにリラックスして乗っていてほしいので、
体を動かさないよう、音を立てないよう、こっちが緊張状態である。

お姑さんが出て来ると、
「お願い、こっちに来ないで、話しかけないで!」と、ド緊張。

土日は、わたしが居て当然、っていう風潮なので、
いつ、夫が入ってくるかわからない状態。

リラックスって、難しい。



責められたくないから、難しいのだ。

汚いとか、散らかってるとか、だらしないとか、
言われたくないので、
ちょっと頑張ってしまっているし、
そのおかげで、酷いことにならずに暮らせているかもしれないが、
いずれにせよ、わたしが最も恐れるのは、
「夫に責められること。」なのだ。

入眠困難症も、何が辛いかと言われたら、
寝付けないことではない、と言い切れる。
寝ていないことを、責められることこそが、真の辛さなのだ。

わたしだって寝たい。
夜と言われる時間帯に寝たいよ。
何度も試したよ、12時とかに寝られないだろうかって。

結局、薬なしでは寝られないし、
12時になんて、寝付けないままだった。

なんでそんなに責めるのかな。
中途覚醒の人や、早期覚醒の人は、絶対に責められないのに、
入眠困難の人だけが、責められるのはなぜ?




今日はカウンセリングが終わって、ちょっと雑貨屋を見たかった。

ずっと、ムギに会うために、食料だけ買って、
小走りで帰ることが続いていた。
今日は、ガレージに車が無い。
当然、怖くて、ムギはいられないだろう。



雑貨屋に入るその前に、急に、
体が震え出した。
手がガクガクと震える。
足取りも、怪しくなった。

これは、カウンセリングあとの、精神疲労だ。
エネルギーを使い果たしてしまった証拠。

マクドナルドに入って、ハンバーガーとコーラを頼み、
店内でガツガツ食べた。
カウンセリングで出された甘いお菓子も食べた。

しばらくしたら、治まって来た。

どのみち、今日は、暗くなるまでは、
ムギに会ってもらえないと思い、雑貨屋を巡った。

けれど、時間が6時を過ぎてしまって、急に焦りだした。

ムギは、朝、夫に会っていない。
ガレージに車が無くて、どんなに怖い思いをしているだろう、って
急に焦りだして、ほとんど小走りで帰った。

とりあえずちまに餌をやり、着替えもそこそこに、
ムギのところに降りて行った。

当然、ムギはいない。
いられるわけがない。
朝、夫にもらった餌にも、手を付けていなくて、
小屋に、カリカリが散乱していた。
怖くて逃げだした形跡だった。

ムギ!
何回か呼ぶと、ムギが、はっきりと返事をした。

いる。
姿は見えないけれど、ムギからはわたしが見えている。
すぐ近くにいる。

また呼ぶと、また返事がある。

「ムギ、怖いと思うけど、大丈夫だから、おいで!」と、
何回も、見えないムギを説得する。

10分くらいしたら、ジャリっと音がして、
ガレージ横の、物置小屋の下から、ムギがにゅるん!と出て来た。
ムギちゃん!

でも、すぐには寄って来ずに、
しばらく、文句を言っていた。
うんうん、そうだよね、怖くていられないよね。

でも、大丈夫だからおいで。

やっとムギは、乗って来てくれた。

車がないと、路地に入って来る人たちだけではなく、
その先の大きな通りを行き交う車や人も見える。

この状態は、本当に怖い。

ムギ、ゴハンも食べられないくらい、恐怖なんだよね。
可哀想に。
お車、早く戻って来るといいね。

風があって寒かったので、毛布でムギをくるみ、
大丈夫だよ、ママがついてるからね、となだめた。

よっぽど心細かったのだろう、
おかかを食べる時以外は、ひたすら、乗っていた。
怖いよね、ムギ。わかるよ。

一時間半して、ムギが降りたので、
スペシャルブレンドの餌を小屋に入れて、
庭で座っているムギに、ゴハン食べなよね、と声をかけて、
部屋に戻った。

壮行会とかで遅く帰った夫は、
ムギとは会えなかったようだった。

このあと、行ってみるけれど、
怖くて、どこかに潜んでいるだろうな。
小屋にいれば、安全なんだけれど、
いつでも逃げ出せる場所とか、
気配を殺せば、絶対に見つからない場所に、いると思う。

ムギも、リラックスできる時間、少ないよね。
どうか、小屋で寝られますように。
早く、車が戻りますように。
                                                伽羅moon3

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