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ちまに寄り添う。

ちまが、5月に、生まれて初めて、
お腹を壊した。

ちまは3月に、7歳になった。

猫は7歳がシニアの入り口であると読んだので、
4月にしっかり検査してもらったのだが、
5月に入って、突然下痢をした。

生まれて初めてだったので、
わたしもびっくりしたが、
ちまのほうがもっとびっくりしていて、
何回も何回もトイレに入り、
お尻から水が出てきちゃった時には、
「どういうこと?」と、トイレの中で立ち尽くしていた。

行きつけの病院は都心を抜けて車で一時間。
電車で行くとなると、2回乗り換えたのち、
駅からはタクシーだ。
お腹を壊している子を連れ歩くことはできない。

なので、ムギの行っている病院に連れて行った。
バスで数分の距離だからだ。

すぐに手を打ったので、無駄に体力を消耗せず、
薬で下痢は止められた。
腸がすごい音を立てていたらしく、
相当痛かったと思いますよ、と先生に言われた。

でも、薬が終わると、また下痢が始まった。
おかしい。
食べるものだって、何も変えてないし、生ものも食べてない。
もう一回病院に行った。

そのとき、担当の先生がお休みで、
あまり居たことがない女医さんだった。
もう一回同じ薬を飲むのは無駄だと思ったので、
すすめにしたがって、持参した便を検査に出してもらった。
12000円もした。

でもその結果、菌が繁殖していることがわかって、
早めに手当ては出来た。

その後、かかり付けの病院に連れて行って、
下痢を繰り返していることを話すと、
苦いお薬を勧められた。

飲ませるのが大変で、もし失敗したら、
たちまち警戒されてしまうと聞いたので、
慎重に与えた。

オブラート一枚でぐるぐる巻きにし、
砂糖水につけて固め、
ウェットの餌を、あらくほぐしたものに混ぜて与えている。

ずっとそれで成功していたのだが、
少し前から、きれいにお薬だけ残すようになってしまった。

気付かれた!

夫に話したら、朝イチの空腹のときに、薬を混ぜたウェットにすれば、
勢いで食べるんじゃないか?と言われて、
そのように変更したら、食べてくれるようになった。

そのお薬がとても効果があって、
すっかりお腹の調子がよくなり、いいウンちゃんをするようになった。

しかも、この一か月で、一回しか、吐いてない。
月に2~3回は吐いてたので、これは珍しい。

ハゲハゲのお腹を見たら、
うっすらと、白い毛が生えてきていた。
半月くらい前まで、お腹はハゲハゲで、
目も痒そうだったのだが、それが治まってきた。

良かったねえちま。

今日のちまは大人しくて、看護師さんにやさしく抑えられながら、
看護師さんをスンスン嗅いでいた。
伸びていた爪も切ってもらって、とてもいい子。
体重も増えておらず、元気。

良かったねちま。

午前中の通院だったので、
帰宅してから、ちまと二人でお昼寝をした。


リフォームしてもらってから、部屋が格段に暖かくなった。
窓を一か所、まるまる壁に作り替え、
窓は小さくして場所を上に上げ、
サッシは二重ガラスで、シャッター付き。
すると、エアコンの18度設定くらいで、充分暖かくなる。

寝る場所もベッドになって位置が高くなったので、
暖かい。

わたしが起きた後、ゴハンを食べたちまが、
ベッドに乗って、
畳んだわたしの毛布に陣取った。

毛布を重ねて寝ているので、ふかふかなのだ。
ちま、初めて、この場所が気持ちいいと気が付いたもよう。
一番上の薄い毛布を折って持ってきて、
軽く体にかけてやったら、すごく喜んで、
ゴロゴロ言った。

わたしはしばらくちまと密着して過ごした。
ちまはわたしのプリンセス。
ちまがいてくれるから、生きていられる。
それくらい、大事な子。


暗くなってから、ムギに会いに行った。
ムギは出かけていたのか、小屋の中ではなく、
爪とぎの座面に座っていた。
わたしが座ると、すぐに来て、
濡れた体を拭こうとしたが、すぐに脚に乗ったので、
背中としっぽだけ拭いた。

そのまま、ムギをくるんで、小一時間、まったりした。
何もしなくても、お互いにチャージ出来ているのだ。

今夜は冷たい雨になっている。
ムギ、あのあと小屋で寝ていてくれるといいのだけど。

雨の音を聞くと、ムギが濡れてないか気にかかる。


11月も最後になった。
本当に今年は、大変な一年だった。
あちこち具合が悪くて、精神的にも悪化して、
薬が増えたままだ。

胆石からは、解放された。
もう、しくしく痛むことに怯えなくていい。
長い闘いだった。

今後は、ひっそりと、穏やかに暮らしていきたい。
ひっそり穏やかに、が、わたしの望みだ。

                                             伽羅moon3



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