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どうしていたんだろう?

夕べ、夜中は、ムギに会えなかった。

会えないまま帰る短い距離が、
とてつもなく辛い。

どうしたんだろう。
夏場は、ここまで辛くなかったし、
そもそもが、ムギにそんなに時間を割いていなかった。

部屋のリフォームで荷物を詰めて、
しばらくの期間、母屋で暮らしたり、
アパートに戻ってからは部屋を作り直したり、
そのうちに発症して入院して退院して、
入院して手術して退院して、
いつの間にか秋になってしまっていた。

夜、肌寒くなると、
ムギが小屋で倒れていたあの夜をどうしても思い出す。
二度とあんなことがあってはならない、と気を引き締める。

たかが猫、と思う人も世の中にはいる。
でも、猫は猫だけれど、
命は重いのだ。

子供を一人育てたけれど、
今、思い返すと、
よくぞ、大きな事故にも遭わず、無事に大人になってくれたと、
胸を撫で下ろす。
危ない橋を渡っていた。
一人で留守番させる率も多かったし、
小学3年生からは、
新幹線にも一人で乗せた。

よく、何も起きずに無事だったなと思う。
今のように携帯電話がある時代じゃなかったのに。

ムギが入院していた時、
わたしはムギの面会に、二時間を費やしていた。
面会室で、汚れた体を拭いてやり、ブラッシングをしてやり、
あとはただ、抱き合って過ごしていた。

それでも、わたしは、夕飯を二品、作っていたのだ。

いったいどうやって時間を作っていたのだろう?

ちまを寂しくさせるから、ちまをお腹に乗せてラブラブもした。
体はもう、ガタガタで、
股関節を傷めて、まともに歩けなくなっていた。
一ヶ月ぐらい頑張ったが、
ムギが退院して、通院になった頃に、
どうにもしんどくてたまらず、
途中から料理を、具沢山の煮物一品に減らしてもらった。

それまでは、ちゃんと二品作っていたのだ。

確かに、夜のうちに煮物をしていた記憶もあるが、
もう、はるか遠い記憶になってしまったみたいに、
もやっとして、思い出せない。

すごくしんどかった。
でも、ムギの命が助かるなら、何でもする、と思っていた。


ムギの命は、重い。
尊い。

今、季節が秋になり、小屋に居る率が高くなり、
会える日のほうが多くなった。

暗くなるのが早くなったので、今日は夕方5時半に行ってみた。
ムギ、待っていてくれたようで、
ムギから声をかけてきて、
喜んで車の前でゴロンゴロン回った。

雨だったので心配だったが、ムギは濡れていなかった。
ちゃんと、濡れないコツを知ってるんだね。
ムギには「知恵」があるもんね。

体を拭いて、ブラッシングして、
丁寧に撫でて、傷が無いかを確認する。
アゴに、新しい小さい傷を発見。
引っ掻かれたのかな?

毎日、多分、闘っているムギ。
気が小さくて優しい子なのに、
自分のテリトリーを守るために必死に闘って生きている。

守ってやりたいけれど、
わたしが代わりに闘っても意味が無いので、
ムギ頑張って、と応援するしかない。

あとは、会えた時に、いっぱい愛情を伝える。

ムギが、「ここに居たい」と思ってくれるよう、
大事にしてあげる。

これから寒くなっていくけれど、
去年よりももっと、あったかい小屋にしてあげるよ。


昨日も書いたとおり、
何もできない。
出掛ける用事があれば、食事は、買ったもので済ませてしまう。
洗濯をし、クイックルで掃除をする程度。

前は、夕飯を作るために、
出掛けていても4時半には帰って、
煮物をしていた。

もちろん、自分でスーパーに買い物に行き、
献立を組んで、食材を買っていたのだ。
その日、安いものがあれば、それも買っていたのだ。

それが、どうにも、できる気分にならない。
無理なんじゃ?と思ってしまう。
わたしに、いったい何が起きたのか、わからない。

先週は、リウマチの注射が怖くて打てなかった。
外科の主治医は、
傷以外のところだったら、どこに打っても大丈夫ですよ、と言ってくれたが、
結局、怖くて打ててない。

でも、ほとんど炊事をしないから、
関節の痛みも、そんなに辛いことはない。

動かさないとダメだけど、
こんな風に、休むことも必要だったのかな。

ずっと休んだままでは、肩身が狭い。
でも、どうにも、復帰できる気分が湧いてこない。
困ったことだ。

                                           伽羅moon3



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