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天使ちゃん・小悪魔ちゃん。

わたしが緊急で入院してしまい、
突然帰ってこなくなったママを、
ちまは、死んでしまったと思ったらしい。

パパには抱っこされたがらず、
舐めたことなんてなかったのに、
必死に夫になつき、甘え、
抱っこされると、夫の顔を舐めたらしい。

もう、パパにすがるしか生きる道はないと思ったのだろう。

ちまは言葉がわかるので、
ちゃんと説明すれば理解してくれるのだが、
ちょっと病院行って来るね、と言ったきり、
わたしが帰らなかったので、
どんなにか不安で寂しかっただろうと思う。

胸が痛む。

だから、退院して帰った時、
出迎えることもなく、
文句を言うこともなく、
ただただ、わたしを見つめて、
ママなの?
本当にママなの?
という目をしていた。

かわいそうな思いをさせた。
次はちゃんと説明してから入院する。

毎日、寝るときは足元で一緒に寝てくれる。
起きたときはいないので、
わたしを寝かしつけてくれているらしい。

お腹に乗られ、いっぱい舐められながら起きる。
おねだりもすごい。
夕べ、小さい牛肉を焼いたら、
「おにくちょ~だい!」と言ってきかなくて、
しかたなく、一度口に含んで胡椒やガーリックを吸って、
小さくしたのを与えた。
離乳食か。


ムギとは、やっといい関係を築いていたのに、
ムギを夜中撫でていた時に痛みが始まって、
その翌日からは、会いに行けなかった。

退院したのは木曜日だったが、
ムギに会いに行く気力が出ず、
せっかくラブラブな関係になれたのに、
一から築き直しか…と思っていた。

でも、ムギは、忘れていなかったし、
ちゃんと待っていてくれた。
日曜日の夜中に行くと、ムギは待っていてくれた。
可愛い声で鳴いて、くっついて来て、
いっぱい甘えてくれた。

良かった。ゼロになっていなかった。
10日間も会いに行かなかったのに、文句も言わず、
怒ってもいなくて、
ただ喜んでくれて、いっぱい甘えてくれた。
嬉しかったなあ。

それから、毎日夜に会おうね、って約束しているのに、
呼んでも呼んでも、ムギが帰って来ない夜がある。

そう遠くにいるとは考えにくい。
外にいれば、声は届いているはずだ。
実際、帰って来てくれるときもあり、
だいたい5分くらいで帰ってくる。

だから、呼んでも呼んでも帰って来ないときは、
何か、事情があるのだ。
何十分待っていても、そういう日は帰って来られない何かがあるんだ。

おととい、会えなくて、
寂しくて、心配だった。
そういう夜は、辛い。

昨日は、車の前でもう待ち構えていてくれた。
歓喜してごろんごろんと転がるムギ。

きゅんきゅん鳴いて、くっついてくる。
寂しかったよって鳴いている。

だってさ、約束すっぽかしたのは、ムギだからね?
ママは約束どおり、会いに来たのに、
ムギって呼んでも帰って来てくれなかったんじゃ…

ムギ、全部を言わせず、
くるっと仰向けになって、悩殺ポーズをしてみせる。
この世で一番可愛いポーズだ。

もう~。

それをされてしまったら、もうメロメロだよ~。

ムギちゃん。
小悪魔ちゃん。
こうすれば人間様がイチコロだって、
よーく知っててやってるね?

去年の冬、パパにもこのポーズを見せて、
まんまと餌をもらう身分を手に入れたんだもんね?

もう~。ムギっち、しょうがないなあ~。
今度からはママが呼んだら帰って来てよ?といいつつ、
わしゃわしゃ撫でて、メロメロ。

わたしが夕飯を作っていないので、
夫がやっている。
夫の時間を作り出すために、わたしがムギと過ごす。

一時間でも二時間でも、
ムギは密着している。

わたしは自分の飲み物と、おやつも持って来ている。
長期戦だからね。

ムギは夏場はあまりカリカリを食べなくて、
ずいぶん痩せてしまっていたが、
食欲の秋が到来したらしく、
一緒にいる間に、「何かくれ!」を、
二度も三度も、発動する。

最初は、一日で一番のお楽しみ、おかかをやる。
嬉しそうに食べて、まだお皿の回りを探している。

また密着して過ごし、
二度目の「何かくれ!」では、
大好きなシーバというカリカリをあげる。
夏の間は、半分も食べられないくらいだったのに、
今は一袋を完食できる。

三度目、「何かくれ!」があると、
Cdといういつものカリカリをやる。

それが終わって、ムギがパトロールに出たタイミングで、
じゃあまた明日ね、と立ち上がって帰る。

このタイミングを逃すと、
エンドレスに突入だから。

ムギは、車の横に立って、
帰っていくわたしの姿をずっと見つめている。

切ない。

ムギだって、お部屋の子になりたいはずだ。
それを狙って、夫に近付いたはずなのに。

今夜は、小雨だった。
ムギは、ちゃんと小屋に入っていてくれた。
小屋を使ってくれると嬉しい。

ムギ、お外でごめんね。
でも、これ、ムギだけの小屋だからね。
寒くなったら、あったかいベッドに替えて、
また暖房も入れてあげるからね。


天使ちゃんと小悪魔ちゃんに囲まれて、
とても幸せ。

                                          伽羅moon3



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