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優しいお姉さん。

わたしにはまだ、孫はいないので、
おばあちゃんの気分はわからない。

子供と孫って、どっちが可愛いのかな。

今日は、夕飯に二品作ろうと思って、
早めに洗濯機も回して、
早めに肉じゃがに取り掛かっていた。

ジャガイモが傷んでいるのが発見されて、
ちょっと手間取っているときに、
洗濯が終わった。

先に洗濯物を干すか、と思ったとき、
ドアがノックされた。

わたしは、居留守を使うつもりだった。
配達があるときは事前にわかるので、
それ以外は出ない。

でも、在宅感がありまくってるよね。
二回目、ノックされて、仕方なく、「はい。」と答えたら、
お姉さんだった。

わたしは、タンクトップにエプロンをしてギャザースカートという格好。
ちょっとひどい。
しかも、部屋には布団が敷きっぱなしだし、
ダンボール山積みなので、
お通しすることも出来ない。

玄関先で、立ち話になってしまった。

お姉さん、スマホに変更されたのだが、
格安スマホ、調子が悪くて、
メールが来ても読めず、送ることもできなくて、
しかもサポートセンターがすごい不親切で、
いつ使えるかわからないとのこと。

お姑さんに会いに来て、
帰りに寄ってくださったのだ。

迷惑かけてごめんなさいねと言われた。
いえいえ、わたしは、まったく被害は受けていないので、
全然大丈夫なんですが、夫の心労が激しいので、
もしお姉さんに聞いていただけたらって、思ってメールしただけなんです、
と説明した。

お姉さんだって、弟(夫)が一人で抱えて苦しんでるのは、
辛いことだとのこと。
自分が、何がやれるか、考えてみるけれど、
母屋の娘ちゃんたちの協力が無いのには、
納得がいかない、と言っていらした。

娘ちゃんたちは、いい子たちだ。

でも、おばあちゃんが、こんなふうになってしまっても、
自分たちの身を削ろうとまではしていない。
全部が夫の負担となっている。
それがお姉さんにも見えているようだった。

母親代わりに、自分たちを育ててくれたおばあちゃんなのに、
長女は土日はほぼ留守で、
次女は背中を向けてネットゲームに夢中。
その事実を、お姉さんは知っていらした。

お姉さんは、おかあさんには、すごく厳しく育てられたとのこと。
内職やって稼ぐから、アンタが家事をやりなさいと言われて、
小学生のときからほとんどの家事をやってきたそうだ。

テーブルを拭き終わると、床を拭いてないと怒られ、
床を拭くと、ガラスが磨いてないと怒られたとおっしゃっていた。

ああ、わたしもそうだった。

一人っ子だから大事に育てられたんでしょうと誤解されがちだが、
一人しかいないので、わたしが家事をやるしかなかったのだ。
10個くらい家事を言い渡され、
そのうち、一つでもやってなかったりすると、
9個出来ていても、全否定された。

お姉さんも、こんな母親なんて嫌だ!と思っていたそうだ。

なのに、孫たちには手取り足取り大事に接して、
結果、家事の出来ない子たちになって、
今の夫の重荷につながって来ていると言う。
子供より孫が可愛いってことかしらね!と、
お姉さんは言ってらした。

納得がいかないようだ。

確かに、母親を失ったことが不憫で、
手を掛けすぎてしまったと、お姑さんは後悔してらしたが、
子供が3人居ても、
戦力にはなかなかならない実情を憂う。

わたしが役に立てなくてすみません、と謝った。
だからといって、じゃあ、母屋の洗濯や掃除をしましょうか?というのは、
なにかちょっと違う気がするのだ。

お姉さんには、
夫が思い詰めていて苦しそうなので、
話を聞くだけでいいので、聞いてやってもらえますか?と
お願いしておいた。

わたしは、平日の料理、もっと頑張りますと言っておいた。
お姉さんは、無理しないで、心と体を大事にしてねと、
言ってくださった。
とてもお優しい。ありがたいお姉さんだ。

30分くらい話し込んでしまったので、
結局慌てて夕飯をつくって、洗濯物を干した。
今日は、肉じゃがと、ゆで卵のサラダを作った。

メニューをメールすると、夫から、
「二品もありがとう。」と返事が来た。
夫が少しでも楽になれるように、これからも頑張るよ。


夕飯を盛り付け終わって、ムギのところに行った。
小屋に居なかったので、留守かと思い、
「ムギちゃ~ん。」と呼んだら、
至近距離にいたらしくて、すぐに返事が聞こえて、
座ったわたしの横で、ゴロンゴロンをした。
これは、甘えたいときのサイン。

だから、おかかをやらずに、こっちおいで、と呼んだ。
ムギは鳴きながら寄って来て、
すぐに抱っこをせがんだ。

甘えたい日なんだね~?
ムギちゃんたら、小悪魔ちゃん!
膝に乗せて、いっぱい撫でて、
ブラッシングしたり、ウェットシートで体を拭いたりした。
ムギはわたしの脚の上でくるっとお腹を出して、
悩殺ポーズをしてくれた。
お鼻スリスリもしたよ。

可愛すぎる…。

30分ほど抱っこしていたら、気が済んだのか、
わたしの「ムギ袋」を嗅いで、
なんかくれ!というので、
お皿におかかを出してやった。
食べたら、もういいみたいで、行ってしまった。
あっけないなあ。

でも、ムギがわたしにも甘えるようになってくれてから、
夫の負担が少し減ったそうだ。
良かった。
ムギ、もっとママに甘えてくれていいんだよ。

ちまは、工事にも慣れてきて、元気にご飯が食べられている。
でも、母屋にお引越しすると、
どうなってしまうか、心配。
ひっそり、二人で暮らそうね。

                                           伽羅moon3

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