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切ないその姿。

日曜日は、疲れが出て、
夕方までほぼ動けなかった。

毎日予定があって、連日出かけていながら、
部屋の片付けも平行していたので、
ちょっと無理がたたった。

胃カメラも、疲れた。

日曜日は工事が休みで静か。
ムギも安心して夫に甘えているらしい。
傷、大丈夫だろうか。


本やCDやDVDを売ることにしたので、
買い取りのダンボールに詰めた。
大事に取っておいたものの、もう読まない雑誌などは、
夫が持って行ってくれて、縛ってくれた。

夫が出張で留守だった日、ゴミを出さなかったので、
今夜は二袋になってしまった。

ガレージの奥にある物置に入れておくと、
夫が朝、ゴミを出してくれるのだ。
とても助かっている。

ガサガサと音を立てて通るので、
ムギは逃げてしまい、日曜の夜にはもうずっと会っていない。
今夜も会えないと思ったが、
一応、ポケットに、おかかの袋を入れて出た。

物置にゴミを入れて、試しに、
「ムギちゃん。」と呼んでみた。
ん?
かすかな声がしたような気がする。
「ムギちゃん。」ともう一回呼んでみた。
すると、また小さく返事が返ってきた。

ムギ、いるのね?
どこにいるの?
懐中電灯をつけて探すと、ムギは以外にも、小屋の中にちゃんと居た。
ムギちゃん、いたのね。
ママ、おかか持って来たよ。
あげようね~。

そう話しかけながら、小皿におかかを入れてやり、
小屋の中に差し入れしてやった。
まぶしくて申し訳ないけれど、顔を見たいので、
懐中電灯をつけたままにした。

おかかが、ちょっと粉になってしまっていたので、
はふっ!とむせながら、ムギは食べてくれた。

いつもは、食べると出て行ってしまうのだが、
今夜は、そのまま、小屋の中で、ベッドに丸く納まっている。

ムギ…。
心が、辛いんだね。

野良猫と闘って、きっと勝ったんだとは思うけど、
心がしんどいんだね。
傷も痛いよね。
可哀想なムギ。

わたしはムギの前に座って、色々喋った。
大事に思っていることを一生懸命伝えた。
ムギを守ってくれる、ムギ専用のオルゴナイトも磨いた。

ムギ、撫でてもいい?と聞いて、
手を差し入れて頭を撫でた。
なんだか、小さくなったような気がする。

それからまたしばらく一緒に過ごして、
もう一回撫でた。
ムギは何も言わない。

そろそろ帰ろうかな、と思い、
でも試しに、と思って、
「ムギおいで。抱っこしよう?」と声をかけてみた。
すると、ムギが顔を上げて小さく鳴いた。
甘える時の声だった。
「ムギ、おいで。」
もう一回誘うと、ムギは出てきた。

いつもなら、脚の横にくっついて、
そのあとアゴをスネに乗せて、という順序なのだが、
ダイレクトに、小屋からわたしの脚に乗って来た。

ムギ、抱っこさせてくれるの?

抱き上げて、太ももの上に置いた。
ムギはしっとりとおさまった。

ムギ、痩せたね。
軽くなったね。

抱っこさせてくれたの?
ありがとうね。
ママはムギのことがずっと大好きだよ。
体を撫でると、あちこちに、噛まれたのか、
皮膚が盛り上がっている箇所かある。

ムギ、頑張ってくれててありがとうね。
ここに居てくれてありがとうね。
家の中じゃなくてごめんよ。
大事にするから、長生きしてね…。

ムギはわたしの脇に顔を突っ込んで話を聞いていた。
しばらくくっついて撫でて過ごした。

手のひらに、カリカリを乗せて、鼻先に持っていくと、
手からカリカリと食べた。
ムギは手からもらうのが大好きだ。
何回か食べて、満足したのか、脚から降りた。

いっぱいクシャミが出るね。
でも熱もないし、食欲もあるから、大丈夫かな。

ムギはまた小屋に戻った。

会えるとは思っていなかったので、会えて嬉しかった。
しかも、抱っこさせてくれるなんて、思いがけなくて、
嬉しくて、そして、切なかった。

頑張ってくれているムギ。
この先、過酷な夏が待っている。
9月の終わりまで工事も続くから、
昼間は、多分落ち着かなくて小屋に居られないだろう。
可哀想だ。

声も小さくて、ムギはあきらかにションボリしている。
いつでも、いっぱい、甘えてくれたらいいのに。
30分でも一時間でも抱っこしてあげるのに。

抱っこ出来て、嬉しかった。
でも、切なくなった。

ムギ、一緒に頑張ろうね。
ムギが見ていないところでも、ママはムギのお世話をしているんだよ。
会えなくても、触れなくても、
ムギのことを愛しているよ。

                                            伽羅moon3

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