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嵐の夜の辛いこと。

雨がすごかったが、美容院だったので、
お昼に出掛けた。

夫に商品券をもらったので、
それで何か食べて、何か買おうと思っていたのだが、
セリアで物色しているときに、メガネを落として踏んだ。
ぐにーって曲がってしまった。

仕方なく、zoffに直行。
気に入っているフレームなのだが、直せないなら、
商品券はメガネでおしまい。

でも、小さいネジを取り替えてくれて、フレームは復活した。
視力が変わってしまって見えにくいので、
度数を変えてレンズを入れてもらった。

その間に遅いランチをした。
余りにも食べたいものがありすぎて迷いに迷った。

メガネを受け取り、スーパーで食材を買った。
駅に行くと、すごい大雨なのがわかった。
ムギは、どうしているだろう。
ちゃんと小屋に入っていてくれるだろうか。

帰宅して、シャワーして、ちまに餌をやり、
ちまトイレを掃除していたら、背後でちまが吐いた。
あらあら、と振り向くと、
やられた!
新品のベッドに吐かれた。

用心してシーツは二枚かけているが、すぐにはがさないと大変。
そうこうしていると、二回目吐きそうになっていて、見ると、
これも新しいラグで吐こうとしているので、
ちょっとお尻を押して、床で吐いてもらった。

ラグは、何度も吐かれて、捨てて、買ったばかりなんだよね。


雨がものすごいことになっていた。
ニュースを見たら、これからがもっとひどくなると言っていて、
これではムギが可哀想だ。
何とか保護して、浴室に連れて来よう、と思った。

大雨の中、わたしが行くと、ムギから声をかけてきた。
ムギちゃん,いるのね?
夫の部屋の押入れから、ムギのキャリーバッグを出して、
ムギのリビングにスタンバイ。

ムギは、すごく、「状態」に執着する子だ。

小屋の前に、ちゃんと敷物があり、
わたしや夫が、その前の座椅子に座らないと、
来ない。

わたしたちが立っていると、来ない。
座ったとしても、敷物が無いと、来ない。
昨日は、敷物が湿っているので、バスタオルを敷いたら、
その感触がいつもと違うから嫌だと言って離れた。

だから、雨が吹き込む中、「いつもの状態」を作って、
「ムギおいで。」と、何回も呼んだ。

わたしが来たときは、ムギから声をかけてきて、
助けて!って言ってるような声だったのに、
待っても待っても、もう声も出さず、出て来てもくれない。
多分、物置小屋の下にでももぐっているのだと思うが、
待っても待っても来てくれないので、
泣く泣く諦めて、部屋に帰った。

こんなひどい天気のときに、保護してやれないなんて。
ふがいない。
辛い。
こんなことなら、昨日からちゃんと天気予報を見て、
ゆうべのうちに、夫に連れて来てもらえば良かったよ。

ムギ、ごめんよ…。
濡れてない?
小屋にご飯入れたからね…。

ご飯を炊き、
汚れたシーツを洗濯機にかけ、
大根の煮物をしながら、
ベッドにあがってクッションにもたれて、
わたしは辛くて泣いた。

ちまが飛び乗ってきて、抱っこをせがんだ。
濡れた顔を舐めてくれる。

ベッドの横に、小さいチェストを持って来て、
その上に、ちまのゴージャスベッドを設置した。
リフォームして、ベッドを導入することが決まったときに、
考えた配置だ。
そのチェストには、小さい市松人形を飾ってあったが、
ガラスケースだし、地震が怖いので、飾り棚に組み込み、
チェストにはちまのベッドを置いたら、
高さがちょうど良くて、一緒に寝てる感があるんじゃないかと思ったのだ。

ちま、今夜そのことに初めて気が付いて、
喜んでゴージャスベッドで寝ている。

夜中になって、雨が小降りになった。
台風、きっと行っちゃったんだ。
わたしは大量のタオルを抱えて、ムギのところに行った。

ムギは、ちゃんと車の下にいて、呼びかけて来た。

ムギのリビングの床をタオルで何回も拭いて、
敷物と、座椅子を設置して、ムギを呼ぶ。
なかなか来ない。

来たと思ったら、文句を言われた。
あのひどい雨の中、出来たのは、小屋に餌を入れるだけだった。
助けてくれなかった、と思ってるんだろう。

敷物を交換したら、一番好きなのじゃなくなったからって、
嫌がった。
だってムギ、洗濯もしなくちゃだもの。

ちょっとだけ撫でられて、「何かくれ!」というので、
開封したばかりのおかかをやった。
それを食べたら、プイッと居なくなってしまった。
しばらく待っていたが、帰って来ないので、わたしも部屋に帰った。


荒天の時は、保護して浴室に入れてやりたい。
でもそれは、わたしの罪悪感を減らすためだ。
ムギがそれを望むかどうかは、別次元なのだ。

無理に連れて来て、また外に放して、
それでムギが怒ってしまった経緯があるので、
無理はできないし、ムギが望んでいるわけではないことを知っている。

でも雨の日や、雪の日は、辛い。
ムギのほうはもっと辛いのに、ちゃんと居てくれている。

ムギほどの器量の猫なら、きっと飼いたい人がいると思うが、
ムギがガレージを選んでくれた。

精一杯のことをしてやりたい。
台風の日は辛いよ。

                                           伽羅moon3



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