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偽物じゃない優しさ。

目が覚めて、
まだもう少し寝ていてもいいときに、
エアコンをつけて、
タオルケットにくるまるという贅沢と自由。

わたしは自分の体質のせいで、
気分良く起きたことがない。
少女期からずっと、起きるときの具合が悪いままだ。

部屋が暑くなっていて、エアコンで冷やして、
その中でまた少し眠れるのは、とても贅沢。

「涼しい。」って言葉が日本一好きかも。

母屋に、夕飯の人数を確認に行ったら、
夫のお姉さんが来ていらした。
お姑さんに会いに来てくださったようだ。
ちょっとだけ雑談をした。

そしたら、お姉さんが、
「お母さんが一人の時の夕飯まで、やってくれなくて大丈夫よ。
ね、お母さん、自分で出来るわよね?
伽羅さんは自分の体調を優先して、無理しないでね。」と言って下さった。

夫も子供たちも夕飯が要らないとき、
わたしはお寿司パックを買ってきて渡しているのだが、
わざわざそのために出掛けてくれなくてもいいと言ってくださった。

そのお気遣いが、とても嬉しい。
わたしは、ごく最低限のことしかしてないので、
お寿司パックを買ってくるくらいやれるけれど、
お姉さんは、お姑さんには、
なるべく自分のことは自分でしたら、と言っている。

これが田舎の旧家だったら、
嫁が姑の世話をして当たり前、嫁は家政婦以下、である。
それを知っているので、
お姉さんのお気持ちが、決して偽物ではなく、
本当にわたしの体調を思いやってくださっていることがわかる。

ああ、わたしは、
こうしてただ、優しくされたいだけなんだなあと思った。

父も母も厳しくて、
学校を休むなんてこと、決して許されなかった。
行きたくないことだらけだったのに、
体調だって悪いことがしょっちゅうあったのに、
休ませてもらえなかった。

優しく扱ってもらった経験がない。

もちろん、男は優しいだけでは駄目だ。
責任感があって、精神的に自立していなくてはならない。

でも、わたし、
夫に病状を完全に無視されている。
夫はわたしの病状に興味がない。
死ぬ病ではないと、たかをくくっているのだ。

だから、お姉さんに優しい言葉をかけてもらって、
しみじみ、嬉しかった。

いいなあ、お姉さんって。

そのあと、ムギのところに行ってみたら、
ムギが小屋に入ってリラックスしていた。
暑い盛りの時間帯だったが、
ガレージなので屋根はあるし、小屋は高床式で、窓もあり、
風がとおり、湿気がなくて、
返って過ごしやすいのだろう。

くるくると頭を撫でた。
お皿におかかを入れてやったら、喜んで食べた。
かわいいムギちゃん。

夕飯は、久しぶりに二品作れた。
時間的なゆとりもだけれど、
精神的なゆとりがないと、料理二品は、しんどい。

帰宅したらシャワーもしたいし、
着替えれば洗濯もしたい。
稼働時間が人より短いので、急ぐ。

夕方は、ムギは出掛けていて留守だった。
でも、昼間会えて、撫でられたから良かったよ。

ちまの体調も大丈夫。
食欲もあり、機嫌がいい。


息子からメールがあった。
来月、一泊だけれど、実家に帰省してくれるそうだ。
そして、お嫁ちゃんがちまに会いたがっているので、
また遊びに行かせてね、と書いてあった。

嬉しいよ。
嬉しい。

ちまが理由でも、もちろん嬉しい。
お嫁ちゃんは、壊れちゃったみたいに、
「かわいい、かわいい。」と繰り返す。

彼女には、見た目ではなくて、
ちまの中身の可愛さが、ちゃんと見えているのだと思う。
だって、うし柄のちまより、アメショのほうが圧倒的に可愛いもん。

ちゃんと、見る目があるから、息子を選んでくれたのだと思ってる。

わたしは何があっても、
彼女には優しくしよう。
息子は、お嫁ちゃんのおかげで幸せなのだから、
彼女の存在を、わたしは大切に思う。


金曜日は精神科の通院だ。
午後3時という最も暑い時間帯に、
アップダウンのある道のりを15分歩く。
日傘が必須だ。

心電図を見てもらうつもりをしている。
何か一つでいいから、減薬したい。

                                            伽羅moon3

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