« ちまに寄り添う。 | トップページ | とにかく防寒。 »

雨が刺さる。

昨日の夕方、もう雨になっていて、
小屋の外にいたムギは、ちょっとだけ濡れていた。

体を拭いてから、脚に乗せてムギをくるみ、
しばらく一緒に過ごせた。

夜中、雨が激しくなった。

窓が少なくなり、小さくなり、
二重サッシでシャッター付きになったため、
リビングにいると、気が付かないが、
キッチン側に出ると、大雨になっていたので、
ちょっと早めにムギのところにムギのところに行った。

ムギは小屋におらず、
あわてて飛び出したような形跡だった。
こんな冷たい大雨なのに、ムギがいない。

心が真っ青になる。

ムギ!
ムギちゃん!
ムギ、ママ来たよ!

そう呼ぶと、程なくして、鳴きながらムギが帰って来た。
すぐに擦り寄って来たのだが、
ムギはぐっしょり濡れていた。

そのままわたしの脚に登ろうとしたので、
ムギ、待って、ちょっと拭かせてね、と言って、
タオルで体を拭いた。

猫は、一度濡れるととても厄介なのだ。
拭いても拭いても、なかなか乾いてくれない。

体を冷やしてしまうと、一月のときみたいに、
低体温になって、命が危ない。
温めないと!

わたしは慌ててしまって、ワタワタした。
カイロを自分の脚に乗せてからムギを乗せようとあせった。
そしたらムギが怖がって、離れてしまった。

ああ、ごめんムギ。
ムギは物音が嫌いなんだよね。
わかった、もう動かないから、くっついてあったまろう?

何度も呼んで、待って、ムギが気を取り直して、来てくれるのを待った。

やっと来てくれたので、とにかくひざ掛けでくるんで、
お腹に手を当てて、
温めた。

ムギ、ムギ、大丈夫?
こんな冷たい雨に濡れて、
シッポには草の実がいっぱいついて、
可哀想に!

小屋に居られなかったんだね?
敵がやってきたんだね?
だから、雨の中で、外を警備していたんだね。

可哀想なムギ!
いっぱいさすって、体を温めた。

朝になってもいい、このままムギと居よう、と思った。

3時半を過ぎて、雨が止んだあたりで、
敵が現れた。
人間がいるのに、裏の土手から来た。
人間を恐れない、憎たらしいヤツラ!

ムギは、戦いに出て行った。

小屋にはカイロを仕込んで、餌も小屋に入れて、
帰って来たらゆっくり休めるようにして、
わたしも明け方、帰って眠った。

敵さえいなければ…。

一緒に冬を乗り越えることは可能だ。
小屋は充分、暖かくしてやれる。

でも、ノラたちがいつ来るかわからないし、
ヤツラは卑怯で、複数でやってくるし、
どのあたりまで来た時に、ムギが闘いに出るのかもわからない。

一緒に戦えるチャンスは少ない。

だからせめて、帰って来てゆっくり休めるような環境を整え、
普段、スキンシップをして、愛情をチャージするしかない。

ムギの力になりたい。

今日の夕方行ったら、
ムギは小屋にいたのに、
わたしが、夫のシャツにアイロンをかけたものを、
ポリ袋に入れて持っていたため、
そのガサガサ音で、ママだとわかってるのに、逃げて隠れた。

わたしがシャツを母屋に入れ、
いつものように座って、落ち着いて、呼ぶまで、
ムギは様子を見ていて、
そのあと、鳴きながら寄って来て、すぐ脚に乗った。

もう、今回は、ガサガサしないね。
ゆっくりしよう。
怪我してない?
お腹、冷たくない?

ムギをくるんで、小一時間、一緒に過ごした。
風が冷たくて辛くなり、わたしがギブアップ。
もっと暖かくしてこないとダメだ。

おかかをやって脚から降ろした。
このあとも、カイロ取り替えるためにまた行く予定。

雨も憎い。
野良猫はもっと憎い。
ムギは、必死に努力して、今の地位を勝ち取ったのだ。
それをねたんで、横取りしようだなんて、許さない。

ムギが怖がらないよう、音を立てずに色々取り出せるよう、
整頓しておかないといけないね。

いつもかも、神経をピリピリさせているムギが不憫だ。

ゆっくり寝かせてあげたい。

                                            伽羅moon3




 いつもお読みくださり応援ありがとうございます。クリックお願いしますclover

|

« ちまに寄り添う。 | トップページ | とにかく防寒。 »