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2016年8月

これでおしまいにして!

火曜日、夫は何とか無事に、北海道に出張できた。
わたしは、咳で疲れた体を引きずって、
マッサージに出掛けた。

ところどころ意識が飛ぶ。
90分なんてあっという間の出来事だ。
もっとやってもらいたかったな…。

夫が留守なので、
夕飯は長女とお姑さんのみ。
わたしには、解凍してしまって食べなくてはならないものがあったので、
ある材料で夕飯を二品作って持って行った。

ムギは留守だった。
大きな声で呼んだが、
お姑さんが出て来てしまい、諦めて戻った。

もう一回、会いに行ったが、
やはりムギは留守で、呼んでも帰って来ない。
夫が出張で留守のとき、
ムギはよく、いなくなる。
寂しいのなら、代わりにわたしに甘えてくれたらいいのに、
耐えきれないのか、居なくなってしまうのだ。

11時近くになって行き、
小さめに呼んで待っていると、
きゅきゅ~ん、と鳴いて、ムギが帰ってきた。
嬉しい!
帰って来てくれた!

いっぱい可愛がった。
いっぱいキレイにしてあげた。

ところが、だんだん、わたしは背中が痛くなってきた。

あれ?何だろう?
変な格好したかな。
前かがみになりすぎたかな。

それとも、マッサージの、もみ返し?
いやいや、そんなことはないだろう。

でも、どうにも背中が痛くて辛くなったので、
ちょっと休もうと思って、部屋に戻った。

横になった。
ちまが喜んでお腹に乗ってくる。

すると、右のみぞおちが、痛いのだ。
ちまが踏むと、めちゃ痛む。

仰向けが苦しいので、横になってみたりしたが、
みぞおちと、背中の痛みは、徐々に強くなって来た。

おかしいな。
痛むのは胃ではない。
冷たいものは、アイス一個食べただけ。
飲み物は常温にしている。

なんだかどんよりと具合が悪いので、
もう寝よう、と思い、
ムギのところに行った。
雨かもしれないので、座椅子と敷物を片付けに行ったのだ。

そしたらムギがまた喜んで寄って来たので、
しばらく座って撫でていたが、
もう無理、寝よう、と思って部屋に帰った。

睡眠薬など一式を飲んで横になる。

ところが、痛みは楽になるばかりか、
どんどん強くなってきた。

仰向けで寝ていると、みぞおちをぎゅうう~っと押されているように感じる。
背中は筋肉を傷めたみたいに痛む。

これは、おかしい…。
何かが起きた。

胆のうか、すい臓に、何かが起きたんだと感じた。
背中側が痛むってことは、
体の奥の臓器に何かが起きているんだ。

確かすい臓は左側だから、
多分、胆のう…。

だとすると、急激に悪化する可能性がある。

こんなときは、大体夫は出張で留守。
一人で何とかしなくてはならない。

痛みが強くなり、
脂汗をかきながら、
わたしは非常用の持ち出しバッグを取り出し、
入院にはいらないものを外に出して、
タオルや下着をもっと突っ込んだ。

どんどん痛くなる。
最悪は、一人救急車か…。
救急車、まだ未経験なんだよ。

仕事がある長女を巻き込みたくないし、
次女とはもうずっと話すらしていないし、
23区の真反対側に住んでいる息子を呼ぶなんて出来ない。

一人でなんとかする!

わたしは震える手で、
ちまの餌と薬をまとめ、
どんな風に何を与えているかを書き出した。

痛くて寝られないので、ネットで調べた。
やっぱり、胆のうかすい臓が怪しい。
でも、すい臓は、お酒を飲む人に症状が出やすいらしいし、
やはり左側だ。

午前2時を過ぎたあたりで、
ちょっと、痛みが軽減してきた。
水曜日はちょうど、リウマチ内科の通院日なのだ。
病院に行けさえすれば、診てもらえる。

朝9時近くまで、眠ることが出来た。

病院の内科の受付で、事情を話し、
血液検査の項目を増やしてもらいたいので、
検査前に診察を1回受けたいとお願いした。

熱はなかった。

一時間待って、ようやく呼ばれた。
まず、喘息を心配された。
吸入で口内炎がひどいので、
貼る薬を出して欲しいとお願いした。
気管の音を聞いてもらったが、だいぶ良くなっているみたいだった。

それから、みぞおちと背中の痛み。
症状と経過を話した後、お腹を軽く押された。
痛い。
背中をトントンされた。
痛い。
いずれも、その奥のほうがズキンと鈍く痛む。

血液検査、尿検査のほか、
CTを撮ることになった。

採った血は赤黒く、
尿は褐色だった。

CTは一瞬で終わった。

またしばらく待合室で待ち、
呼ばれて入ると、
先生が、非常にすまなさそうな顔をしていた。

「胆のうに、石があるんですよ。」

やっぱりね。
そうじゃないかと思ってた。
石が動いたから、あんなに痛かったのだ。

でも、ここで重要なのは、
炎症がどの程度かということだ。

幸いなことに、炎症は進んでいなくて、
胆のうも、まだ、腫れていなかった。
他の臓器と癒着していなかった。

わたしは、リウマチの治療を続けている。
リウマチとは、自己免疫不全で、
自分の細胞を異物と勘違いして、攻撃している状態だ。
だから、結果として、
免疫を下げるお薬使っている。

感染症や炎症を起こすと、重篤化するので、
気をつけるように常々言われている。
だから、炎症が怖いのだ。

今日が診察日で、
痛くなったのが夕べで、ある意味、非常にラッキーだった。
早期に発見できた。

ただ、胆のうの大きさと比較すると、
少なくても、「大きい」石が、最低2個はあった。

この大きさがあると、
腹腔鏡手術で、石だけ取り出すのは返って危険になります、
と言われた。
「粉砕する方法は使えますか?」と尋ねたら、
臓器が密集している場所なので、
狙いを定めるのが非常に難しく、使えないですとのこと。

つまり、胆のうは諦めて、
摘出しなくてはならないだろうと言われた。

そうか。
開腹手術か。

臓器を一つ、失うのか。

幸か不幸か、わたしには知識があった。
数年前、お姑さんが、やはり胆石で、
たまたま石が胆管にスポッとはまってしまい、
結局、胆のうを摘出したのだ。

その手術の説明に、わたしも同席していた。
だから、胆のうを失っても、
あんなに元気に生きていけるんだって、目で見て知っている。

激しい痛みに襲われる前に、
どうせ失うなら早く取ってしまったほうがいいね。

ただし、消化器内科の専門の先生に、
診てもらう必要がある。
この日、隣で、消化器内科の先生が診察をしていたが、
わたしは小声で、断った。
「あの先生、どうしても、精神的に無理なんです。」

そのせいで、前回、翌日訪れて、
違う先生に替えてもらったことを話した。
その先生は明日が診察日なので、
明日また来ますので、と耳打ちした。

胆のう炎の薬と、万が一の痛み止めが処方された。
しかし、もし熱が出た場合と、
もし痛くて薬で紛れなかった場合は、
必ず、救急外来で来るように、と念を押された。

リウマチの治療は、多分、しばらく中止せざるを得ないだろう。
それも明日、消化器内科の先生が決める。

もう少し、というところまで良くなっていたので、
残念だけれど、
炎症を起こしてしまったら重篤化するので、これは仕方がない。


夫に報告したあと、
お願いをした。
手術の日と翌日だけでもいいので、個室に入れて欲しい。

前に、卵巣の摘出手術をやったとき、
麻酔の続きで、わたしは術後、眠いのだと思っていた。

ところが、脳が異常事態に興奮して、
一睡もできなかったのだ。

4人部屋で、4人ともが、その日手術した人たちだった。
脚に血栓が出来るのを防ぐためのポンプが、
一晩中うるさく鳴り響き、
誰かと同じ部屋で寝る習性がないわたしは、
精神的におかしくなり、パニック発作を起こしそうになった。
けれども、一切水分補給は禁止。
薬も飲ませてもらえない。

そのうちに、猛烈な吐き気が襲ってきて、
横になってなんていられない。
そのときは、腹腔鏡手術で傷は小さかったが、
傷口、割れるんじゃない?と思うくらいオエオエえづいて、
3回も吐いた。

翌日も、一日中吐き気とただただ闘った。

大部屋で、その状態は、辛すぎるのだ。
辛いの最上級に辛かったのだ。

だから、個室だったらどんなにいいかって思った。
一人だったら恥ずかしくないし、気を使わずに思いっきりオエオエできる。

卵巣摘出のあと、
夫はわたしの共済保険を書き換えた。
入院一日目からの給付金が出るものに変えたのだ。
その給付金があるから、個室、OKだよって言ってもらえた。

ありがたい。
本当にあれは辛かったのだ。
耐えるなら、たった一人で耐えたい。
個室に入れるなら頑張れる。

保険、書き換えて正解だったね。

しかし今年は、なんと言う年だろう。

1月にムギが倒れてから、
ねこたちもわたしも、ひたすら病院通いなのだ。

咳が治まったとき、
もう、今年はこれでいいだろう、と思ったのに、
胆のう摘出なんて大仕事が来ちゃった。

開腹手術のあと、
痛いだろうなあ。
吐くとき、傷口、割れそうになるんだろうなあ。

でも、個室だったら頑張れる。

頑張るしかないんだよ。

今夜はムギはもう、玄関脇で、待ち構えていたよ。
めっちゃ甘えた。
ねこたちのために、わたしが元気でいなくちゃ。

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またまたの口内炎。

喘息の吸入のお薬は、
細かい粒子の粉を、
気管支まで吸い込むものだ。

そのあと、必ず喉のうがいと、
口のうがいをするように言われた。
薬が粘膜に残っていると、
副作用で、口内炎を発症しやすいからだそうだ。

リウマチの薬の副作用で口内炎にずっと苦しんでいて、
歯が割れてからは、
割れている歯や、治療中の歯が当たって、
その口内炎もひどくなっていた。

しっかり歯磨きをしなければならないのに、
口内炎が痛すぎて、磨けない。
料理の味もよくわからず、
味の濃い、ジャンキーなものばかり食べたかった。

長く歯医者に通って、
ようやく終わって、口内炎も治った。
と、思ったら、喘息が出て、
吸入の薬の副作用と思われる口内炎が、
また出来てきて、痛くなってしまった。

痛い。
うがい、足りてなかったんだ。

次から次へと続く不調に、
うんざりする。

そこへ、ちまの下痢。

なかなか明るい話題がない。

咳は、だいぶ少なくなっては来たが、
寝るときは一筋縄ではいかない。
横になると途端に咳き込んで、
寝ていられなくなる。
もう、疲れていて寝たいのに、
座って、氷水をちびちび飲んで紛らわす。

寝付けるのは明け方になってからだ。
当然、起きるのだってしんどい。


台風が来て、
ムギはどうしているかと気にかかる。
小屋に入ってしのいでくれたらいいのだけれど、
どうやら、違う場所にいるみたいなのだ。

夕方、母屋に夕飯を運んで、
ガレージに出てみたが、
激しい風雨でムギのお部屋はびしょ濡れ。
餌も水を吸ってふやけている。
呼んでみたが、応答はないので、
近くにはいなかったようだ。

お皿を全部拭いてきれいにし、
おかかを小さいお皿に少し入れて、小屋の中に置き、
シーバは、車の下の、奥のほうにおいてやった。
これなら何とか濡れないで済むはず。

夜になって帰って来たら食べられるようにしておいた。

帰宅した夫が見たら、
小屋の中のおかかは食べてあったとのこと。

夜中になって、雨が止んだので、
会いに行ってみた。
ムギちゃん、と呼ぶと、すぐに返事があった。
車の下にいたらしい。

勝手口に片付けておいた敷物と座椅子を急いで出して、
セッティングして、ムギおいで、と言うと、
ムギはすぐに来て、嬉しそうにゴロゴロいいながらすり寄ってきた。

ムギ、今日の雨、大変だったね。
どこにいたの?
濡れてないの?

体を拭いてやったが、特に汚れてはいなかった。
小屋にいたのか、
それとも、どこか濡れないいい場所を持ってるのか、
わからないけれど、
とりあえず、濡れてなくて良かった。
猫は濡れると乾かないからね。

車の下に置いた餌も、半分くらいは食べてあった。

くっついてブラッシングしたり、
お腹を拭いてやったりしたら、
ムギは悩殺ポーズをしてくれたりした。
一番可愛いポーズ。
たまらない。

小屋にあったおかかを食べたこと、
バレてないと思っているらしく、
「おかかくれ!」と鳴く。
もう、しょうがないなあ~と言いながら、
少しやった。

餌も新しくしたら、それもカリカリと音を立てて食べた。
40分くらい一緒に過ごした。
ムギはごっつんこしたり、スリスリしたりと、
いっぱい甘えてくれた。

台風は行ってしまったが、
明日はまた、前線の影響で雨になるらしい。
雨だと会えないね。
こうしてくっつきっこして、ラブラブできないよね。

雨が降ったら、小屋に入るんだよ、と言い聞かせて、
帰ってきた。

ちまが待ち構えていて、ごはんちょうだいとねだる。

でも、食べた後、吐いてしまった。

夕方、苦労して飲ませた下痢の薬まで、
全部吐いたよ。

苦い薬だと言うので、
オブラートに包んで、水をつけて固め、
それをウェットフードにひたして、
混ぜて食べてもらっている。
今のところ、まだバレてない。

そのほかに、ビオフェルミンも飲ませたいし、
アレルギーのお薬も飲ませたいし、
ちまの食事は、毎食、お薬入りである。

わたしも、ちまも、お薬漬けだ。

早く咳が治って、
吸入しなくてもいいようになりたい。
口内炎は、ひどくなると、
自分が作る料理の味もわからなくなるので、
申し訳ないのだ。

台風は北海道に向かっている。
その北海道に出張の夫。
行けるのかな。

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咳ってホント辛いよ。

マスクをして寝ているが、
時々咳き込み、起きてみると、
マスクはどこかに行ってしまっている。

夫が、自分が寝室で使っている空気清浄機を、
貸してくれた。
夫も喘息持ちなのである。
猫アレルギーも重い。

わたしは少しずつ良くなってきた。
しかし、寝付くときは、簡単ではない。
うとうと…とすると、とたんに咳き込み、
止まらなくなり、
起きて座って、氷水をちびちび飲んで気管を冷やす。

朝になるとやっと楽になって眠れる。

金曜日の夜、ちまがウンコちゃんをした。
抗生物質のお薬が終わってから、
ビオフェルミンだけを与えているが、
二日に1回、というもともとのペースに戻り、
調子が良かった。

土曜日、夫が、夕飯を手巻き寿司にする、というので、
もうちまも治ったし、
じゃあ久しぶりにこっちで一緒に食べようかと答えた。

しかし、そのあとちまが、
またウンコちゃんをした。

昨日の夜、したのに、
今日またするというのは、イレギュラーだ。
きっとまただ…と思いながら、トイレを覗くと、
やっぱり、ゆるいウンコちゃんになっていた。

30日間、薬を続けたのに、
菌を殺せなかったのだ。

下痢コースに突入だよ。

明日は日曜日で病院が休み。
そのときは16時だったので、
いますぐ行けば、夫の夕飯の支度にも支障がないだろうと思い、
夫に電話して、
ちまを病院に連れて行って欲しいとお願いした。

夫はちょうど寝ていたらしく、
ひどく不機嫌で、何を言ってるのか聞き取れない。
とにかく来てよと言って来てもらった。

わたしがこんな体調じゃなくて元気なら、
何も、夫にお願いしたりしない。

自分でできることなら
何だって自分でやるよ。
そのほうが精神的には楽だもの。

だけど今、咳でわたしはヘトヘトで、
喋る元気すらないのだ。
この体調でちまを背負ってバスで病院には行けない。

だから頼んでいるのに、
夕飯の準備がどうのこうのと言う。
今すぐ行ってくれたら、支障ないんじゃないの?

夫は、しぶしぶ承諾して、支度をしにいった。
わたしはちまをキャリーバッグに入れて、
これまでの経緯を紙に書き出した。

ゆるいウンコちゃんを持って、
夫がちまを病院に連れて行った。

治ったと思ったのにな。
油断せずに、ビオフェルミンもずっと与えて来たのにな。

結果、ちまは強い薬に変更になった。
前に聞いたのだが、これは苦い薬らしくて、
飲ませるのは難しいそうだ。

友達に聞いたのは、
オブラートでくるんで湿らせておかかをまぶす、という方法。

でも、その日は雨になってしまい、
夫がオブラートを買いに行けなかったので、
夫にちまを押さえてもらい、
わたしが口をあけさせて、奥に放り込んで飲ませた。
すぐに、かつおバーのほぐしたのを与えて、
機嫌を取った。

幸い、食欲もあるし元気にしている。

その夜は夫が夜中12時過ぎまで部屋にいた。

わたしは2時ころに寝ようとしたが、
うとうと…とすると咳が出る。
アレルギーの薬を飲み、
夫にもらった、気管拡張薬を胸に貼り、
吸入の薬もやっているのに、
寝付くときは、駄目だ。

苦しくて横になれないので、
座って、氷水をちびちび飲む。

朝になってやっと眠った。

一旦眠ると、体はもうヘトヘトなので、
いくらでも寝たい。

午後1時に、夫がオブラートを買って持ってきてくれた。
「もう1時だよ?」と、
とがめられた。

朝になってやっと寝たのだ。
具合が悪いから、寝ているのだ。
それなのに、とがめられる。

夫は時々、理解があるそぶりを見せるが、
それが本心ではないことなんてわかっている。

だけど、自分だって喘息の苦しさを知っているのに、
そんな言い方ないよね。
寝られる時に寝ておかないと、
今夜だってこんな台風が来ていて、
きっとまた咳が出て、
朝まで寝付けないかもしれないのに。


夜遅くに、ムギのところに行った。
木曜日に10分くらい会って以来だ。

ムギは怒っていた。
毎日来るからねって約束してたのに、
わたしが行かなかったからだ。
しばらく文句を言っていたが、
車の下から出て来て、くっついてくれた。

40分くらい、一緒に過ごした。
雨が降り出して、ムギは車の下にもぐった。

ムギ、台風なのに、お外でごめんね。
小屋に入りなね。窓閉めておいたからね。

部屋に戻ったら、ちまが待っていて、
わたしの脚をすんすん嗅いだ。
ムギ臭いよね?
シャワーするね。

ママもちまも、具合悪いね。
早く良くなりたいね。

ムギもあちこちハゲたり、
カサブタがあるよ。
餌には蟻がたかっていたそうだ。

夏場のほうが問題が多いね。
冬はひたすらあったかくしてやればいいけれど、
夏場は問題が多い。

ねこたちのためにも、早く回復したい。
コンコンという空咳が、ゴホゴホという咳に変ったので、
もう少しだと思う。

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病院尽くし。

水曜日は、何とかカウンセリングに行けた。
喋ることもできた。

しかし、その夜から咳が悪化して、
夜通し咳き込んでいて、朝を迎えてしまった。

朝5時半に夫にヘルプメールをして、
喘息の、胸に貼るタイプの薬をもらった。

咳止めもだいぶ飲んで、朝7時過ぎにちょっと寝た。

でも、これ以上、放置しても、
自然治癒しないと思った。
リウマチや消化器内科でかかっている、
駅前の総合病院に行って聞いてみた。

初診として、診てもらえるという。
初診は時間がかかるし面倒なことが多いのだが、
仕方がない。
診てもらうことにした。

一時間ちょっと待たされた。
あまり寝てないので、座っていてもすごいしんどい。
熱はなく、血圧も正常。

診察室で、脈拍を計られた。
先生がびっくりしているので、
「わたし脈拍は多くて、いつも90から100はあるんです。」と言ったら、
「いや、125もありますよ。」と言われた。
しんどいわけだ。

問診のあと、丁寧に聴診器を当ててもらい、
肺が大丈夫かどうか、レントゲンを撮ることになった。

リウマチの薬と強い注射を使っている。
免疫機能が落ちてしまう薬でもある。
もし、肺炎になってしまったら、重篤化するので、
そこを心配された。

レントゲンで、息を吸うことももう苦しかった。
しかし、幸い、肺に炎症は起きていなくて、
アレルギー性の喘息だろうということになった。

飲み薬と、吸入薬が処方された。
ただし、もし熱が出たら、すぐに受診するよう、
念を押された。

リウマチの薬は、諸刃の剣なのである。

シャンプーの予約をしてあったので、
無理して行った。
咳き込んで汗をかいて、気持ちが悪く、
翌日だともう予約で埋まっていると聞いたので、
必死に行った。

仰向けが一番苦しいので、けっこう咳き込んだ。
こんな日に限って、夕飯を作る日だ。
しかも、母屋に移る前に食材はゼロにしたので、
買い物して帰らなければならない。

薬局に処方箋を出してからスーパーに行って食材調達。
薬を受け取りに行くと、
吸入の薬が置いてなくて、
取り寄せになるという。

吸入ということは、かなり辛い状況だとわかるので、
近隣の薬局さんに置いてないか聞いてくれたそうだが、
その容量のものは、無かったらしく、
翌日の昼にしか入ってこないとのこと。

夜寝る前に、吸入したかったよ…。

ぐったりとしながら帰った。
台風のあとで、ものすごい気温が高く、
シャワーせずにはいられない。
慌ててシャワーして、慌てて夕飯を二品作った。

母屋に運んで、盛り付けて、
ムギのところに行くと、
ムギは小屋の前にちょこんと座って、わたしを待っていた。
甘えて鳴く。
かわいいよ…。

抱っこしてほしいというので、抱き上げて撫でた。
でも、咳き込んでしまうので、お喋りができない。
もっと一緒に過ごしたかったけれど、
苦しくて辛かったので、10分くらいで帰った。

空腹なのに、ご飯が食べられなかった。
夫に鍋を洗ってもらった。
結局、9時半にお薬一式を飲んで、
寝てみることにした。
吸入なしで、寝られるかどうかわからなかったが、
結果、今日の朝、5時まで寝ることが出来た。

夕べ、ほとんど食べてないので、空腹だった。
お餅を2個焼いて、
松茸の味お吸い物に投入して食べた。
お餅、古くなっているので、早く食べなくちゃ。

でも、そのあとひどい咳き込みが来て、
何十分も止まらず、
挙句には吐いてしまった。

お餅も、せっかく飲んだお薬も吐いた。
悲しい。

朝8時になり、アパートの工事が始まった。
今日は北側の外壁をやっているようで、
北側に寝ているので、音がすごい。

わたしは事情がわかっているのでいいけれど、
ちまは、わけもわからず、毎日こんな騒音にさらされて、
可哀想だ。
母屋の和室でも、幸い、なんとか暮らしてくれたが、
ストレスを与えてしまって申し訳ない。

見ると、ちまも、右目がアレルギーを起こしているらしくて、
ちょっと赤くなって涙が出ている。

工事の埃が原因かもしれない。
わたしは、咳と闘いながら、昼過ぎまで時間を潰した。

午後の暑い時間に出掛けて、
吸入薬を受け取って来た。

これは、気管支を広げる作用があるのだが、
咳に対して即効性があるものではないらしい。
ガッカリ。

この咳を、止めて欲しいのに。

朝、吐いてしまったので、怖くて何も食べられなかった。
コンビニいに行ったら、サンドイッチを見て、
お腹がぐう~って鳴った。
食べるものを少々買って帰って来た。

シャワーしたあと、さっそく、吸入をやってみた。
説明された通りにやったけれど、
果たして、気管支に、薬が入ったのかどうか、
全然わからない。
細かい粒子の粉だそうだが、
こんなにも実感が無くて大丈夫なのか疑わしい。

朝5時から起きているので、いい加減疲れた。
寝たい。
でも、横になったら、またひどく咳き込んで、
せっかく食べたサンドイッチを吐きそうになって、
慌ててトイレに駆け込んで、
おええ…となりながら、便器を抱えて耐えた。

咳のせいで、体中が痛む。
寝たい。

古い枕を出してきて二段に重ねて、
横向けで休んでいたら、そのまま眠ったらしく、
一時間半が経過していた。

ムギに会いたいけれど、
じっくり付き合ってやれないから、行けない。
土日になるから、夫に任せよう。

ムギは帰宅した夫に、
「誰も来ない!」と文句を言っていたそうだ。
ごめんねムギ。
昨日、また明日ねって、約束したのにね。

いろんな症状があるけれど、
咳は本当に辛い。
体が疲労する。
眠れないことも辛いし、
嘔吐恐怖症のわたしには、吐いてしまうことも辛い。

埃が原因かもしれないので、マスクをかけた。
掃除をしたほうがいいのだと思うが、
掃除の際の埃を考えると、怖くて出来ない。

辛いなあ。
もうずっと、病院通いが続いている。
やっと歯医者が終わったと思ったら、
次は喘息。

楽になりたい。

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無力感が悲しい。

昨日はかなり無理をしてしまったので、
今日はもう、やらない、と決めて、
ゆっくり起きた。

咳もちょっと良くなってきた。

洗濯だけしようと思って外に出て、
母屋のほうを見下ろしたら、
門扉が全部開けっ放しになっていた。

午前中、業者さんが来ていて、
車を停めたのだと思うが、
閉めないで帰ったのだろう。

気分が悪いので、降りて行って門扉を閉めた。

ムギはいないだろうなあ~と思いつつ、
黙って、家の裏をのぞいたら、
ムギから呼ばれた。

ムギ、車の下にいて、わたしが降りてきたのを見ていたらしい。
声をかけてきた。

ムギちゃん、いたの~。

わたしが座ると、ムギはしゅーっとやってきて、
ピトッと脚にくっついた。
もう最近は、回りを一周したりしないで、
ストレートにくっついて来てくれる。
嬉しいよ。

ブラッシングして、いっぱい撫でてやった。
ムギは嬉しそうにわたしの脚にアゴを乗せている。

最近、朝は夫に会っていないようだ。
今日も夫から、「今朝もムギに会えませんでした。」と
メールが来ていた。

ムギの心に、どんな変化があったのかはわからない。

お腹がすいたというので、おかかをやった。
食べ終わった時に、急にザバーっと雨が降ってきた。
台風が来てるからね。

ムギは慌てて車の下にもぐった。
ムギのリビングはガレージの奥のほうだが、
吹き抜けのガレージなので、雨が吹き込んでくるのだ。

わたしも傘は持ってなかったので、しばらくいて、
小降りになったので、
「ムギ、ママ帰るね。」と声をかけたら、
ムギが、「いや~ん!」って鳴いて、
突進してきた。

そしてすぐさまわたしの脚に登って、抱っこを要求。

嫌だったのね、
まだしばらく一緒にいたかったのね。

抱き上げて、ゆっくり撫でてやる。
いいよ、ムギがもういいって思うまで一緒にいよう。

手のひらにカリカリを入れて、
鼻先に差し出したら、喜んで食べた。

そのあと、またすごい雨になって、
ムギは車の下に逃げた。

台風は今夜から明日の朝にかけて接近する。

ムギのリビングは、吹き込んで濡れるから、
小屋に入ってくれたらいいのだけれど。
そのための小屋なんだけど、
夏場は、あまり中に入っていない。

真夏でなかったら、アパートの浴室に避難させることもできる。
でも、西向きの浴室は、
ものすごく暑いのだ。
明日の最高気温は34度の予報。
しかもわたしはカウンセリングで出掛けてしまう。

そんな状況にムギを置くわけにはいかない。

後ろ髪を引かれながら、アパートに戻った。

夫が帰宅した頃には風雨が強くなっていた。
ムギに会いに出たが、
敷物を片付けてしまってあったので、
ムギは、車の下に戻ってしまったそうだ。

ムギにとっては、
自分の部屋にあるあの敷物が、とても重要なんだね。
いつもそこでくっついて、撫でてもらうんだものね。

結局夫はムギに触れなかったらしい。
寂しいね。

お姑さんは、ちゃんとご飯を食べなくて、
夫がとがめたら、いちいちうるさい!と反抗したらしく、
夫は、誰も安寧をくれない、とメールしてきた。

ムギ、小屋に入ってくれないかな。
さっき見に行ってみたが、
嵐のなかで、
ムギにしてやれることが何一つなく、
無力感に打ちのめされた。

せめて小屋を使ってくれていれば、楽になれるんだけれど、
強制することもできないし、
心配でたまらないが、
何をしてやることもできないのだ。

ごめんよムギ…。

明日、体をキレイに拭こうね。
新しい敷物に替えてあげるからね。
どこかで雨を避けていてね…。

あんなになついてくれているのに、
天災から守ってやれないのは辛い。

餌だって湿ってしまうし、
お腹もすくだろう。
早く台風行ってしまって欲しい。

ムギ、ごめんね…。
無事でいてね。

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本棚が完成。

夕べも咳がひどくて、
なかなか寝付けなかった。
でも、どうしても早起きしなくてはいけない日ではないので、
薬は追加せずに、
アラームだけかけて寝た。

アラームで起こされる。
もう起きぬけに、既に具合が悪い。

夫に、やっと起きたことをメールした。
このあと買い物に行くので何か欲しいものはあるか聞いてくれた。
スポーツドリンクを箱買いでお願いした。

自分でちょこちょこ買って来ていたのだが、
徒歩で、2リットルその他を持つのはしんどい。

しばらくは、何も出来なかった。

ぶら下がっている洗濯物を眺め、
積んである段ボールを眺めながら、
久しぶりに、トーストを食べた。
うん、おいしい。
わたしはトーストが好きだな。

さて、まずは、ムギの敷物を洗いますか。

ムギがトカゲをハンティングして、敷物に献上してあったので、
血がついていたのだ。
母屋に居たので、洗うことができず、
新しい敷物に替えただけだった。
今日やっと洗える。

洗面台で下洗いしてから、洗濯機にかけた。

昨日干した洗濯物をはずして畳んだ。

ちょっと調子が上がってきた。

今まで、壁面の作り付けの白い棚に、
本と飾り物、
元々は食器棚として買った、すごくお気に入りの書棚にも、
本と飾り物、という配置だった。

統一感がゼロ。

アクセサリー作りをやめたあと、
母屋から、書棚を運び上げてもらったのだ。
北海道のミズナラの木を使った、焦げ茶色の棚で、
当時、18万もした。

身分不相応だとは思ったが、
今後一生使う、と決めて、思い切って買った。
再婚したときに持って来た大事な家具。

その書棚が、わたしの部屋のメインである。

今日は、作り付けの白い棚に、
カタログとファイル物だけ、並べてみよう、と思って、
段ボール箱を二つくらい開いて、
作業を始めた。

棚板の設置もしなくてはならない。
金具をはめて、
棚板の位置を決めて行く。

そうしたら、途中で止められなくなった。
わたしの悪い性分が出た。

やってしまわないと、気が済まないのだ。

その棚の一番下は、
ちまのトイレ置き場として使い、
外に飾っていた小さなサイズの市松人形も、
組み込みたかった。

果たして、持っている本のすべてが、
この棚に収まるのか、
やってみないことにはわからない。

本は、段ボール一箱分、売ったが、
文庫本だって何十冊も持っている。
死ぬまでにもう一回読みたいものもあるし、
読んでる途中のも何冊かある。

種類別、作家別にもしたいし、
出版社別にもしたいし、
途中ではどうしてもやめられなくて、
結局、夜11時までかかって、本棚を完成させた。

何とか、本は全部収まった。
奥行きがあるので、奥の文庫本の下には箱を置いて高くして、
二重に収納した。

市松人形も、道具箱も、
きっちり収まった。
気分が良くなった。

ただし、もうゆとりはないので、
本を買うときは、何かを捨てる覚悟で買うことになる。

焦げ茶の書棚は、ガラスの引き戸なので、
完全にディスプレー棚として使う。

今まで飾っていた、ガラス作品や、
天然石などがいっぱいあって、
一応、全部を梱包して箱に詰めたのだが、
なんだか、もう、ガラスや石はいいかな…って気になってしまった。

それよりも、陶器を飾りたい。
大好きな、マグカップを収集したい。

本と違って、飾り物は難しいので、
今度こそ、じっくりやる。

汗をかいたので、夜中にシャワーしてから、
ムギに会いに行った。

ムギは車の下にいたらしく、
わたしが座って呼ぶと、しゅるん、と出て来た。
ムギちゃん、待っててくれたのね?
夜、来るからねって、約束したもんね。

ひとしきりグルーミングしてやって、
涼しかったので、抱き上げて膝に乗せた。
ムギはわたしの手を、あぐーって言いながら甘噛みしたよ。

ムギ、お耳の怪我は良くなった?
ママが会うときは暗いから見えないけど、
大丈夫?

耳をそーっと拭いて、
お尻チェックも忘れずに。


今日は本棚を完成させられて、気分がすっきりした。
でも、根を詰めてしまうこの性分、
気をつけないと、また疲れて寝込んでしまうね。

アパートに戻って来てから、
ちまはほとんどキャットタワーにもぐっていたが、
今日は、新しいラグの上で身づくろいしたりしてたし、
今、振り向いて見たら、
秋冬用の、ゴージャスベッドで寝ている。

お腹の調子も大丈夫。
良かった。治ったんだね。
ちまがダラッとしていると嬉しいよ。

家具を3つ処分した。
その代わりに、収納付きのベッドが来る予定。
とても待ち遠しい。

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あとから来る疲労。

咳が止まらない。
夫にもらった咳止めを飲んで寝た。

アラームをかけていたと思うのだが、
起きられたのは、午後1時だった。
それも、這うようにしてやっと起きた。

すごいしんどい。

でも、まだまだ、夫にやってもらうことがあるので、
起きましたとメールをした。

夜は10時に寝て、
朝は5時から活動をしている夫は、
午後にはもう、疲れている。

いろんな作業をしにアパートに来てくれたのだが、
疲れた、眠い、と繰り返していた。

なんだか、申し訳ない。

わたしも、シャキシャキと片付け事が出来たらいいのだが、
どうやら、疲れが出て来てしまったらしい。
ちょっと動くと、血の気が引いて、
気持ちが悪くなってしまう。
多分、顔色は青いよ。

ダンボール山積みの中で、座っているわたしを、
夫は不審に思ったようだった。

しばらく座っていて、
ドリンク剤を飲んで、洗濯をし、
キッチンだけ、きれいにした。
鍋やフライパン、食器も全部引き出しから出して、
中を拭いて、収納し直した。

欲しいものがあったので、ホームセンターと、スーパーに行った。
スーパーでは、アイスクリームが二割引だったので、
ハーゲンダッツを2個買った。
ぷち贅沢。

帰って来ると、ムギが車の前にダラッとしていた。
声をかけて、夜、会いに来るからね、と言っておいた。

シャワーして、夕飯を食べたら、
もう動けない。
思ったよりも疲労しているらしい。

水曜日まで出掛ける用事はないので、
ちょっと体を休めてから、片付けをじっくりやろう。

ちまはキャットタワーにご執心。

夜遅くに、ゴミを置きがてら、ガレージに行った。
ゴミをガサガサ持っていく日は、あまりムギとは会えないことが多い。
でも、夕方約束したものね。

古い餌を捨ててお皿を拭いたり、
ベッドのタオルを替えたりしてから、
座って、ムギを呼んで、待っていた。

しばらくしてから、ムギが鳴きながら帰って来てくれた。
可愛い声だよ。
脚にピトッてくっつく。

ブラッシングして、ウェットシートで拭いて、
お尻や耳をチェックして、
またブラッシングすると、
ムギはツヤツヤになる。
ゴロゴロと喜んでくれる。

しばらくくっついて過ごすと、
「何かくれ!」と鳴くので、おかかをやった。
食べ終わると見回りに行ったので、
まだ戻って来るかな?と思ってそのまま待っていた。
また鳴きながらくっついて来た。

ムギ、居てくれてありがとうね。
ムギは大事なうちのコだよ。

手のひらにカリカリを乗せて口元に出すと、
ムギはガツガツと食べた。
手からもらうのが大好きなのだ。

わたしのことを、また舐めてくれたよ。
嬉しいな。

ちまは、下痢にならずに状態をキープしている。
治ったんだといいなあ。
記録は細かくとっている。

疲れが出ているので、
ちょっとずつ、片付ける。
寝込まないように気をつける。

迷惑掛けちゃいけないからね。

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無事に帰還~。

母屋での不自由な避難生活を終えて、
無事に、アパートに帰還した。

早起きした夫が掃除をしてくれていた。
エアコンがつけられ、営業さんと会って、
引き渡しがされた。

わたしは、喉を痛めて、咳が出て、
夕べはなかなか眠れなかった。
アラームで起きたが、調子が悪かった。

でも、わたしが住む部屋を、夫が掃除してくれているのだから、
行ってわたしもやらなくちゃ。

床の拭き掃除は、もうやってくれてあった。
キッチンのガスコンロなども磨いてくれていた。
レースのカーテンは、夕べ洗濯して、
カーテンレールにぶら下げておいたので、
カーテンを広げて、二人で拭いた。

わたしは、そういう作業が、苦手。
無理な体勢をしていると、すぐに具合が悪くなってしまうのだ。

やっているうちに気持ちが悪くなってしまい、
ごめん、と言って椅子に腰掛けていたら、
夫が、「顔が青いよ。」と言った。

血圧が下がってしまうのだ。
だから、立っていることもすごく苦手だ。

母屋から荷物を運ぶ。

夫に、時間があまり無いから、
今夜使うものだけ、とりあえず運んだら、と言われたのだが、
わたしにとっては、
どれもこれも、使う「かも」しれないものばかりで、
取捨選択ができない。

どうしたらいいかわからない、と立ち尽くしていると、
また、必要なものだけ運んで、と言われたが、
区別を付けられないので、
結局、無理をして、全部を運び入れた。

片付けるのは追い追いでいいが、
母屋と行き来するのは、もう嫌なのだ。

夫が守ってくれて、
いっぱい世話をしてくれたおかげで、
想像していたより、辛くなかった。
本当に、ありがたかった。

でも、しばらく母屋には行かず、だらーっとしたい。

荷物を運んで、
布団を敷いて、
ちまを連れて来た。

家具の配置が変っているので、
ちまはおっかなびっくりだったが、
すぐにトイレも使ったし、
新しい窓がちょこっと出窓ふうになっているので、
早速乗って、外を眺めていた。

部屋の一等地、東南の角に、
キャットタワーを据えてあげた。

そのあと急いでシャワーして、
着替えて、夫と出掛けた。

夫が好きなアーティストさんのライブ。
いつも一緒に行く女友達さんが、行けなくなってしまい、
急遽わたしが行くことになったのだ。

結婚してしばらくは、
夫の要望に付き合って、一緒にライブに行っていた。
でも、うつ症状が酷かったので、
大きな音も、密集した人もしんどかった。

特に、スタンディングになったとき、
わたしは、起立性低血圧のため、長く立っていることが出来ない。
だから、全員が立って、手を叩いたり、
踊ったりしている中で、
一人、井戸のように座っている。
それが、針のむしろで、辛くて、
夫に、もう行かない、と断ったのだ。

それから夫は、女友達さんと行っている。

今回のライブは、新アルバムツアーではなく、
10周年記念ツアーだったため、
わたしが夫に連れられて行って、
聞いて知っている曲もいっぱいあった。

でも、「スタンドアップ!」の声が上がって全員が立っても、
わたしは立てない。

隣で、楽しそうに手を叩いている夫を、
ほほえましく見ていた。

ライブは、お付き合いで来るところじゃないよね。
やはり、本当に好きなファンの人が、
集まるべき聖なる場所だと改めて思った。

歌うの、気持ちよさそうだな。
来月、また一人カラオケに行こう。
電子ドラムにも興味がある。


わたしの部屋の、新しい玄関ドアは、重厚で厚みがあって、
建物に比べると、立派すぎてアンバランス。
鍵が二箇所になって、鍵も二種類になると夫が言っていたので、
昨日、革製のキーホルダーを注文した。

そしたら、鍵は一本だったよ。

でも、せっかく気に入って注文しちゃったから、
それを使おう。

夜中にムギに会いに行った。
ムギは待っていてくれて、暗闇の中から、声をかけてくれた。
ムギちゃん、いるのね!

座って、ムギおいで~と呼ぶと、
なにやら文句を言っている。
来るのが遅かったね、ごめんよ。

やがて、甘えた声で鳴きながら来て、
脚にピトッとくっついた。
ムギ、会えて嬉しいよ。

ブラッシングして、ウェットシートで体を拭いて、
またブラッシングすると、
毛並みがツヤツヤになる。
ムギは喜んでゴロゴロ言っている。

お腹をもふもふして、
抱っこもした。
わたしの腕を、舐めてくれたよ。
ちまはよく舐めてくれる猫だけど、
ムギは珍しいのだ。
嬉しいな。

40分くらい、一緒に過ごした。
ムギ、毎晩会いに来るから、ちゃんと会ってね。
約束だよ。


明日から、部屋の中の片付けと、
飾り付けをしていく。
急がなくていいから、じっくりやろう。

まずは、キッチンを使えるようにしたほうがいいね。
引き出しの中まで、埃が進入してしまったので、
鍋も食器も洗わなくちゃ。

洗濯物は、室内に、竿をセットできるようにしてもらった。
今まではカーテンレールに引っ掛けて干していたのだが、
これからは、堂々と室内干しできる。
竿も、白に黄緑のキャップがついたのを買ってもらった。

人生で、今が一番幸せ。
わたしは、家庭で安らいだ経験がないのだ。
だから、今の暮らしは極上だよ。

感謝の気持ちをしっかり刻んで、
生きて行こうと思う。

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帰れます!

慣れない和室生活は、
思っているよりも体には負担が大きく、
疲れ果てて、ことんと寝てしまう。
朝まで寝付けなかったのは一日だけだった。

起きて、夫に、起きましたとメールをして、
ちまがお腹に乗ってくるのをしばらく撫でて、
買ってあるパンを食べる。

夫は歯医者に出掛けた。

お姉さんがいらっしゃった。
多分、夫を心配して来てくださったのだと思う。
わたしのことには構わずにいてくださったので
良かった。

お姉さんがお姑さんを連れ出してくれたので、
夫も楽だったのではないだろうか。

わたしは、美容院の予約をしてあったので、
午後出掛けた。
髪を黒く染めてもらった。

帰りにちょっと駅ビルを見て、
お弁当を買って帰ってきた。
ちょうど夫が庭に居て、アパートを眺めていた。

わたしの部屋の改修が、とうとう終了したそうだ。
養生のベニヤ板などは明日はがすしかない、と聞いていたのだが、
人手を集めてくれたらしく、
養生をはがしてくれてあったそうだ。

あとは、明日の朝、エアコンがつけば、完了。
引き渡しとなる。


母屋での避難生活が、終わる。
嬉しい。

でも、実は、
もっともっと悲惨な日々をわたしは想定していたのだった。

きっとお姑さんの来襲に遭い、
お風呂にも入れず、洗濯物は溜め込んで臭くなり、
パンとおにぎりで飢えをしのぐ日々だと思っていた。

でも実際は、夫が休みを取って家にいてくれたおかげで、
食べ物も差し入れてもらい、
洗濯までしてくれた。
わたしのものだけを、わざわざ洗濯して、
自分の部屋に干してくれていたのだ。

お姑さんの異常行動は、しんどかった。
気絶って、本当にあるんだ、とびっくりした。
精神を守るために、脳がシャットダウンしてしまう。
記憶喪失になる場合もあるそうだ。

でも、その事件も、夫はわたしを信じてくれて、
すぐに対処して、守ってくれた。
だから、辛かったのは、その当日と、
逆襲に怯えた翌日の、二日間だけで済んだ。

ちまは慣れない部屋でも機嫌よくシッポをピンと立てて、
ご飯ももりもり食べたし、
ムギには毎日会えて、
毎日甘えてくっついてきてくれて、
幸せだった。

明日、アパートに戻れる。

夕方、夫と部屋を見に行った。
窓が小さくなって高い位置に変った。
おしゃれな感じに変身。
窓ガラスは二重になっていて、断熱・防音効果が高い。
シャッターもついているので、
台風のときも安心。

改修しなかったキッチンも、すごく汚れているので、
掃除が大変だけれど、
とにかく、明日、ちまと一緒にアパートの部屋に帰れる。
嬉しい。

レースのカーテンを洗って、カーテンレールにぶら下げて来た。
シャワーして、汚れていた浴室をちょっと掃除した。

夜になって夫が行って、
クイックルで掃除してくれたそうだ。
でも、キッチンの引き出しにも埃が侵入しているので、
鍋も食器も、一回出して洗わなくてはならない。

コツコツ、少しずつやろう。

まだ、一階の工事と外壁の工事は続く。

足場が外れるまでは搬入は無理だが、
夫がベッドを一緒に見に行ってくれるそうだ。
ベッドが、すごく楽しみ。
収納つきの高さのあるベッドにする予定。
落っこちないかなわたし。

夫が10時に寝たので、
ムギのところに行った。
ドアを開けると、ムギから先に声をかけてきた。
すぐ寄って来て、座ったわたしの脚に、ピトッと寄り添う。

かわいいよ…。

ムギ、また怪我が増えたみたいだ。
ねえムギ、もうテリトリーはこの家だけでいいってことにしたら?
隣の隣の家は、譲ってあげなよ。
ムギにはこんないい小屋があるじゃん。
怪我しちゃうから、もう争うのやめて欲しいな。

ブラッシングして、ウェットシートで体を拭いて、
首をカキカキしてやり、お腹をモフる。
撫でながらお喋りする。
ムギは嬉しそうに目を細めてわたしを見つめる。

こんな風にまた、ラブラブになれて、ママ嬉しいよ。
ムギに避けられていた5ヶ月間、
長かったよ。辛かったよ。
これからは、ママの愛を信じていてね。
毎日来るから、毎日会ってね。

避難生活は、夫と、猫たちに支えられた。
息を殺して過ごす日もあって苦しかったが、
夫に、理解してもらえていて、守ってもらっていることが、
実感できた日々でもあった。
貴重な体験をしたと思う。

明日は夫に付き合って、夫の好きなアーティストさんのライブ。
帰りは中華街。
楽しみ。

精神に異常をきたさずに、避難生活が乗り越えられた。
感慨深い。

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分かち合える相手。

夫が休みで家にいる。
それだけで、リラックスできた。
昨日は緊張の糸が張り詰めていて、
すごくすごく疲れた。

夫がちゃんと監視してくれているので、
お姑さんは、一階には降りてこない。

お昼に起きたのだが、
外から、ムギがほかの猫と争う声が聞こえていた。

起きて夫に言いに行くと、
夫がムギを探しに行った。

お隣のお隣くらいのお家で、同じキジ猫と向き合って、
にゃあおう~!合戦をしていたらしい。
よそ様の敷地なのでどうすることもできない。

夫が帰って来てからも、まだムギの争う声が続いた。

午後、夫がホームセンターに行こうとしたら、
ムギが帰って来ていた。
ムギ、耳の付け根に傷があって、
血が出ているらしい。

夫が優しく撫でている姿を、
一階のトイレの窓からわたしは覗き見していた。

夫が出掛けたので、わたしが行くと、
ムギはわたしにも甘えてくれた。

可哀想に。痛いよね。
傷に触れないようにそっと撫でる。
ムギはわたしにピトッとくっついて甘える。
着ていたワンピースにちょっとムギの血が付いた。

ムギ、自分の小屋だけ守っていたらいいんじゃないの?
何もお隣のお隣まで出向いて、
テリトリーを主張しなくてもいいんじゃない?
立派な小屋があるのだから、
ここに居ればいいでしょ?

ムギは、わたしの脚から降りて、
「なんかくれ。」と鳴く。
甘えて寄ってくる時と、全然違う声なので、おもしろい。
「ムギ、スープ飲む?」と聞いたら、
低い声で、「にゃー。」と鳴く。

小皿にスープを入れてやり、口元に近付けると、
おいしそうに飲んだ。

ちょっと袋に残しておいたのは、ちまにやった。


夫が居てくれるので、
夕方、出掛けた。
ちゃんと料理っぽいものが食べたかったので、
一人で歩いてファミレスに行った。

お一人さま行動、わたしは好きだ。
本当は夫と食事に行きたかったのだが、
お姑さんを監視できなくなるので、話し合ってあきらめた。

夕飯を食べて、
コンビニに寄り、
ホームセンターで猫たちのスープを買い、
アパートに入って、シャワーしてから戻った。

工事をしなかった台所にも、
埃が積もっている。
全部片付けてくればよかったと後悔する。

だいぶ念入りに掃除しないと、
住めるようにはならないよね。

明日で工事は終了になる約束。
エアコンが13日につく。
そのあと、夫と二人で掃除開始。
ちまをアパートに戻して、
夕方、夫と二人でライブに出掛けたい。

帰って来たらちまを迎えに行ってもう一晩母屋で寝て、
14日に引っ越しでもいい。

あと少し。
あと少しの辛抱。

夫がいっぱい面倒を見てくれて、
守ってくれて、
どうにか耐えて来た。

夫が、お姉さんに、来てもらえないかとメールしたのは、
わたしを守る意味と、もう一つ、
同じように理解してくれる相手が欲しかったんだと思う。

お兄さんが倒れてしまったので、
夫にはもう、お姉さんしかいない。

お姑さんの困った行動の尻拭いは、
全部夫がやっているので、
娘ちゃんたちは、その困った行動を見ていないのだ。

分かち合える相手がいないって、
本当に孤独で辛い。
わたしは、一人っ子だから、その孤独はわかる。

お姉さんはお姑さんのことを、
「だいぶおかしいですね。」と、さらっとメールしてきたようだが、
もう、「だいぶ」では済まされない状態になってきている。

それを、同じレベルで分かち合ってもらえたら、
夫は少しは楽になるのに。

わたしに対しては、無理しなくていいと言ってくれる夫。

でも、わたしにも年老いた両親が田舎にいる。
これから先、どうなってしまうのだろう。
不安でいっぱいだ。

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バラ色の人生。

夕べはすんなり寝付けたが、
今日は、もしかしたら、
お姑さんが攻撃に来るのではないかと、
怯えていた。

告げ口したことを逆恨みされて、
乗り込まれたら、
わたしは口答えもできず、あっけなく潰れる。

起きてから、音を立てないように、
そーっとそーっとトイレに行き、
トイレの前にある、古新聞を数束つかんで、
またそーっと部屋に戻った。

ゆうべ夫と言い争いになり、
お姑さんは、「明日は部屋から出ないからいいわよ!」と
ブチ切れていたそうだが、
リビングに居て、テレビの音が聞こえている。

乗り込んで来られたら防げない。
怖くて怖くて、
わたしはドアの内側に、ビールの箱を積み上げていた。

クシャミも我慢して、
ちまにも「鳴かないで、しーっ。」と言い聞かせて、
とにかく気配を殺して、古新聞を読んで過ごした。

この期間中に、色々整理しようと考えていたのだが、
実際は、ただ、息をひそめて暮らす羽目になった。
何にも出来ない。

昨日も今日も、買い物にすら出られず、
夫が買って来てくれたパンと、
カップラーメンで食いつないだ。

肉とか、野菜とか、汁とか、食べたい。
だからグルメ番組は見ない。
辛くなるから。

夕方、お姑さんが降りてきた。
一気にわたしに緊張が走る。
ドアをノックされても出ないつもりでいた。
闘って勝てるはずがないし、
恩義があるから、口答えもできない。

夕刊と郵便物を取りに行って、
しばらく、玄関にいらしたが、
わたしは気配を殺していたので、
そのまま、二階に上がって、自室に移動したらしく、
静かになった。

夫は会社のお付き合いで帰りが遅い。
娘ちゃんたちが帰って来たのも、やっと10時だった。
夫が11時くらいに帰って来て、
ホッとして、力が抜けた。

一日中、緊張していて、本当に疲れた。

酔った夫と、少し話をした。

夫は、お姑さんがわたしに攻撃するのでは?と
心配してくれていたのだった。
朝、お姉さんに、昨日の事情を説明して、
自分は今夜は帰りが遅くなるので、
今日、来てもらえないか、とメールで頼んでくれたのだそうだ。

わたしは感激した。

お姉さんは御用があって来られなかったが、
そんなことはよくて、
夫が、わたしを守るために、
そこまで気を回してくれていたことに、感激したのだ。

わたしの前の夫は、ひどかった。
愚痴をこぼせば、「お前は嫁やろうが。」と非難し、
「嫁の代わりなんかいくらでもいる。親の代わりはおらん。」と
言い放ったヤツだった。
もちろん、味方になってもらったことなどない。

わたしは、男性に、守られたことがなかったのだ。

初めて、夫という人に、守られて生きてるのだ。
なんという幸せなことだろうか。

夫と色々喋っていて、
夫が、会社内で、利口に立ち回れず、
出世することがなくてごめん、と言った。
わたしは、そんなことは思ったこともないと言った。

夫は、だけど結婚生活、もっとバラ色だと期待したでしょ?
と言う。
ううん、わたし、バラ色だよ?
そう答えた。

あの初婚生活に比べたら、
今の暮らしは天国だよ。
夫が常に盾となり守ってくれている、そのことが、
人生において、何よりも嬉しいと感じている。
ありがたくて、感激しているのだ。

会社での地位がどうだったかなんて、どうだっていいじゃない。
夫は、ずっと、ビジョンのある生き方をしてきた。
それはとても素晴らしいと思う。

前の夫は、
たまたま、一つだけ受かった大学に進み、
たまたま、一つだけ受かった会社に入社し、
何のビジョンもなく、志も一切持たず、
営業に配置され、
仕事が出来なくて出来なくて顧客がゼロになり、
東京支店に飛ばされたヤツだったのだ。

そんなヤツと結婚したおかげで東京に来られたので、
わたしはラッキーだった。
わたしにとって、東京ほど、合っている土地はない。


今、夫に守ってもらえている人生。
これが、バラ色の人生だ。
わたしは幸せだ。

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最も怖いもの。

幽霊も怖い。
災害も怖い。
借金の取り立ても怖い。

だけど、世の中で最も恐ろしいのは、
人の「狂気」だと思う。

少なからず自分にもある。
だからわかる。

夕べは寝付けなかった。
夫が起きて、出勤していくまで記憶にあるから、
7時半くらいまで寝られなかったのだと思う。

12時くらいに、異様な音で目が覚めた。

部屋のシャッターを閉めたままにしているので、
工事の騒音はそんなにひどくない。
しかも職人さんはお昼休みの時間帯。

わたしが居るのは、
母屋の玄関の真横の和室である。
玄関に、お姑さんがいて、
色んな場所の鍵(勝手口とか物置とか)が保管してある、
木製の、アクセサリーボックスをガチャガチャしている。

鍵には鈴が付いているものもあるので、
鈴もちりんちりんと鳴っている。
その合間に、玄関のドアを、開けたり閉めたりを、
繰り返しているのだ。

母屋の玄関のドアは、開閉にすごい大きな音を立てる。
だからわたしは今回の避難では使っておらず、
ガレージの勝手口から出入りしている。
とにかく、気配を殺したいからだ。

お姑さんが、
やたら玄関のドアを開け閉めする行動があるのは、
ずいぶん前から知っている。
アパートにいても、すごく聞こえるからだ。

一時間ぐらいずっと開け閉めを繰り返している日が、
時々あって、
わたしには、別に被害はないけれど、
その都度、夫には報告してきた。

鍵たちがいじられてぐちゃぐちゃにされてるのも、
夫に聞いて知っている。
それを、壁一枚隣で、実際にやっているのだ。

お姑さんにとっては、何か意味のある行動なのだろうが、
夫はいつも迷惑している。

わたしも、今回すぐ隣で延々やられて、
いつ終わるのか、
トイレに行きたいけど、狂気を感じて出られずにいた。

お昼休みの夫からメールが来たので、
知らせたが、
「困ったものだ。」と返事が来た。
誰にも、どうしようもないのだ。

わたしは息をひそめていたが、
30~40分やって、気が済んだのか、
お姑さんが二階に上がって行った。

わたしはやっと、そーっとトイレに行った。

音を立てたくないのでテレビは見ずに、
古い新聞を読んでいた。

午後3時頃、宅配便が来た。
お姑さんが対応して受け取った。

そうしたら、再び、
鍵をガシャガシャ、ドアをガッシャーン・バッターン、が始まった。

鍵は、アクセサリーボックスの、くるくる回るフックにいくつもかかっている。
フックを回しながらガシャガシャ・チリンチリンと音をさせ、
その合間に、玄関ドアを、
ガッシャーン・バッターンと開け閉めする。

その行為を、延々続け始めたのだ。

20分。30分。40分…。

全然勢いは治まらない。
すぐ隣で、延々とそれが繰り返されているのだ。


わたしは、おかしくなってきた。
狂気を感じる。
あ、これは自分が壊れる、と思って、
布団に横たわって、タオルケットをかぶった。

ちまも怖がってわたしにくっついている。

そのうちに、恐怖から逃れるために、
わたしの意識はシャットダウンされた。

メールで意識を取り戻した。
夫から、「帰ります。」とメールが来ていた。
それが6時くらい。

お姑さんの、鍵じゃらじゃら、
ドアをガッシャーン・バッターンは、
まだ続いていたのだ!
すでに3時間越え。

わたしは夫に恐怖を訴えた。
ノイローゼになる、というか、もう既におかしくなっちゃってると
ヘルプを出した。

夫は、わたしを信じて理解してくれた。

見てないのに、わたしを信じてくれたのだ。

こんな状態だと、
明日、お姑さんに夕飯を買って来て渡すのは難しい、と伝えた。

すると、夫は、対策をするから大丈夫だよ、と言ってくれた。

6時40分に、気が済んだのか、
お姑さんは二階に上がって行った。


疲れているのに、夫が、
わたしが明日、出掛けなくて済むように、
お姑さんとわたしに、パン屋さんのパンを数個、
買って来てくれた。

わたしの栄養状態も考えて、
ヨーグルトも買って来てくれた。
そのあと急いでうな丼も用意してくれた。

美味しかった。
ありがたい。

鍵はぐちゃぐちゃにされてあって、
あんなに開け閉めを繰り返していた玄関ドアは、
鍵がかかっていなかったそうだ。

夫がお姑さんをいさめると、
わたしに対して、
「告げ口なんかして!」と怒りをあらわにされたそうだ。
告げ口、ってわかるってことは、
意識してやってたってこと?
わざと?

夫は、怒りが沸点に達したと言いに来た。
他にも腹が立つことがいっぱいあるそうだ。

一人で背負っている夫が気の毒だ。
帰って来るのが嫌だという気持ちがわかるよ。
今後も、いっぱい、愚痴を聞いてあげよう。
こんなにわたしを守ってくれてるんだもの。
本当にありがたい。

明日も宅配便が来る予定があるらしい。
つまり、また同じことが繰り返される可能性がある。

でもいい。
夫がわたしの言ったことを信じてくれて、
味方になってくれて、守ってくれてるんだもの。
あと一日だけ耐えれば、
明後日からは夫が休みに入る。

あと一日だけ、耐えよう。
息をひそめて、そーっと過ごそう。


世の中で最も恐ろしいのは、人だ。
自分にも狂気があるから、わかる。

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ちまちゃんのしっぽ。

もう体が限界で、
起きてすぐに、マッサージ屋さんに電話をした。
月曜日は、
わたしが指名しているマッサージ師さんが一人でお店番のはず。

彼女が電話に出て、
ひどく辛いので予約したいと言ったら、
すぐ来れるなら、いまは一人だし、
予約も入ってないので、
少しサービスで長くやってあげられますよ、って言ってくれた。

助かる!
わたしは速攻着替えて、夫に、ちまをお願いねと言って、
出掛けた。

緊張と、慣れない畳の暮らしで、
もう体がガチガチなのだ。

夫は必死にわたしを守ってくれていて、
洗濯までしてくれている。
でも、体が辛いことは、どうしようもない。

マッサージしてもらっている間、
二回くらい意識が飛んだ。
丁寧にやってもらったが、
揉んでも揉んでも柔らかくならない体のようだ。

これは、うつ病の症状の一つだから仕方がない。

終わって、マックでランチしてから、
シャンプーに行った。

夕飯に焼き魚のお弁当を買って帰宅した。
夫は、役所に行きたいからと、
わたしの帰宅を待っていて慌てて出掛けて行った。

じっとしていることも、
のんびり休むこともしない人で、
今日は家にワックスをかけたらしい。
疲れただろう。

わたしの留守中は、ちまはお布団ではなく、
昨日新しく買った、夏物の小さいベッドに丸くなっていた。


夕方、お姑さんが、散歩か、庭掃除かわからないけれど、
ちょっとだけ出掛けていらした。
その間に、たまたま、ちまが欲しがるので、餌をやった。
ちま、食欲が旺盛で、すごい勢いで食べる。

その時、お姑さんが戻って来た。
母屋の玄関は、開閉にすごい大きな音がする。
でも、それにいちいち、ちまは驚いてはいなかった。

なのに、お姑さんの、「はあ~あ。」というため息と、
足音を聞いた途端、
ちまがシッポをおマタに挟んで、姿勢を低くして、
怯えた。

ご飯は途中で放棄。

どうしたのちま?

なにがそんなに怖いの?

まるでちまが、お姑さんを怖がっているかのように見えた。

ちまはフレンドリーな猫で、
いつも機嫌が良くて、
シッポをピンと立てている。

ちまがシッポをおマタに挟んで怯える姿なんて、
初めて見た。

ムギが部屋に入ってきた時は、
怯えたのではなく、ちまは「怒った」のだから。

夫がずっと監視してくれているはずだから、
お姑さんがこの部屋に入ったとは考えにくいのだが、
ご飯を中断して怯える姿にびっくりした。

火曜日・水曜日は、夫は出勤する。
わたしがちまを守らなければ。

ちま、今日もウンちゃんが出た。
二日に一回しか出ない子なのに、
二日続けて出たということは、
下痢コースかもしれない。

食欲はあって元気だけれど、心配だ。

わたしも、体がしんどい。
夫に守ってもらっているが、
精神的には緊張しつづけている。

13日までの辛抱!
がんばれわたし。

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頑張れ自分。

夫には本当に良くしてもらっている。
感謝でいっぱいだ。

でも、気配を消して過ごしているので、
すごく神経が疲れる。

眠れるのはいいのだが、
体調がすぐれない。

今日は、お姉さんがお姑さんを連れて、
お兄さんのお見舞いに行かれた。
チャンス、と思って、
夫とホームセンターに出掛けた。
お姑さんが居るときには、
ちまを一人にはしたくないからだ。

ちまは、ドアを開けるとすぐついて来て廊下に出そうになる。
だから絶対にドアを開けてもらっては困るのだ。
ドアの前にダンボールを置き、
貼り紙はしているけれど、
お姑さんには通用しないと思う。

夫が会社に行って留守のとき、
わたしが出掛ける場合、
ドアの前にバリケードが必要だ。

ちょっと買い物に出ただけなのに、
すっかり疲れてしまって、
夕方、寝てしまった。

夕飯は、夫が用意してくれた。

夕方、シャワーに行って来れなかった。
夫が、夜、行って来なよ、
洗濯も明日の朝しておいてあげるから、と言ってくれたので、
惜しむことなくタオルも使って、
さっぱりしてきた。

工事、本当に憂うつで気が重くて辛かったけど、
夫が守ってくれているので、何とか過ごせている。

でも、火曜日・水曜日は夫は会社に行き、
さらには、水曜日は仕事の飲み会なので、
お姑さんに、何か夕飯を渡してくれと頼まれた。

頑張れ自分。
それくらいできるだろ!

ちまは穏やかに過ごしている。
ムギは日中は家の近所に居て、
夕方以降、ガレージに戻って来ているようだ。
さっきも会いに行ったら、車の横から出てきて、
甘えてくれた。

ちまが長年使っていたベッドが、
実はもう、裏がボロボロだったことがわかり、
新しい夏物のベッドを買ってもらった。
隅っこに置いてやったのだけれど、
まだ怖いみたいで、入らない。

いいウンちゃんが出た。
食欲もモリモリある。
ちま、治ってるといいなあ。

アパートの室内は、家具が移動されて養生されてある。
工事が終わっても、
掃除と復興は大変そうだ。

13日までの我慢。
頑張れ。

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守ってもらっている。

夫が家にいて、
わたしを守っていてくれている。
お姑さんには、行くなと言ってくれているし、
それどころか、自分の部屋にいろ、と言ってくれているらしい。

ご自分の部屋にはベッドもテレビもあるのに、
お姑さんはいつもリビングの真ん中にいらっしゃる。
エアコンもつけていない。

自分の適度に狭い部屋でエアコンをつけているほうが、
体には絶対にいいのにね。

母屋にはシャッターが付いている。
シャッターを閉めて寝ると、
部屋はずっと暗いままだ。
工事の騒音もかすかにしか聞こえない。

たっぷり眠ることは出来たが、
体は、しんどい。

夫が、わたしをちゃんと尊重してくれて、
夕飯も、ほっといてくれている。
わたしは自分で買ったものを、
好きなタイミングで食べている。
これだけで、どれほど救われているかわからない。

今日は、夫と工期の確認をし、
室内の物干しについて相談し、
可愛いカラーの物干し竿を注文してもらった。
ホームセンターだと、ステンレスのしかなかったのだが、
ネットで、白い棒に、カラフルなキャップのがあったのだ。

ちまは、食欲もあり、
その時々によって、わたしの布団で寝ていたり、
部屋の角に置いた椅子の下で、
隅っこ暮らしをしている時もある。
機嫌は良くて、心配していたダメージはないみたいで、良かった。

ムギも元気にしている。
暑い日中は、建物の陰とかで過ごしているみたいだが、
夕方になるとちゃんと帰って来ている。

今日はムギ、狩りをした。

夫がわたしにヘルプと言ってきた。
ムギが、トカゲをハンティングしたのだ。
半分食べて、
半分は、ちゃんとパパに献上する意味で、
小屋の前の敷物に、置いてあったよ。

ムギ、パパほめてくれなかったね。
ちゃんと成果を見せたのにね。
わたしがペーパータオルでくるんで、夫が持ってきた袋に入れて捨てた。
ムギちゃん、ワイルド。

土日だけど、長女は両日ともお出掛け。
次女はヒキコモリでネットゲーム三昧。

夫がすべての家事をやり、
工事のことも全部背負い、
庭の手入れ、ムギの世話と忙しい。

夜9時過ぎに、
「疲れた…。もう寝る。ムギをお願い。」と言って寝た。

夜中にムギのところに行ったら、ちゃんと居た。
鳴きながらくっついてきて、
ブラッシングしたり、ウェットシートで体を拭いてやると、
嬉しそうにうっとりする。
抱っこすると、お互い嬉しいのだが、
やっぱり暑くて、すぐ降りる。

何かくれー、と鳴くので、おかかをやって、
お皿にシーバという餌を入れて置いた。

ムギ、お外でごめんね。
一人で頑張っていて偉いよ。
居てくれてありがとうね。

夫がわたしを守ってくれているので、
なんとか暮らしていられる。
でも、緊張感を常に持っているので、
引っ越し前から、すでに、体が凝ってしまい、
すごい辛い。

このコリをまた溜めてしまうと、寝込んでしまう。
マッサージ、行かなくちゃ。
月曜日か火曜日に予約を取ろう。

わたしの部屋は、13日に引渡しとなった。
ギリギリのスケジュールだ。
13日は、夫に付き合ってコンサートに行く予定になっている。
長い時間留守にして、
ちまを母屋に置いていくのは嫌だ。

だから、引渡しが済んだら、
ちまとわたしが、寝られさえすればいいので、
最低限の引っ越しをしてから出掛けたい。

夫は、月曜日も金曜日も、休んでくれるそうだ。
助かる。
わたし一人なのが、火曜日・水曜日だけで済む。
そこを乗り越えたら、
またアパートに戻れる。

ちまが、思ったより早く適応してくれたので、
安心した。
お腹の薬、30日分を飲み終えた。
便を検査に出さなくてはならないが、
治ってるといいなあ。
切に願うよ。

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恐怖に怯えて。

胃のポリープは、
陰性だった。問題なかった。
良かった。
今後も悪いものに成長するタイプではないので、
気に病まないようにと言われた。

でも、一年前はゼロだったのに、
一年で6個ものポリープが出来てしまうって、
やっぱりちょっと怖いよ。

金曜日から、わたしの部屋の工事が始まる。
なので、消化器内科から帰って来て、
その日の工事が終了したあと、
一人でお引越しをした。

ちょうどお姑さんが、庭仕事をしていらしたので、
まさか黙って通るわけにもいかず、
今夜から、とは言わずに、
「明日から和室をお借りします。」と伝えておいた。
じゃないと、いろいろ面倒だからだ。

母屋の玄関ドアは、開け閉めにものすごい音がする。
なので、夫に鍵を借りて、
ガレージの勝手口から静かに物を運び入れた。

ただでさえ狭くて急な階段なのに、足場が組まれていて、
そこを、布団を抱えて降りていくのは怖かった。

テレビは自分では持てないので、
金曜の朝、夫が持ってきてくれることになっていた。
なので、一通りの荷物を運び入れて、
布団も敷いて、
わたしはアパートでシャワーして、買ってきたお弁当を食べていた。

そしたら、コンコンコン!とノックがされて、
次に、「ガチャガチャガチャ!」とドアノブが回された。
なに?
怖い!
どういうこと?

はい?と声を出すと、「私です。」とお姑さんの声がした。
何なの?
ドアを開けると、
「あなた、お風呂はどうするの、食事はどこで食べるの、
私しかいないんだから、来ればいいじゃないの。」
と、矢継ぎ早に言われた。

ええ?
わたし、わざわざ、「明日から」って言いましたよね?
おかあさんには、ちゃんと買ってきたお弁当渡しましたよね?

今夜みんなが寝静まってから、
ちまを背負ってこっそり移動するつもりだったので、
「明日から」と説明したのに。

急に来られて、
しかも、ドアノブをガチャガチャガチャ!ってことは、
いきなり入ってくるつもりだったってことだよね?

わたしは恐怖にかられて、
キッチンとお風呂は改修しないので、こちらを使います、
くれぐれも、お構いなく、
そちらの二階には行きませんので、
と答えた。

でも、それを理解できる人なら、
いきなり来て、ガチャガチャはしないだろうと思う。

怖すぎる。
私しかいないから、って、
その「私」が怖いのに。

だから言ったのだ。
鍵を付けさせて欲しいって。
でも夫は、まさかお姑さんがいきなり入っては行かないだろうと
たかをくくっている。
いやいや、同居している頃は、
そこは夫婦の寝室だったのに、
先に立って、勝手に入って行った人だからね?

しかももう、いまは認知症になってしまっているから、
行くなよ、って言っても、
覚えていられないんだからね?


夜中に、ちまを背負い、ちまトイレをかかえて、
そーっと母屋の和室に移動。

ちま、怖がって、なかなかキャリーバッグから出て来なかった。

出て来たら、わたしにべったりで、
にゃあにゃあ鳴いて鳴いて、
しーっ。パパがもう寝てるから鳴かないで、と言っても、
にゃあにゃあ鳴いて、
わたしがドアを開けようとすると、足元からしゅるんと出てしまう。

もう、絶対に危ないよ…。
不用意にドアを開けられたら、ちまが出て行ってしまう。

ドアには、
「入らないでください。」と書いた貼り紙をした。
でも、目に入らないかもしれない。
鍵を許可してもらえないなら、バリケードが必要だ。

わたしが部屋に居るときに押しかけてきたら、
入れないで断っていいと夫に言われた。
留守にするときは、ドアの前に、
段ボールの板を立てかけて置く。

軽いからすぐにどかせるけど、
「入らないで」感を、かもし出すためだ。

他にいい方法が思いつかない。

金曜日は、わたしは精神科の通院だった。
夫が、会社を休んでくれていたので、
病院、車で連れて行こうか?と言ってくれた。
電車だと一時間半かかるが、
車だと40分くらいなのだ。
しかも今日は猛暑日で、
最も暑い3時に、坂道を15分歩く。

でも、いい、電車で行く、
お姑さんが和室に入らないように見張ってて、と頼んだ。

すごい暑かった。
夏休みらしくて電車は空いていて、
病院も空いていたのに、薬局でさんざん待たされて、
挙句に、薬が足りないからあとで郵送するという。
30分以上待ってたよね?
無いなら早く教えてよ。

春に、薬剤師さんが代わってから、
この薬局、すごい待たされるようになったよ。

疲れた…。

月曜日からずっと出掛けている週だった。
母屋への引越しも、すごい疲れたよ。

ちまは、幸い大丈夫。
椅子の下の隅っこに、敷物を置いてやったら、
隅っこで寝ている。

わたしが寝ているときは、一緒にお布団にいる。

ムギにも会えて、抱っこできた。
ムギが甘えてくれて、幸せだよ。

わたしの部屋、
本当に一週間で工事終えてくれるんだろうね?
お盆休みを挟まれたら地獄だ。

平日になり、守ってくれる夫がいなくなると、
いつお姑さんの襲撃があるかと、
気が気ではない。

いきなり入って来るわけだから、怖いのだ。
喋りだすと止められないし、無碍にできないじゃないか。

夫はいっぱい気遣いをしてくれている。
でも、平日、怖いよ…。

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なんてもったいない!

今日も工事の轟音で目が覚めた。
一階の外壁を削っているので、
すごい衝撃。

夫が突然歯の不具合で会社を休んだとメールしてきた。
午前中に無理矢理入れてもらい、
休憩しながら、二時間半、治療してもらったそうだ。

わたしはカウンセリングに行ってきた。
ちょっと体調が優れず、ドリンク剤を飲んでから出掛けた。

父からの手紙のことをメインに、
ムギがまた甘えてくれるようになって嬉しい話もしてきた。

終わってからデパートをブラブラして、
ソフトクリームを食べて、
ちょこっと雑貨を買って、
割引になっているお弁当を買って帰宅した。

路地に入っていくと、
薄明かりの中で、ムギが座っているのが見えた。

ムギちゃん!と呼ぶと、
にゃ~ん!と、大声で呼ぶ。
呼びながら奥に向かって歩き、わたしを小屋に誘導しようとしている。

あれ?
パパ休みなのに、ムギどうしたのかな。
でも必死に呼ぶので、
「ムギ、ちょっと待っててね!」と声をかけ、
まずは帰って、ちまの世話をして、
着替えて、ムギ袋を持って、玄関を出ようとしたら、
母屋の玄関が開いて、お姑さんが出て来た。
わたしは身を潜めた。

お姑さんは、郵便ポストを見た後、
ガレージの奥に行って、
ムギがいないかを覗いていた。
もちろんムギは隠れている。

お姑さんが家に戻ったのを見てから、
ムギのところに行った。

ムギは鳴きながら寄ってきた。
お皿は空っぽで、ムギは寂しがってすぐにくっついて来た。

抱き上げて、撫でてやる。
パパいるのにね、どうしたんだろうね。

しかも、ガレージに通じている勝手口の電気がついたままで、
鍵も開けっ放しになってた。
お姑さんの仕業であることは間違いないけれど、
それも夫にメールして知らせた。

ムギが、腹が減ったと言うのでカリカリをやって、
ちまだって待っているから、部屋に帰った。

シャワーして、洗濯機を回すのに外に出ると、
まだ勝手口の電気はつけっぱなしだ。
つまり鍵も開けっ放しってことだ。

イラついて、仕方がないから母屋に行って、
鍵をかけて電気を消した。
上がって行くと、夫はお姑さんと食事中で、
鍵があいてて電気もつけっ放しだったよ?と言うと、
俺じゃないと言う。
そんなことはわかりきってる。
ちゃんとメール読んでよと言い残して帰った。


今日、カウンセリングの帰りの電車で、隣に若い夫婦が座った。
旦那さんが1歳半くらいの小さい女の子を抱っこしていたので、
親切な人が席を譲ってくれて、その若い夫婦は座った。

すると、二人はお互いにスマホを手に持って、
(多分)ポケモンGO!をやり始めた。

膝に、超可愛い、小さな女の子がいて、
その子は、色んなしぐさをして、
いろんな声を出しているのに、
若い夫婦は、スマホを見つめて、ポケモンの話をしているのだ。

もう、わたしは、こらえるのに必死だった。

一番可愛い盛りなのに!
あとから振り返ると、あっという間に子供なんて大きくなっちゃうのに、
この瞬間を見ていないだなんて、
なんというもったいないことをしているんだ!

それを、若い夫婦に教えてあげたかった。
何人も産む子供じゃないだろうし、
人生の中で、子供が子供でいる期間は、たった数年なのに、
見逃すなんてもったいないよ。


わたしは、息子の「はじめて」は、全部自分が見ると決めていた。
姑からは、
孫は面倒を見るから働いてくれと言われたこともあったが、
とんでもない!
初めて笑うのも、初めての寝返りも、
初めてのハイハイも、
絶対に自分が見る!と決めていた。

当時はホームビデオが流行っていたが、
わたしは、それは違うだろ、と思っていた。
撮影することに神経を使うと、姿をちゃんと見れなくなる。

一眼レフのいいフィルムカメラを持っていたので、
それで沢山写真は撮ったが、
肝心な場面は、映像ではなく、
記憶に焼き付けたくて、ビデオは考えもしなかった。

だから、貧しくても、働かないで、幼稚園に入るまでは、
ずっと息子を見つめて来た。

息子からの手紙や、息子が作ったものも、
大切に取ってある。

小さい息子が可愛くてたまらず、
「このまま、大人にならないで。」と抱きしめると、
息子は可愛い声で、
「なっちゃうの。」と答えた。

そんな可愛い姿を見過ごしてゲームなんかに夢中になってて、
本当に愚かだと思うよ。

しっかり自分の目で見て、
記憶に焼き付けないと、もったいない。
そう、言いたかったけど、必死に我慢した。

胃カメラをやって2週間。
明日、消化器内科に、ポリープの結果を聞きに行く。
多分大丈夫って思うけど、
ちょっとドキドキしている。

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天使の微笑み。

アパートは、一階の工事が進行中。
毎日いろんな音がするが、
今朝のはこたえた。

ちょうど寝ている真下からの衝撃音で、
目が覚めた。
まだ眠い。
うとうとする。
音で目覚める。
うとうとする、の繰り返し。

お昼休みに夫からメールが来た。
夕べも、今朝も、ムギがいなくて会っていないとのこと。
心配なので見に行って欲しいと書いてあった。

昼間は工事の人がいるので、
どこか遠くで潜んでいるのではないかなあと思いながら、
行ってみた。

姿がないので、2、3回、ムギちゃーんと呼んで、
座椅子を用意して座ると、
ガレージに隣接している物置小屋の床下から、
ムギが、にょろ~んと出て来た。

ムギちゃんそこにいたの~。

ムギは鳴きながら寄って来て、
すぐにわたしの脚に、ピトッと寄り添った。
雨が降っていたから、少し体が濡れている。
タオルで拭いてやった。

ブラッシングしたり、ウェットシートで拭いたりすると、
ムギが振り返って、目を細めて、うっとりと、
わたしを見つめる。

まるで天使が微笑んでいるかのようだよ。

嬉しそうに、幸せそうに、
ムギが微笑むのだ。

この間、鼻先に怪我をして帰って来た時は、
あきらかに精神的に憔悴していたけれど、
その次にまた顔に大怪我をしていた時は、
なんだかサバサバして、落ち着いていた。

わたしの予想だが、
二回目、闘って、傷は負ったけれど、
勝ったのではないだろうか。
もう、びくびくしていないのだ。

やがて、抱っこして~と登って来たので、
抱き上げて膝に乗せた。
わたしの腕にアゴを乗せて、リラックスするムギ。

あんなに拒否していたのに、
ムギ、ママの愛情を思い出してくれたの?
わかってくれたの?

嬉しいよムギ。
ありがとうね、ムギ。

そのまま一時間が経過。
早く起きていたので時間のゆとりはあったけれど、
そろそろ出掛けなくてはならない。
でも、ムギはわたしの上で、仰向けになって、
猫の一番可愛いポーズを見せる。

これをやると、
人間なんてイチコロさ、って、知ってるみたいだよ。
ムギちゃんは本当に小悪魔ちゃんだ。

仕方がないので、「ムギ、スープ飲む?」と聞いてみた。
すると、振り返って、「飲むー!」と言う。

小皿にスープを出してやると、やっと膝から降りた。
その隙に、「ムギまた夕方来るね。」と言って、
部屋に戻った。

帰宅してからは忙しい。
今夜も二品作る予定をしているので、
切り干し大根を洗って戻しているあいだにシャワーを浴び、
煮込んでいる間に洗濯機を回す。

ムギの敷物は湿っていたので交換して、
手洗いしてから洗濯機に入れる。
こんなことやってるって、誰も知らないことだけど、
ムギが少しでも快適に居て欲しいので、
管理している。

夕飯を運んで盛り付けて、
またムギのところに行った。

ムギは、わたしが来ることがわかっていたらしく、
人間用の座椅子に座って待っていた。
横に座ったら、甘えてにゃうにゃう鳴いたよ。

午後から出掛けたらしく、
座椅子が泥だらけになってた。
ムギの体もまた濡れてて汚れていたので、
ウェットシートで丁寧に拭いてやる。

ムギが目を細めて、微笑んでわたしを見つめる…。
メロメロだよムギちゃん。
どうしてムギはこんなに心を奪うの?

またお腹を見せて、悩殺ポーズをしてみせる。

ずっとムギに拒否されてきた4ヶ月間、
辛かった。苦しかった。寂しかった。
でも、ムギにとって重荷にならないよう、
しつこくしないで来た。

会えた時は、距離を保ったまま、話しかけて、
大好きだよって伝えて来た。

だんだん逃げなくなり、
目を合わせて話を聞き、マバタキして答えてくれるようになり、
時々、寄って来ては、
パパへの文句を聞かされ、
おかかだけ食べたらぷいっと居なくなる、って日々。

それが、憔悴していた時期、
急に甘えたくなったのか、
寄って来て抱っこされてくれた。

冬より、小さくなってしまったムギ。
怪我が痛々しい。

でも、あのあとぐんぐん傷は良くなって、
顔の真ん中に大穴が開いていたのだけれど、
目立たなくなってきた。

夫は、ムギがわたしに甘えるようになったことを、
喜んでくれている。
わたしが幸せだということと、
自分ひとりだけ、という重荷から少し開放されたらしい。

ムギは表現力が豊かで、
いろんな感情を伝えて来る。
可愛い猫だ。
大切な命。

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優しいお姉さん。

わたしにはまだ、孫はいないので、
おばあちゃんの気分はわからない。

子供と孫って、どっちが可愛いのかな。

今日は、夕飯に二品作ろうと思って、
早めに洗濯機も回して、
早めに肉じゃがに取り掛かっていた。

ジャガイモが傷んでいるのが発見されて、
ちょっと手間取っているときに、
洗濯が終わった。

先に洗濯物を干すか、と思ったとき、
ドアがノックされた。

わたしは、居留守を使うつもりだった。
配達があるときは事前にわかるので、
それ以外は出ない。

でも、在宅感がありまくってるよね。
二回目、ノックされて、仕方なく、「はい。」と答えたら、
お姉さんだった。

わたしは、タンクトップにエプロンをしてギャザースカートという格好。
ちょっとひどい。
しかも、部屋には布団が敷きっぱなしだし、
ダンボール山積みなので、
お通しすることも出来ない。

玄関先で、立ち話になってしまった。

お姉さん、スマホに変更されたのだが、
格安スマホ、調子が悪くて、
メールが来ても読めず、送ることもできなくて、
しかもサポートセンターがすごい不親切で、
いつ使えるかわからないとのこと。

お姑さんに会いに来て、
帰りに寄ってくださったのだ。

迷惑かけてごめんなさいねと言われた。
いえいえ、わたしは、まったく被害は受けていないので、
全然大丈夫なんですが、夫の心労が激しいので、
もしお姉さんに聞いていただけたらって、思ってメールしただけなんです、
と説明した。

お姉さんだって、弟(夫)が一人で抱えて苦しんでるのは、
辛いことだとのこと。
自分が、何がやれるか、考えてみるけれど、
母屋の娘ちゃんたちの協力が無いのには、
納得がいかない、と言っていらした。

娘ちゃんたちは、いい子たちだ。

でも、おばあちゃんが、こんなふうになってしまっても、
自分たちの身を削ろうとまではしていない。
全部が夫の負担となっている。
それがお姉さんにも見えているようだった。

母親代わりに、自分たちを育ててくれたおばあちゃんなのに、
長女は土日はほぼ留守で、
次女は背中を向けてネットゲームに夢中。
その事実を、お姉さんは知っていらした。

お姉さんは、おかあさんには、すごく厳しく育てられたとのこと。
内職やって稼ぐから、アンタが家事をやりなさいと言われて、
小学生のときからほとんどの家事をやってきたそうだ。

テーブルを拭き終わると、床を拭いてないと怒られ、
床を拭くと、ガラスが磨いてないと怒られたとおっしゃっていた。

ああ、わたしもそうだった。

一人っ子だから大事に育てられたんでしょうと誤解されがちだが、
一人しかいないので、わたしが家事をやるしかなかったのだ。
10個くらい家事を言い渡され、
そのうち、一つでもやってなかったりすると、
9個出来ていても、全否定された。

お姉さんも、こんな母親なんて嫌だ!と思っていたそうだ。

なのに、孫たちには手取り足取り大事に接して、
結果、家事の出来ない子たちになって、
今の夫の重荷につながって来ていると言う。
子供より孫が可愛いってことかしらね!と、
お姉さんは言ってらした。

納得がいかないようだ。

確かに、母親を失ったことが不憫で、
手を掛けすぎてしまったと、お姑さんは後悔してらしたが、
子供が3人居ても、
戦力にはなかなかならない実情を憂う。

わたしが役に立てなくてすみません、と謝った。
だからといって、じゃあ、母屋の洗濯や掃除をしましょうか?というのは、
なにかちょっと違う気がするのだ。

お姉さんには、
夫が思い詰めていて苦しそうなので、
話を聞くだけでいいので、聞いてやってもらえますか?と
お願いしておいた。

わたしは、平日の料理、もっと頑張りますと言っておいた。
お姉さんは、無理しないで、心と体を大事にしてねと、
言ってくださった。
とてもお優しい。ありがたいお姉さんだ。

30分くらい話し込んでしまったので、
結局慌てて夕飯をつくって、洗濯物を干した。
今日は、肉じゃがと、ゆで卵のサラダを作った。

メニューをメールすると、夫から、
「二品もありがとう。」と返事が来た。
夫が少しでも楽になれるように、これからも頑張るよ。


夕飯を盛り付け終わって、ムギのところに行った。
小屋に居なかったので、留守かと思い、
「ムギちゃ~ん。」と呼んだら、
至近距離にいたらしくて、すぐに返事が聞こえて、
座ったわたしの横で、ゴロンゴロンをした。
これは、甘えたいときのサイン。

だから、おかかをやらずに、こっちおいで、と呼んだ。
ムギは鳴きながら寄って来て、
すぐに抱っこをせがんだ。

甘えたい日なんだね~?
ムギちゃんたら、小悪魔ちゃん!
膝に乗せて、いっぱい撫でて、
ブラッシングしたり、ウェットシートで体を拭いたりした。
ムギはわたしの脚の上でくるっとお腹を出して、
悩殺ポーズをしてくれた。
お鼻スリスリもしたよ。

可愛すぎる…。

30分ほど抱っこしていたら、気が済んだのか、
わたしの「ムギ袋」を嗅いで、
なんかくれ!というので、
お皿におかかを出してやった。
食べたら、もういいみたいで、行ってしまった。
あっけないなあ。

でも、ムギがわたしにも甘えるようになってくれてから、
夫の負担が少し減ったそうだ。
良かった。
ムギ、もっとママに甘えてくれていいんだよ。

ちまは、工事にも慣れてきて、元気にご飯が食べられている。
でも、母屋にお引越しすると、
どうなってしまうか、心配。
ひっそり、二人で暮らそうね。

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受け入れてもらえた。

毎日いろんなことがあって、
記事に書いていなかったが、
胃カメラを終了したあと、
父に手紙を書いた。

下書きをして、読み返し、
一晩置いてから、そぎ落として清書した。

従姉の娘ちゃんの花嫁姿の写真も同封し、
当日、カメラ係を承ったことなども書いた。

母には、感情を移入しない事務的な手紙を書いた。
一通の大きめ封筒に、父宛と母宛の手紙を入れて、
写真も入れて、出してあったのだ。


最初に父から手紙が来たとき、
誰に相談しても、
強く当たれば、強く返って来て、また傷つくから、
無難に、体調が悪いと返事をしておけばいいと言われた。

なので、嘘で塗り固めたそういう手紙を書いて出した。

けれども、わたしの中には、
怒りではないのだけれども、
このまま、真実を知ってもらえないまま、
父と別れることになるのは嫌だ!という気持ちが渦巻いていた。

父は、わたしに、どうか頑張ってくれと、願っている。
わたしだって、父の願いは叶えたい。

だけど、どうして母はお咎め無しで、
転んで流血しているわたしが笑顔を作らなくてはならないのか。

うらみつらみを言うつもりはない。
ただ、わたしは、何年もに渡って、必死に頑張ったのだという事実を、
父には、知っておいて欲しかった。

たった一行、
頑張って頑張って頑張った結果が、これなのです、と、
書きたかった。

それを、カウンセラーさんに相談した。
母のことはもういい。
もう頑張れないし、電話もできない。
うらみつらみももう言わない。
ただ、父には、必死に頑張ったことだけ、わかって欲しいんですと
訴えた。
手紙を書いてもいいでしょうか。

カウンセラーさんは、いいと思いますよ、と言ってくださった。

わたしはそれでかなり気分が落ち着いて、
すぐに書くことはしなかった。
そのうちに、体があちこち不調になり、
病院通いで忙しく、書く気分になれる日がなかなか来なかった。

胃に、ポリープが6個もあったと知って、
わたしは、父に手紙を書こうという気持ちになった。

「実は、お母さんの60年分の愚痴と悪口と、
自分はこんなにいい人!という自慢話に耐え切れなくなりました。
親孝行せねばと思い込み、何時間も、何日間も、何年も、
必死に聞き続けました。
一年半ほど前に、限界を感じ、
一生親子なんだから、話す内容を考えて欲しいと頼んだら、
だって大変やったんやからしょうがない!と切り捨てられました。
わたしは、頑張れないのではなくて、
頑張って頑張って頑張った結果、崩壊してしまったのです。
内容については誰にも言いません。
お父さんがわたしの味方をしてくれないことも重々承知です。
ただ、わたしはわたしなりに頑張った結果であることだけを、
知っていて欲しいのです。」

一行で済ませることは出来なかったが、
嘘で固めたまま、父に会うことは苦しすぎる。
なので、こんなふうに、本当のことを書いた。


投函したあと、怖かった。
多分返事は来るだろう。
父は怒るのではないだろうか。
もう帰ってなんて来なくていいと言われるのではないだろうか。

今日、返事が来ていた。
開封するのが怖かった。

手紙は、明るい口調で始まった。
従姉の娘ちゃんが可愛かったこと、
カメラ係り、お疲れ様とも書いてあった。

あとは、母が家にいながらにして熱中症になったことや、
近所の人が手術をした話などが書かれており、
二枚目に、
「お母さんとのことは、やはり想像したとおりでしたね。」とあった。

父は、ブラックな母を、認識しつつ、
あんなに仲良く暮らしているらしいのだ。
父は、母を悪く言ったことなど一度も無いのに。

すごい人だなと思った。
そして、わたしの見えてなかった頑張りを、理解してくれたと感じた。

親に、受け止めてもらえるって、
こんなに癒されることなの?

わたしはびっくりして泣いた。

子供はいつも、
「無条件」で、親に受け止めてもらいたいものなのだ。
これをすれば愛してあげる、というのは偽物だ。
母はいつも条件をつけた。

父は激昂することもしばしばあるが、
わたしは父のことが人として好きだし、
尊敬もしている。

それは、ちゃんと軸の通った人だからだ。

わたしは、母と二人で話すことも電話も無理だけれど、
大晦日には帰省します、と書いた。

それを父はとても喜んでくれていた。
まだ夏なのに、
楽しみに待っていますと書いてあった。

わたしは、実家に帰ると、
母の見ていないところで、
いつも父の手を握ってきた。
父も、笑顔になるだけで、
何も言わず、
ただ、握り返してきていた。

それが愛情の証なのだ。
それで充分、愛していることが伝えられてきた。


わかってもらえた。
受け入れてくれた。
嬉しい。
もうこれで、悔いはない。

父には長生きしてもらいたいが、
嘘のままではいやだったのだ。

辛いけれど、頑張って帰省するよと言ったわたしに、
父は感謝してくれた。

手紙を書いて良かった。
わかってくれる父で良かった。

また書こう。
手紙なら、こうしてやりとりができる。

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