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ねこのおしり。

ちまが下痢を発症して、
抗生物質の注射を受け、
下痢止めの整腸剤を飲んでも治らなかったので、
ゆるい便を採取して、外部検査に出してもらった。

その結果、菌が異常に繁殖して毒素を出していることがわかり、
それ用の薬を二週間飲んだ。

飲んでいる間は、調子は良かった。

しかし、飲み終えて、数日して、
また軟便になってきてしまったので、
先週水曜日、採取した便を再度検査に出してもらった。

金曜日から、だんだん調子を崩し、
吐いたり、ちょっと食欲が落ちたりしている。

今日はもう、4回も下痢した。

ぐったりするわけでもなく、食欲はあるので、
スープをメインにして、小分けにして食べ物を与えている。
余分にもらっていた下痢止めと整腸剤を、
お昼と夜に、飲ませた。

ちまは、人を疑わないので、
カリカリと一緒にお皿に入れておけば、
一緒に食べてくれるので楽だ。

でも、お腹が痛いのか、ちょっと鳴いていたり、
トイレに入って深く掘るので、
お尻をまじまじ見つめていたら、
ぱふってオナラが出て、それだけの回もあった。

わかるわかる。
人間にもあるよね、ロシアン・オナラ。
うかつには出せないヤツ。

人生には色々な楽しみがあるけれど、
それらはやっぱり、元気じゃないと、楽しくない。
元気でいれば、何でもない日常だって、
十分にわたしは楽しめる。
うつ病だからといって、ひたすら毎日暗いわけではないのだ。

わたしの父が59歳のとき、胃がんにかかり、
胃のほとんどを切除した。

父は最初だけ個室だったが、
その後、抗がん剤を受ける際には、
4人部屋だった。

隣のベッドに、
わたしの中学のときの男の先生が入院していた。
わたしは、教わったことのない先生だったが、
有名な先生だった。

学校のトイレを、素手で磨く人だったのだ。

大腸がんだったそうだ。
父と、病気のことを語り合ったそうだった。

抗がん剤で、父が高熱を出している夜中、
その先生が看病してくれたことがあったそうだ。
本当に、素晴らしい先生だ。

けれど、運命は過酷だった。
父は重症だったのに助かり、今も生きている。
その先生は、
亡くなってしまった。

運命の線が、どこでどう引かれるのか、わからない。
公共のトイレを素手で磨くような行いをした人を死なせて、
父を助けた。

退院してから、両親は、
狂ったように旅行に行きだした。
いつ、行けなくなるかわからない!と父が言って、
車で全国を制覇した。

日本をすべて回ったあとは、
全国のお城をめぐる旅に出た。

その後、二人ともが、
命にかかわる不整脈で心臓を手術したが、
今もまだ、生きている。

わたしが同じ立場になったとき、
あんなふうに、必死に生き延びようとする力が湧くだろうか?
そんなパワーが出せるとは、到底思えないのだ。

宿命というものは、ある程度決まっているらしいが、
運命は選択できるらしい。

生きて行く姿勢は、自分が決めるのだろう。

わたしは、仕事も辞めてしまったし、
家事もちょっとしかしてないし、
人として、役に立っているほうではない。

でも、忘れてはならないことがあると思う。

人の役に立てるのは、幸せなことだ。
そこで、謙虚にいられるか、どうか、だと思う。

わたしの人生にはもう、
仕事での成功は、待っていない。

自分を肯定する力が薄いわたしには、
仕事で成果を出すことが、
人生の大きな支えであった。

それを失ったまま、今、静かに生きているけれど、
ちまのお尻をまじまじと見つめながら、
この子を守れるのはわたししかいないと、
そんなことを思う。

ずっと元気で問題がなく生きてきたちま。
ここに来て急にこんなことになって、
すごく心配だ。

しっかり守ってあげよう。

                                            伽羅moon3

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