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ちま、ハンストする。

昨日は、3回ムギに会いに行って、
2回会えた。

呼んで待っていたら帰ってきてくれたので、
いじらしくてたまらない。

いわゆる、「猫なで声」で、
いわゆる、「猫っかわいがり」をしてしまう。

いつもかも会えるとは決まってないので、
余計に喜んでしまうのだ。
後悔をしないように、精一杯尽くしたい。

しかし、もちろん、それを良しとしない存在がいる。

ゆうべ、夜中にムギに会えて、
猫なで声で猫っかわいがりをして、
パウチのスープを半量やって、
部屋に帰って来た。

残りのスープをちまの小皿に入れて、
「ちま、スープどうぞ。」と言って、食器台に置いた。

…ちま、微動だにせず。

え?

いつもなら、もう小皿を見れば、喜んでベッドから降りてくるのに、
来ない。

ちまを見たら、
ちま、激怒していた。

目が釣りあがり、スープの匂いは嗅いでいるのに、
絶対に要らないから!って顔をしている。

ものすごく怒っていた。


ああ、しまった…。
そうだよね。
ガレージの会話、北窓にいるちまには、丸聞こえだよね…。
ムギばっかり可愛がって!って、思うよね。

スープを鼻先に出しても、
すんすん嗅ぐだけで、飲もうとしない。
ムギにあげた残りだってことも知っている。

わたしがいけなかった。
ちまに、甘えすぎた。

ちまは、とても情緒の安定した猫である。
まったく手がかからない。
遊んでくれとも、抱っこしてくれとも言わない。
楽な猫だ。

だから、つい、「愛人」である、
小悪魔ムギちゃんに会いに行ってしまう。

ちまには正直に、
「ちま、ごめん、ちょっとムギちゃん見てくるね」と言って出掛けるが、
さすがの天使ちまちゃんも、限界を超えたのだろう。

こんなに怒ってるちま、
ムギが部屋に入ったとき以来初めてだ。

石鹸でよく手を洗い、着替えて、
スープにちゅーるを入れて新しい食べ物に変身させて、
お皿も替えて、ちまに謝りながら出した。
そしたら、それは食べてくれた。

ちま、ごめん。
本当にちまに甘えてばかりでごめん。
ムギにはパパがいるもんね。
ちまにはママだけだから、もっとママはちまと過ごさなくちゃね。

反省した。

だから今日はどこにも行かず部屋にいた。
ちまは、何も求めて来ない。
お腹がすいたら、ねだってくるだけの子だ。
でも、ムギには会いに行かなかった。

ちまは、お風呂場を二回、検査した。
ムギのトイレやムギのオシッコまみれの爪とぎとかがあるので、
ムギ臭でいっぱいだ。
ちまは、ムギがいないかを念入りに検査していた。

夜、夫が愚痴こぼしに来た。
お姑さんのことで、毎日ストレスが満載なのだ。
お姑さんは、スポーツをやっているので、
足腰はすごく丈夫だ。
でも認知がもうズレてしまっているので、
徘徊も、そう遠くはないかも、と話し合った。

ペットの存在は、夫婦のクッションになる。

わたしがいまだに、
ムギと一緒に暮らせないのかと自分を責めていることを、
多分、ブログ記事で読んで知っているのだろう。
夫はちまを撫でながら、ちまに向かって、
「でもね、パパも、ムギちゃんのオシッコ攻撃には耐えられなかったんだよ。」
と言った。

ムギがわたしの部屋に居て、
いけないところでじゃあじゃあオシッコをして、
わたしが、「ムギ!だめ!」と騒いでいると、
夫は、「あ~あ~、大変だね。」と言って、
サッと帰ってしまっていた。

わたしは、ムギを部屋に入れたことを悔いた。
すごく孤独だった。
部屋に入れたいと言ったのはわたしなのだ。
全責任はわたしにある。
夫は、このまま外で可愛がろうと、正解を言っていたのに。

その意見を聞いていれば、
誰も傷付かなかったのに、と、未だに悔やまれる。

今後、何年、この状態に耐えなければならないのかと、
わたしはうつ状態に陥り、
ついにはケージにムギを幽閉した。

ひどいことをしてしまった。
申し訳ない。

ぷっつり鬱状態になったわたしと、
可哀想なムギを見かねて、
夫が母屋の和室に、ケージごと、引き取ってくれたのだ。

わたしは、後ろめたさのあまり、ほとんど会いに行かなかった。
行けなかった。
ムギも、高いところからわたしをシラーっと見下ろしていて、
寄っても来なかった。

夫が猫アレルギーを発症して、和室をムギにゆずり、
自分は書斎で寝起きするようになった。

ムギは、夫が帰って来ているのに、自分のところに来てくれなかったり、
もしくは、わたしの部屋に来て長時間居なかったりすると、
あてつけに、畳や、たんすの上で、オシッコをしてあった。

ちゃんとトイレを使える猫なのに、だ。

それに耐えて飼っている人は大勢いる思う。
でも、わたしは、耐えられなかった。
恥ずかしい。
後ろめたい。

でも、さっき、パパも耐えられなかったんだよ、って言ったのを聞いて、
「わたし」が「わたしたち」に変換されたら、
ちょっとだけ、楽になれた。

正直、今のムギが、一番イキイキとした表情をしている。
部屋にいれば、外敵もおらず、
寒暖差もなく、
ストレスは少ないが、
全然、幸せそうな顔には見えていなかった。

今は、振り向いてニッコリしてくれる可愛いムギ。
ゴロゴロ言いながら、ゴッツンコをしてくる可愛いムギ。

もちろん、室内で飼うほうがいいのは当たり前。
できるものならそうしたかった。

でも、誰かの我慢の上に成り立つ幸せはあり得ないんだよと、
友達に教えてもらった。

だったら、今のこの状態で、
みんなが少しずつ幸せであるよう、
夫と、努力をしよう。

わたしは、ちまを一番に考えて、
ムギに対する情報は、二人で共有して、気をつけて見てあげる。

子供を複数育てた経験がないので、
愛情の振り分け方が不器用なわたし。

ちま、本当にごめんね。
大事にするからね。

                                          伽羅moon3



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