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どこまでが猫なのか。

ムギは、本当に言葉をよく理解している。

一体、この子は、どこまでが猫なのか?と思う。

夕べは夜中、小雨だったが、
北風が強く、真冬のような寒さだった。

ムギ、いるだろうか。
いてくれますように!
そう願いながら、夜中2時に、会いに行った。

…小屋は空っぽで、ムギは留守だった。

ショックで心が青ざめる。
夫にもらった餌にも手をつけていないってことは、
宵の口から長い時間、
ずっと留守ってことだ。

雨なのに。
こんなに北風が強くて寒いのに。

こういう日こそ、ムギには小屋にいて欲しいのだが、
荒天であるからこそ、狙われるのか、
留守で、心を痛める日が多い。

座って、「ムギ!」と呼ぶ。
そんなに遠征はしていない。
自分のテリトリーの境界線で警備をしてるはず。
深夜だから、大声じゃなくても、
わたしが呼ぶ声は、きっと届くはずだ。

4~5回、呼んで、待っていると、
遠くから、ムギがわたしを確認した。
キャッキャ!と鳴く。
「ムギちゃーん!」
わたしが返事をすると、ムギの声が近付いてきて、
外から、帰って来てくれた!

感激だよ。
外暮らしの猫が、呼ばれたからって、
帰って来る?
人間の子や、犬でもない。
猫なのに。

夕方と同じように、ムギは脚に乗って来た。
体を撫でると、濡れてはいなかった。
良かった、雨に濡れない場所で警備してたんだ。
でも、かなり体がひやっと感じたので、
急いでひざ掛けでくるんだ。

容赦なく北風が吹きつける。
体が揺れる。
ムギの体調が心配で、ひざ掛けに手を差し入れて、
「ムギ、お腹ちゃんは?」と言ったら、
ムギは自力で突っ張って、体を浮かせて、
わたしに、お腹を触らせてくれた。

わたしが、お腹を触って、体調を確認していることを、
ムギはわかっているのだ。

お腹は温かかったので、安心した。

風の中、二人でくっついて過ごす。
ムギは、一向に降りない。
3時になっちゃった。

「ねえ、ムギ、小屋に入って、ちゅーる食べようか。」
わたしは、そう提案したが、
無視された。

5分経って、もう一回言った。
スルー。

3回目、言ってみたら、
ムギは、「ふううぅ~ん!」と文句を言ったが、
自分から小屋に入ってくれた。

ごめんね、ムギは朝までずっと一緒にいたいんだよね。

小屋にちゅーるを差し入れした。
カイロを取り替えて、残っていた餌には、
おかかをちょっとかけてやった。

ちゅーるを食べると、ムギはまた、警備に出掛けて行った。

朝までには帰って、ゆっくり寝て欲しい。



今日は、夫が出張だったが、出かける時間は遅くて、
ムギが朝からずっと小屋に居るらしいと知った。

わたしは、ヒキコモリなので、リラックスして過ごした。
先に自分の夕飯を作り、
夕方、ムギに会いに行った。

今日は、ムギに、「虫下し」の薬を飲ませたいという野望があった。

先月、入院してから一ヶ月が経った。
二回目の虫下しを、飲ませる必要があるのだ。

錠剤は、幸い、小さなものだったので、
オブラートにくるんで濡らし、
おかかの粉をたっぷりまぶしたのを、
チャック袋に入れて、ポケットに忍ばせた。

ムギはすごく警戒心が強いので、
異物は食べない。
綺麗にお薬だけ、残せる。

口に放り込んで口を握り、
しばらくして放すと、
そのあとで、ぺっ!と吐き出す技術も持っている。

タイミングが重要だ。
いつもと違うことをすると、警戒されて、逃げられる。

ムギはずっと小屋に居たらしくて、
出てきた体を拭いたが、シートは汚れなかった。
昨日の疲れは取れたかな?

途中、おかかを要求したが、ずっと乗ってる。

わたしは、トイレ(大)に行きたくなった。
だいぶ、我慢したが、行きたくなってしまった。

以前、夫にそういう話をしたら、
「ムギには、ちょっと待ってて、って言えば待ってるから、
僕のトイレに入って、すぐ出てくれば大丈夫だよ。」
と、教えてくれた。

夫は、勝手口を開けて、ムギがいるかどうかを確認し、
いたら、「ムギちょっと待ってて。」と言ってから、
着込んで、出て行く。
ちゃんと待っいるそうだ。

なので、ムギの耳元で、
「ムギ、ママね、おトイレ行きたくなっちゃった。ごめん、
すぐ戻ってくるから、ちょっと待っててくれる?」
と、説明してみた。

するとムギは振り返って、
ううぅ~ん、と文句を言ったは言ったが、
降りてくれたのだ。

それで、急いで勝手口の鍵を開けて入り、
ガレージに面している夫のトイレを借りた。

出て行くと、ムギは本当にちゃんと座って待っていた。

ムギ、言葉、わかってるんだねえ。
すごいなあ。

わたしが座って呼ぶと、また乗って来た。
これで、ゆっくり過ごせる。

やがて、ムギが伸びをしたので、
「ムギ、シーバ食べる?」と聞いた。
大好きなカリカリだから、いつも楽しみにしているはず。

脳内でシミュレーションしたとおりに、
虫下し、飲ませられるだろうか。
緊張。
でも、決して悟られてはならない。

ムギが降りて、座った。

ポケットからそっと袋を出して、おかかまみれの錠剤を握りつつ、
シーバを、いつものように、一粒ずつ、手であげる。

3粒食べたあと、
手のひらに、薬を乗せ、素早くシーバを3粒乗せ、
ムギの顔の前に差し出した。

んん?
ムギは匂いを嗅いだ。
いつもと違うって思われた!

でも、そこは、大好きなおかかの匂いまみれだったので、
ガツガツ、とムギは、お薬を含めて、食べてくれた。

下に落としていないかを確認。
落ちてない。
よし!
成功した!

ああ~、良かった~。
ホッとしたよう。

ムギはそのあと、パトロールに出掛けていったので、
わたしも部屋に戻った。


土曜日に、ちまを病院に連れて行く。
ワクチンと、血液・尿の検査。
血液は取ってもらうが、
尿は持参しなければならない。

先週の土曜日から、徐々に採取の準備をしている。

部屋の隅っこにある、ちまのトイレを引っ張り出してきて、
わたしが回りにしゃがめるように配置。

レンゲを差し込んで直接取りたいのだが、
万が一、それをやれなかったときのために、
採尿の専用シートを、トイレに入れてある。

初日は怖がって、オシッコを我慢してしまったので、
少しだけ、シートを入れた。
シートのない場所を選んで、オシッコしてた。

徐々に枚数を増やし、ちまも気にせずオシッコできるようになった。
シートで採取できたら、冷蔵庫で保管。
新しく採れたら、どんどん交換。

今夜は、やっと、レンゲを差し入れて、
ダイレクトに受け止められた。

明日も明後日も、採れるといいなあ。

ちまは、人を疑うことを知らない天使ちゃんなので、
ある意味、楽である。

ムギが健康で、本当に良かった。
ちまも、どうか元気でありますように。

                                           伽羅moon3




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