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2016年4月

後悔を残したくない。

すごい風だった。
昨日の夜は、雨ではあったが、
こんな強風になることを想定していなかった。

ムギのところに行ったら、
お姑さんが、飛んでしまったムギのベッドを屋内に入れ、
敷物が飛ばないよう、重しを置いてくださっていた。
助かった。

ムギが留守だったので、水を替えておいた。

夫が富山出張だったので、
帰りに名産の「ますの寿司」を買って来てくれる。
休日はわたしは夕飯は作らなくていいのだが、
夫のためにと思い、一品作るつもりだった。

器を取りに母屋に行った。
すると、ムギが玄関脇の鉢植えの上に乗っていた。
わたしを見て、庭に逃げたが、
「ムギ~。」と呼ぶと、座って、顔を見て、
鳴いた。
…はず。

ムギは、あきらかに、わたしを見つめて、
呼ぶと返事をしてくれている。
口が大きく開いている。

でも、ムギの声が聞こえない。

風がごうごうと唸っているから、聞こえないのかと思った。
呼びかけて、注意深く聞く。
ムギは、ちゃんと顔を見て、口を開けて鳴いている。

何回か呼んで、ハッとした。

ムギ、声が出ないのだ!

そういうこと?
大変!
だとしたら、今、じゃなくて、一昨日から出てなかったことになる。

パパが居なくて寂しさのあまり、ふさいでいるのだと思っていた。
呼んでも返事もしてくれないくらい、
しょんぼりしているのだと思った。

でも、風邪を引いて、声が出ないとしたら?

これは大変だ。
人間と違って、猫の風邪は重篤化する。

夫がちょうど帰宅するころだったので、
すぐにメールで知らせた。
今日は祝日だからダメだけど、
とにかくムギを病院に連れて行かなくちゃ。

夫が帰宅して、ムギは夫に甘えたらしい。
病院に行ったほうがいいのかな、とメールが来たので、
それはもう、当然だろうと思った。
だって、一昨日から声が出なかったってことだもの。

夫が、キャリー持って来てとメールして来たので、
ムギのキャリーを持って行った。

ムギは夫に抱っこされて、ブラッシングしてもらっていた。
わたしを見て、逃げようとしたので、
わたしはキャリーを置いてすぐに帰った。

そして、夫がアパートに来たのだが、手ぶらだった。
え?
ムギどうしたの?
すると、キャリーに入れたのに、閉じるのを忘れて、
ムギが逃げてしまったのだという。

どういうことだよ!
一回失敗したら、次は警戒するから、
何倍も難しくなってしまうのに、
どうしてそんな不用意なのか。
理解できなくて、煮えくり返った。

どうせ今日は祝日で病院行けないしとか言うが、
はっきり具合が悪いのがわかってるのだから、
浴室に保護するほうがいいじゃないか。
その上で、明日病院に行けばいいだけだ。

今まではわたしがやってきた。
自分でやれるなら、自分でやるよ。
そのほうがずーっと楽だよ。

でも今は、ムギはわたしを信頼しておらず、近寄れないので、
夫が頑張るしか方法はないのに。

どうしてちゃんとやれないのか。
ムギの命を預かっているのに。
外にいるが、ムギは明らかにうちの猫だ。
守ってやらなくてはならない子だ。


煮えくり返ってたまらないので、
頓服を2錠飲んだ。

今夜もまだ風が強いし、
テレビで見たら、最低気温が都心で10度だという。
冬の気温だ。

毎年、ゴールデンウィークが終わる頃までは、
こんな風に冷える夜があるのに、
ムギの小屋から勝手にドームベッドを出してしまうことも信じられない。
ガレージは風の通り道で、夫の知らない時間帯は、
けっこう寒いのだ。

わたしでは近寄れないので、
夫に詳しく説明をして、
夜、ムギの小屋にカイロを入れてもらった。
ずっとわたしが管理してやってきたことだ。

その上で、もし捕まえられたら、浴室に入れればいいよ、と
メールしたのだけれど、
今夜は捕まえられなかったみたいだ。

ムギがもし悪化してしまったら、後悔を残す夜となる。

やりすぎとか、気にしすぎとか言われるが、
わたしは、後悔を残したくないのだ!

何もしてやらず、朝、ひっそり死んでいたゴンを、
わたしは一生背負っているのだ。

気付かなかったのなら、仕方がない。

でも、ムギが小屋で倒れてる時も、
今日、声が出ないんだとわかったときも、
あきらかに、症状に気付いているのだから、
人間が、何とかしなくてはならない。

ムギの命は、小さくなんかない。
わたしにとっては、大きな大きな意味のある命だ。

行っても会えないと思うので行かないが、
どうか明日まで無事でいてくれますように。
ムギちゃん、頑張って。

                                          伽羅

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可哀相なくらい。

昨日は疲れ果てて、
4時間も昼寝をしてしまったので、
夜はどうせ寝付けないと思い、
最初から、セロクエルを余分に飲んで寝た。

最近のブームで、ちまが布団の隣のベッドで寝てくれる。
すごく気持ちが安らぐ。

薬で強制的に寝られたが、
翌日に薬は残って、なかなか起きられない。
お腹がすいたちまに、色んな方法で起こされる。

胸に乗る。
シッポちゃんで顔をくすぐる。
耳元で鳴く。
手を口に突っ込む。
肩口をバリバリされる。

以前、作業デスクが隣にあったときは、
そのデスクから、膀胱をめがけて、
ドスン!と飛び降りてきた。
あの一撃は効いた。

一時間ほど起こされ続けて、やっと起きられた。
ちまもだけれど、ムギもお腹が空いただろう。

母屋に行って確認すると、
子供たちが、夕飯を食べるようだ。
薬局に行ったら、スーパーに寄ってこよう。

ムギは、昼間だが小屋に居た。
雨なので、居てくれて良かった。
けれど、可哀相なくらい、しょんぼりしている。

お皿は空っぽで、おかかをやったらすぐ食べたし、
食欲は大丈夫だが、
パパに会えなくて、こんなにしょげてしまうんだとビックリした。


昨日処方箋を出しておいたので、薬を取りに行って来た。
リウマチの注射薬が、お取り寄せなのだ。
昨日、病院で打たなかったので、
合計3本のお買い上げ。
金額は6万ちょっと。

若いお兄さんが、レジを見て、わたわたし始めた。
ええ?間違っちゃった?という顔をしている。

余りに高額なので、間違えてると思ったのだなと気付き、
「6万円で合ってますよ。」と教えてあげた。

その後、領収書に収入印紙を貼る作業が初めてだったらしく、
何人かで大騒ぎになっていた。

帰って来て、すぐ注射を打った。
痛いけれど、病院に行かなくていいのはすごく楽だ。

夕飯を作って持って行き、
ムギのところに行った。
ムギ、小屋の中で丸まっていた。

かつお節削りの厚いのを、鼻先に出したら、
手から食べてくれた。
そのあと、シーバという餌を手に乗せて、
また鼻先に出したら、しゃくしゃくと食べた。

食欲は大丈夫。
でも、声も出せないくらい、しょんぼりしているのだ。

ムギはパパが大好きなんだね。
ママでは代わりになれないね。
これからも、パパが留守の日があるよ。
でも、ママに甘えてはくれないんだね。


注射をし、増えた薬も飲んでいるが、
指はこわばっていて、きしむように痛い。
こんな高い注射をしているのに、治らないなんて認められない。

他に、どうすればいいか、わからない。
早く治さないと困るよ。

夫が留守というのは、緊張する。
何かあったとき、わたしが何かをしなくてはならないという緊張。
いかに依存しているかがわかる。

わたしは、夕飯を作らせてもらって、
少しは精神的に楽なのだ。
何にもしないで、高い注射だけ受けるわけにはいかない。

さて、ゴールデンウィークに突入。
予定は、息子たちに会うことだけ。
とても楽しみ。
ありがたい。

                                          伽羅

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治っていない。

夕べは最初から薬を沢山飲んだ。
ちまが隣で寝てくれたので、
なんとか寝付けた。

アラームが鳴り、ちまが胸に乗って起こしてくれる。
奇跡的に9時15分に起き上がって、
予約一時間前の、9時40分に、病院に到着した。

歩いて行けるところに大きい病院があって助かる。

血液検査で、血を3本抜かれた。
待合室では、起きて本を読んでいたはずだが、
もうろうとしており、記憶が残っていない。

2時間くらい待って、呼ばれた。

血液中の炎症反応が、消えていないそうだ。
指の関節の痛みだけが、ずっと残っている。
一本一本、触診してくださった。
痛むのは、
人差し指、中指、薬指の三本ずつ。

触っただけで、まだこわばりがあるとわかってもらえた。

今後、どうするかをじっくり話し合う。
痛みがあり、炎症が治まっていないので、
注射は、6月いっぱいまでは続けることになった。
お薬も一種類増えた。

いずれ、痛みやこわばりが治まれば、注射はやめられても、
お薬は続くと思ったほうがいいようだ。

一生続く病気。

生活に、注意事項はあるか聞いてみたが、
無理をしないこと、と言われただけで、
解決策はなかった。

まあ、今は無理をしていないので、このままで大丈夫。
ムギが入院している時や、退院したあとは、
すごく無理を重ねていた。
それを思えば、今は楽だ。


自分で打つので、注射は処方してもらって、帰った。
お昼はマクドナルドに行き、
帰りに直接ムギのところに行った。

ムギは小屋から逃げて車の横にいた。
呼んだら、戻って小屋に入ったので、
仲良くできると思い込んで、
手を入れて撫でた。

すると、ムギはそういう気分ではなかったらしくて、
小屋から逃げ出してしまった。
ごめんムギ。
早とちりしちゃったよ。

夕方は、お姑さんに会う確率が高いので行かない。
夜、遅めの時間になるから、
餌をお皿に入れて、小屋に入れておいた。

わたしは帰って、ちまと一緒にお昼寝をした。

なんと、4時間も寝てしまった。
病院がすごいストレスなのだ。
夕方、目が覚めて、ああ今夜もきっと寝付けない、とがっかりする。

ちまが居てくれて、どれだけ救われているかわからない。
ちまが居るから、生きていられるのだ。


夜9時に、ムギのところに行った。
ムギが誤認するよう、一旦家に入って、
勝手口から出た。
ムギは小屋にいた。

スープをやったら、すぐに飲んだ。
でも、飲み終えると、拒絶するかのように、
小さく丸まってしまった。
わたしを見ようともしない。

すごくしょんぼりしている。

パパに会えなくて、寂しいんだね。
ムギ、こんなにしょんぼりしてしまうんだ。

撫でてもいい?と聞いて、撫でさせてもらったが、
お腹を見せてくれることもなく、
もちろんゴロゴロも言ってくれなかった。

夜、雨になった。
12時ころ、家に入らず直接会いに行ったが、
ムギは逃げてしまっていた。
雨に濡れては可哀相なので、すぐ引き返して来た。

明日は一日雨で、冬型の気圧配置になるという。
ムギ、小屋でぬくぬくしてくれますように。

明日もまだ夫が留守だ。
ムギ、寂しくて可哀相。
ママでは絶対に埋められないんだね。

ムギ、パパが早く帰って来るといいね。

                                            伽羅

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しょんぼり…。

夕べも夫がタブレットの設定に来てくれた。
疲れているのに、遅くまで頑張ってくれた。

でも、スマホではなく、ガラケーのわたしは、
画面タッチということが、初めてなのだ。
基本も何も、全く知らない。

夫は頭の回転も速く、覚えもいいので、
すっかりスマホ脳だ。
何でもすぐに調べる。

わたしは今後もスマホにする予定はなく、
まさか自分がタブレットを持つとは想像もしていなかった。
基本動作さえわからないままで、
夫に、「使ってる?」と聞かれると、
プレッシャーになる。

基本の基本がわからず立ち往生して、
夫にバカにされる。
夫はもう、携帯時代を覚えていない。

一気にタブレットなんて、わたしにはきっと贅沢すぎたんだ。
持って出掛けるようなことも多分ないし、
音楽を聴いても、音質が良すぎて、
近所迷惑にならないか心配になり、ボリュームを下げる。

夫は今日から出張に行くので、
セッティングは、ゴールデンウィークまで持ち越し。


夕べも、寝付けなかった。
この、入眠障害さえなければ、
ある程度行動ができるし、自分も辛さが激減する。
夜にちゃんと寝ていないことを批判されるのはとても辛い。

布団に入って、5分で寝られる人がうらやましい。
それだけで、人生の時間のロスが少なくて済む。

寝付けなくて悶々とし、
明け方、薬を足して飲む。
すると、薬が残って、寝起きも当然悪い。

ムギが死んでしまった夢を見た。
アラームで起こされて、最悪の目覚め。

夢だった、とわかっても、気分の悪さは消えてくれない。

もし、飲んでしまったビニールが詰まったら、
ムギは死んでしまう…。

心配だが、昼間行っても会えないだろうから、
暗い気持ちのまま、一日をこなす。


夕飯を作って持って行き、
盛り付けをして、
勝手口からムギのところに行った。

ムギは、留守だった。
陽気がいいから、出かけているのだろう。

仕方なく帰って来た。
ムギ、生きてるだろうか。

夫からメールがあり、人身事故で電車が止まっていて、
いつもの時間に帰れないとわかった。

ムギのお皿は空っぽだったから、
会えなくても餌だけあげてこようと思い、
降りて行った。

ムギは帰って来ていたが、車の下に隠れている。

声をかけたが、近寄って来てはくれない。
小皿に、おかかを入れて、精一杯腕を伸ばして、
ムギの近くに置いた。

食べてくれた。

次にシーバという餌をお皿に入れて、また差し出したが、
ムギは距離をとって、遠ざかってしまった。

しょんぼり…。

金曜日、ムギから脚に登ってきてくれたのは、
あれは幻?
猫って、こんなに気まぐれなの?

触れ合えなくて、しょんぼり帰る。
生きていてくれたから、よしとしないと。

まだ、信頼が築けていないのかなあ。
去年、保護する前、
ムギは階段を駆け上がって、二階まで来てくれていたのだ。
すごい勇気が要ったことだろう。

夫の留守中、しつこくない程度に、お世話をするよ。
寂しかったら、甘えて欲しいな。


水曜日は、一ヶ月で最も憂うつな日。
リウマチ内科の通院だ。
午前中が診療時間なのだが、
血液検査と尿検査をして、その結果で、診察が行われるので、
予約時間の一時間前には病院に行ってなくてはならない。

今年になって、病院の電子化が進み、
受付時間が印字されるようになってしまったので、
遅刻したらバレるのだ。

朝、起きなくてはならない。

夜に寝付けず、薬を足して明け方寝ているので、
何とか朝起きても、意識はもうろうとしている。
待合室で、起きているのか寝ているのか、
自分でもわからないような状態。

本当にきつい。
早くリウマチ、治りたい。
解放されたい。
でも、指の関節は、まだ痛むのだ。

発症してもうすぐ一年になる。
去年は手首も膝も痛くて、
寸胴鍋を洗うたびに、痛くて泣きそうになった。

良くはなったけれど、どのあたりで治療を終えるか、
まだわからない。
薬を一生飲むことになるのか、聞いてみよう。

今夜もまた、寝付けないのかと考えると、
とても憂うつだ。
入眠障害さえ治るなら、
わたしは一生鬱病でもかまわない。

                                          伽羅moon3

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今日はポーズだけ。

夕べはちまが隣で寝てくれた。
しゅるんとしたシッポに触りながら寝付いた。
そばにいてくれると、とても幸せ。

しばらく前から、腕を動かすと胸が痛むので、
予約していた乳腺外来に行って来た。
毎年、マンモグラフィーを撮影してはいるが、
気になって仕方がなかった。

マンモグラフィーを撮り、
触診と、超音波のフルコース。

北斗晶さんの影響は大きいらしく、
受診者が増えたそうだ。

幸い、わたしの胸には悪性のものは見つからなかった。
加齢により、乳腺が石灰化するらしく、
それが進んだようだ。

ホルモンバランスで、痛むことがあるとのこと。
若い女医さんだったが、
「おっぱいって、痛いものなんですって。」と、
他人事のように言う。

痛いものですって、って、どういうことだろう?

幸い無事だったので、生検もなし。
お支払いはクレジットカードが使えず、
眼科に続いてどんどん現金が出て行ってしまう。


夕飯に、煮物を作っているのだが、
今日からわたしが作る煮物一品で済ませたいので、
ボリュームよろしくと、夫からメールが来ていた。

大根をメインに、
人参、こんにゃく、厚揚げ、竹輪を入れた。
たんぱく質も摂取できるよう、鶏モモ肉も2枚入れた。
大人5人分だから、寸胴鍋に一杯の煮物。

一人につき丼一杯の量が出来た。
盛り付けしてから、ムギに会いに行った。

勝手口から出ると、
ムギが小屋の中にいた。
ムギちゃん、久しぶり。
会えたねえ。

逃げ出す様子はなく、座って、おかか食べる?と聞くと、
小さく返事をしたので、
小皿におかかを入れて、小屋に入れてやった。

食べ終えて、顔を見るので、
ムギが大好きなシーバという餌をやったら、
それも食べた。

会えて良かったよ。
ビニール、ちゃんと排泄されたかな。

ムギは出てくるつもりはないようなので、
「ムギ、撫でてもいい?」と聞いて、
小屋に手を入れて撫でた。
動かない。

「ムギちゃん、可愛いポーズして~。」
そうおねだりしてみた。
もう一度手を入れてみる。
ムギ、クルっと仰向けになって、
悩殺ポーズをしてくれた!

可愛い!
お腹をもふもふ撫でる。
まあるい大きな手も握らせてもらう。
ゴロゴロ言って喜んでくれた。
嬉しい。

今日は出て来てはくれなかったけれど、
満足だよ。

ムギの餌の置き忘れは、今後もあるかもしれない。
夫が酔っていたりすると、危険度が増す。
ビニール袋ではなく、タッパーに入れてもらえないかと、
夫に提案した。

夫は、タッパーでもかじるだろうから、
缶が良いと言う。
わたしのところに、海苔の缶があったので、
それをムギ缶にした。

危険は少しでも回避しないとね。


夜、夫がまたタブレットの設定に来てくれた。
疲れている。
お姑さんが、ムギのところに行ったらしく、
勝手口の電気が点けっぱなしでムギは逃げて留守。
行かないで欲しいのだが。

しかも、お姑さんが夫の部屋に入って、
なにやらしたらしく、乱れていたという。

本人に聞いても、そんなことしてないと言い張るだけだ。
わたしなら、留守中に荒らされるなんて耐えられないが、
夫は感情を抑えている。
毎日、大変だと思う。

タブレットは、夫も持っていないので、色々難しい。
まだわたしは、YOU TUBEにしか使えていない。
ゴールデンウィークに、ゆっくり設定してもらえばいいや。

今週は、リウマチ内科の通院がある。
朝、起きなくてはならないので憂うつ。
しかも、夫が出張で留守。
水曜日はわたしの定休日だけれど、
お姑さんの夕飯、わたしがやるのかな。

子供たちは全然頼れないのかな。

夫が留守だと、ムギがきっとすごく寂しいだろう。
甘えてくれるといいなあ。

今日は悩殺ポーズしてくれて、
嬉しかった。

                                         伽羅

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体の蓄積疲労。

昨日、無理をして眼科に行き、
そのまま出かけていたので、具合が悪くなった。

今日は午後になって何とか起きられたのだが、
すごく調子が悪い。

ずっしりと体が重く、座っていることもしんどい。

夫が、タブレットの設定にまた来てくれた。
未知なことが多く、まだまだ、パソコンのようには使えない。
ずっと二台を使い分けすることになるかも。
歳を取ると、新しいことを覚えるのが難しくなるね。

インスタントだらけの夕飯を食べて、
布団に入った。
少し仮眠しないと、何もできそうにない。

ちまが、胸に乗って、お手当てしてくれた。
具合が悪い時、ちまが来てくれるのだ。
そのまま、隣に置いたベッドで寝てくれた。

睡眠薬を飲まない眠りでは、
だいたい、悪夢を見る。
ごく浅い眠りなので、現実との区別がつかない。

夢の中で、大量に食器を割ってしまい、
ケーキを腐らせ、
夫に怒られた。
目が覚めて、あっ夢なのか、とホッとした。

ちまがまた、胸に乗って、手当てをしてくれた。

ムギがビニールを食べてしまったのは、間違いないようだ。
誤飲で開腹手術になった猫ちゃんがいるんだよ?と夫に話したら、
夫が、ビニール袋をパズルのように組み立てて、
足りない部分があるとわかったそうだ。

付近を掃除したらしいが、出て来ない。

ムギは外猫なので、食べるものには敏感だ。
療養中、カリカリにお薬を忍ばせておいても、
綺麗に残していた。
お口に放り込んでも、
しばらくしてから、ペッと吐き出す技術を持っている。
ちまなんて、いつもカリカリと一緒に食べてくれるので、
苦労したことがない。

だから、ムギは異物は食べていないと信じたいのだけれど、
不安だ。

夜中、会いに行ってみたが、パパに充分甘えて足りているらしく、
会ってもらえなかった。
元気かな。
ウンちゃん出てるかな。

昨日の夜も会ってもらえなかったので、
ちょっと寂しい。

でも、わたしにはちまがいる。

人間用トイレでわたしに抱っこされているちまを、
夫が珍しそうに眺めた。
ちまは、そんなに抱っこを要求しない。
夫に抱かれても、しゅるんと逃げてしまう。

ただ、なぜか人間用トイレが好きで、
小さい頃は、わたしの膝の上で、
30分も40分も過ごしたものだ。
お歌を歌ってやると、嬉しそうに聞いていたよ。

仮眠して、少しは楽になったが、
今週はスケジュールがびっしり。
月曜日が乳腺外来で、
火曜日はマッサージと美容院。
水曜日がリウマチ内科。

朝に起きなくてはならないというのが、今一番辛い。
それなりに早く寝付けるのならいいのだが、
早起きしなければと思うだけで、
緊張して眠れなくなる。

この、入眠困難さえなくなれば、
わたしは、うつ病は耐えられる。
一番辛いのが睡眠障害だ。
これは、理解してもらえない辛さもある。

さていよいよ、ゴールデンウィークに突入。
息子たちが来てくれるので、
部屋を綺麗にしなくちゃ。


父には簡素な手紙を書いて投函した。
容量オーバーで、誰とも接していないんです、と書いた。
実際、それは事実だから。

ムギのお腹がどうか無事でありますように。

今までも、餌の袋の置き忘れは何度か見ている。
わたしが見つけて隠した。
もうわたしは、以前みたいにしょっちゅうは行かないので、
気をつけてもらいたいと思う。
命がかかってるからね。

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タブレット!

金曜日は、思いがけずムギを抱っこできて、
本当に幸せだった。
気分が高揚してしまい、寝付けなかった。

ハルシオンとセロクエルを足して、朝方寝付いた。

眼科に行くのに、必死で午前中に起きた。
辛い。しんどい。フラフラだ。

夫に起きた旨メールをしたら、
眼科まで、車で送ってくれるという。
すごいありがたい。
飲まず食わずで、とにかく着替えて、
下に降りて行った。

車の後ろにある小屋に、ムギはいた。
かわいい猫。

送ってもらって、受付けして…。
その後は、記憶が飛び飛びだ。
起きていたように思うのだが、
あまりにもしんどくて、シャッターが降りていたらしい。

視力検査のあと、瞳孔を開く目薬をされて、
更に数十分待つ。
そのあと目の奥の写真を撮られた。

土曜日で、混んでいるのに、先生が一人だ。
もうろうとしながら待っていた。

やがて呼ばれて、
眼底、眼球の中には、特に不具合は無いとのことだった。
良かった。
視界の中の浮遊物は、
確かに剥離だけれど、問題はないらしい。

白眼の内出血も、二週間ほどで吸収されるとのこと。
だから、お薬も出なかった。

夫からメールで、
わたしのパソコンを買いに隣町まで行こうと誘ってもらった。
一旦家に帰ってしまうと、崩れてしまいそうなので、
そのまま、出掛けることにした。

駅で落ち合って一緒に出掛けた。

わたしは、また安いノートパソコンでもいいやと思っていたが、
夫が、先のことを考えるなら、
タブレット端末にしたらどうかと言う。

わたしは、スマホではなくてガラケーなので、
画面で操作するということを、したことがない。
まずは品物を見てみよう、と家電量販店に入った。

タブレットの画面は、美しかった。
こんなにクリアなら、少し画面が今より小さくなっても大丈夫そう。

でも、画面だけになってしまうことには、抵抗があった。

取り外せるタイプのパソコンもあったが、
ちょっと高すぎる。
色々入っているのだが、
わたしには、ワードもエクセルも不要だ。

詳しい店員さんに相談しながら、
アンドロイド搭載のタブレット端末に、
キーボードを別に付けるという案が出て、
わたしはそうしたいと思った。

キーボード売り場に行ったら、
キーボードだけだと、安い。
キーとキーの間が離れていて、
かつ、テンキーが付いていないのが気に入って、
それにしてもらった。

タブレットは、3万のと、7万のがあって、
聞き比べたら、圧倒的な音質の違いがわかった。
タブレットで多分音楽も聴くので、
夫が高いほうに決めてくれた。
なんでも、スピーカーのメーカーが作ったスピーカー内蔵だそうだ。

すごい。
一気にタブレット持ちにランクアップしたよ。
夫もまだ持ってないのに。

帰りに、天ぷら屋さんに入って、食事をした。
わたしはお茶をガブガブ飲んだ。

眼科に行くだけと思っていたので、
部屋の窓を開けてきてしまった。
ちまが寒いといけないので、急いで帰った。

ムギは今日は夫にべた甘え。
あぐらの中にすっぽり入り込んで、
ずぴずぴと大きないびきをかいて寝たという。
おもちゃでも遊んでもらって、
ゴキゲンな動画を見せてもらった。
これは、パパのことを好きな理由がよくわかるよ。


夫が一旦部屋に帰った。
トイレに入ったら、ムギに呼ばれてしまったらしい。

しばらくして、タブレットの設定のために来てくれた。

夫が、餌の袋を出しっぱなしにして出掛けてしまい、
ムギが中身を全部食べてあったらしい。

大量食いだ。
それはまあ、いいけれど、ビニールを飲みこんでしまっていないか、
それが心配だ。
誤飲で、開腹手術になってしまった猫ちゃんの記事を読んだばかり。
大丈夫かな。

小屋の前の敷物に、何か落ちていたので、
夫が拾ったら、
なんと、トカゲの一部だったらしい。
ぎゃー。
ムギちゃん、死体置かないで~。

ワイルドだなあ、ムギちゃん。

夫もタブレットが初めてなので、
色々てこずることがある。
今夜はまだ道半ばなので、古いパソコンで記事を書いている。

ガラケーのわたしが、いきなりのタブレットデビューだよ。
そのうち、キーボードは叩かなくなるのかな。


来週は夫の出張があるそうだ。
ムギのこと、頼むよ、と言われて、
辛くない自分になれていて、とても嬉しい。
ばっちりお世話するよ。

そうこうしていると、もうゴールデンウィークに突入だ。

一月から、ずっと大変だった。
少し、ゆっくりしよう。
体の調子もあちこち悪いから、休もうね。

今夜はちまが甘えっ子ちゃんだ。
一緒に寝てくれたらいいのに、
寝るときは別々。
ちまと一緒に寝たいなあ。

                                           伽羅moon3

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まるで夢のようだよ。

昨日、ムギが撫でさせてくれた。
そればかりか、盛大にゴロゴロ言って、
喜んでくれた。

ずっと耐えていたので、本当に嬉しかった。

でも、今日になったら、
またムギは心変わりして、逃げちゃうんじゃないかって不安。

ずっと右眼の調子が悪く、
起きたら内出血して白眼が真っ赤だったので、
夕方、眼科に行くことも考えた。

でも、ムギに会うことを選んだ。
眼科には土曜日に行けばいい。

昼間は、ムギは留守だった。
お水の容器を洗って、
水を替えておいた。
タオルも交換。

夕方、夕飯を持って母屋に行った。
盛り付け終わって、勝手口からガレージに出る。
祈るような気持ち。


ムギ、小屋の前の敷物の上に、
伏せをして、待っていてくれた。

ムギちゃ~ん。
声が甘くなる。
ムギが怖がらないように、そーっと動く。
逃げちゃうかな?

ムギ、ちょっとペシャンコになったけれど、
逃げずにそのままいてくれた。
「ムギ、おかか食べる?」
そう聞くと、にゃ~と鳴くので、
すかさずお皿におかかを入れて、差し出した。

風が強い。おかかが飛びそう。
ムギは喜んで食べた。

その次に、ムギの大好きなシーバという餌を出した。
それも食べた。
わたしは静かに座っていた。
明るいところでムギを見られて嬉しい。

やがて、ムギが車の横を通ってどこかに行った。

今日は、ここまでかなあ…。
そう思ったが、覗いてみたら、遠くには行っておらず、
ムギの手足が車に向こうに見えていたので、
しばらく居ることにした。

数分で、ムギが戻って来て、
コンクリの上で、ゴロンゴロンしている。
「ムギおいで~。」
そう声を掛けてみたら、ムギが近寄って来た。

そして、小屋に入るのではなく、
わたしの伸ばした脚に、ぴとっと、くっついてくれたのだ!

ムギちゃん!
くっついてくれたの?
怖くないの?
怒ってないの?

すごい!

嬉しくて嬉しくて、いっぱい撫でた。
一昨日までは、避けられていたのに。

しばらくすると、ムギが立ち上がった。
風が吹いていて寒いから、小屋に入るのかな?
そう思ったら、ムギがこちらを向いて、
そーっとわたしの脚に、手をかけて、登った。

ああ、ムギちゃん!
そうなの?
甘えてくれるの?
抱っこさせてくれるの?

わたしはムギを抱き上げて、膝に乗せた。

しっとりとおさまって、ムギはゴロゴロ言い始めた。

ムギ…。
ママ、夢を見ているみたいだよ。

ムギから抱っこされに来てくれたのだ。
しかも、抱っこしたら喜んでゴロゴロ言ってくれてる。
幸せだ。
どんなにこの日を待っていたか。

抱っこしているが、ムギは、夕方の喧騒を恐れている。
絶え間ない物音や人の声に、
ずっと怯えている。
耳がはげしく動いている。

お外は怖いね、こんなにうるさいんだね。

ムギちゃん、大丈夫。
ママがムギを守るから、大丈夫。
何度もそう言い聞かせた。

時々降りて、
おもての様子を見に行き、
また戻って来て、控えめに膝に登ってくる。

それを何度かやって、やがてあたりが暗闇になった。
ムギはやっと落ち着いて、
わたしの脚の上で、リラックスして、ゆったり伸びた。

なんて幸せなんだろう。
ずっと拒否されて、ずっと逃げられてきたのに、
いま、膝にムギが乗っている不思議。

一時間以上が経過して、
不用意に薄着で来てしまったわたしは、すっかり冷えた。
まさかこんなことなら、厚手の上着を着てきたのに。

ムギは全然降りない。
本当は、甘えたかったのかな。
ちょっと、意地はっちゃったかな。

キリがないので、残念だけれど、
「ムギ、スープ飲む?」と聞いた。
ムギが、スープという言葉に反応して、降りて座った。
小皿にスープを入れてやり、
ムギが飲み終えたタイミングで、
帰って来た。

ずっと一緒にいたいけど、
寒くなっちゃったし、洗濯も干さなきゃだから、
後ろ髪を引かれながら、戻った。


夢みたいだ。
ムギの心に、何が起きたのだろう。
昨日から、急に心を開いてくれた。
我慢して耐えてきた甲斐があった。
こんな日が来るなんて。

もう、ムギの信頼を裏切るようなことは、絶対にしない。
このまま、コツコツと関係性を築いていく。

ムギが甘えてくれて、心から嬉しい。
ありがとうムギ。

帰ったら、ちまが匂いを嗅ぎに来た。
ちま、ごめん。
ママ、浮気しちゃった。
ムギのこと、抱っこしちゃった。

もちろん、ちまを一番大切にするけれど、
心をふさいでいた黒い霧が晴れたのは、
ムギのおかげだ。

そーっと登ってきたムギ。
勇気がいったと思う。
本当にありがとうね。
大好きだよ。

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ついにこの日が。

夕べは、寝付くことが出来た。
急ぐ用事もなかったので、自然に目が覚めるまで寝ていた。

ちまは心得ていて、起こしに来たりはしない。
布団の中でわたしがごそごそすると、
やって来て胸に乗る。

パンを食べてから、近所のホームセンターに行った。
スーパーで少し食材を買って帰宅。
シャワーして洗濯をした。

夕飯の煮物を作り、
母屋に持って行った。
このところ、料理の失敗が減ってきた。

盛り付けて、写真を撮って、
それからムギのところに行く。

ムギ、小屋にいてくれた。
雨なので、居てくれて嬉しかった。
ムギちゃん、と声をかけたら、
きゅ~んと鳴いて返事してくれた。

小さい器におかかを入れて、小屋に入れてやった。
嬉しそうに食べる。
ムギに会えたのは久しぶりだ。

続いて、シーバというムギの大好きな餌を入れたら、
それも食べた。

そのあと、また、出て行っちゃうかな?と思いながら、
静かに小屋の前に座っていた。
ムギ、出て行かないで、小屋の奥にいた。

良かった。
雨だから、小屋に居てくれるだけで安心。
気温も低く風も吹いているので、ドームベッドに戻して正解。

そのまましばらくいたが、
ムギのプレッシャーになっていると申し訳ないと思い、
帰ることにした。

「ムギ、ママ帰るけど、撫で撫でしてもいい?」
と声をかけて、
小屋に手を入れて、頭を撫でた。

すると、ムギが、クルッと仰向けになって、
悩殺ポーズをしてくれたのだ!

最も可愛いポーズ!

あああ。
ムギちゃん。
お腹撫でていいのね?

わたしは感激した。
胸やお腹を、もふもふ撫でた。
ムギが、大きく、ゴロゴロ言ってくれてる。

ムギ、喜んでくれている!
ムギが心を開いてくれたよ。

ムギちゃん、そうなの、寂しくなっちゃったの、
ムギちゃん、ありがとう。
ずっと声をかけながら、ムギの胸やお腹やアゴを撫でまくった。
まあるい、大きなお手手も、握らせてくれた。

この日が来るのを、じっと待っていたよ。
ムギ、またママを信じてくれる?

ムギが嫌がることは、絶対にしないから。

小屋から出てくるまでの勇気はまだないと思うので、
しんどい体勢だけれど、
小屋に手を差し入れて、いっぱいムギを撫でた。

拒否されてから、一ヶ月弱。
本当に辛かった。
ムギの知らないところで、お世話をしてきていた。

タオルを取り替えてなるべく清潔を守ったり、
食器を洗ったり、
お水を替えたりしていた。


人間界では、親離れより、子離れのほうが、難しい。

わたしが再婚を決めて、
それを期に息子が一人暮らしを始めたのだが、
寄り添って生きて来たので、
毎晩、息子が恋しくて泣いた。

会えないことが寂しくて、
会いたくて、触りたくて、
タオルを毎晩手放せないくらい、長く泣いた。

でも、そんなことは息子には言えない。
彼が立派に親離れして、
料理もしてお弁当まで作る暮らしをしているのに、
寂しいとか会いたいとか、言いすぎてはいけない。

それと同じように、
ムギにはムギの心があるのだから、
会ってもらえなくてもしょうがないと思っていた。

もちろん、毎日会いたい。
触りたい。

目の前で、逃げてしまえば、悲しい。

ただ、息子に対してそうであるように、
会えなくても、いつも考えて行動し、
見えないところでお世話をした。

会えないだけで、愛情には変わりがないからだ。

会えなくても変わらず愛している。
ずっとそういう思いで毎日過ごして来た。

ムギが心を許してくれて、本当に嬉しい。
やっとこの日が来てくれた。
耐えた甲斐があった。


でも、調子には乗らず、
しょっちゅう行ったりして、うざいと思われないようにするよ。
どんな間柄でも、距離って必要なのだ。

撫でさせてくれただけでなく、
ゴロゴロ喜んでくれたムギ。
可愛い。
大好き。

これからまた、コツコツと関係を築いて行こう。
ムギ、ありがとうね。
心に火が灯ったよ。

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嫌がることはしない!

夫が昼休みにメールして来た。
もう暑いと思うので、今朝、ムギの小屋から、
ドームベッドを出したというのだ。

わたしは、夜がまだ冷えるから、
ドームベッドは、GWぐらいまでは入れておくつもりをしていた。

起きて、行ってみると、
小屋の外にドームベッドが置いてあり、
小屋の床には、タオルと100円のフリースが敷いてあった。
これはないでしょ…。

仕方がないので、オープンベッドを持ってきて仕込んだ。
でもまだ、夜は冷えるんだよなあと思いながら出掛けた。

カウンセリングでは、父から手紙が来てしまった話をした。
返事については、病状のせいにしたほうが無難だとアドバイスされた。

わたしが、ピュアすぎて、
まっすぐにぶつかりすぎるという。
それでは、新たに傷付くことになるので、
本当に調子が悪くて、と書いてはどうかと教えてもらった。

相談して良かった。

帰りに買い物をして、
食事もしてから帰った。

夫が飲み会だと言っていたっけ。
ムギにも餌をやらなくては。

ムギは、隠れていて会えなかった。
お皿に、シーバという餌を出してから、
部屋に帰った。


夫が酔って帰って来て、
また電話をかけて来た。

酔っている時は、何のための電話かわからないし、
言葉も聞き取れないし、
そもそも、電話は嫌いなので、気軽にかけてこないでほしいと、
申し入れてあるのに、かけてくる。

しかも、ムギの小屋の前に来て、
座っていれば、きっとムギから寄って来てくれるよ、とか言う。

わたしは、今、ムギに避けられているのだ。
はっきり自覚がある。
小屋に居る時に行けば、小屋から出て、
どこかに隠れてしまう。

それでもわたしが居座ったら、
ムギが小屋に帰って来れない、
それが可哀相だと思って、
わたしはサッと帰ることにしている。

ムギのことは可愛い。
大好き。
会いたい。

でも、もっと大切なことは、
「ムギが嫌がることをしない。」ということだ。

これは、喜ぶことをするより、
さらに重要なことなのだ。
相手の気持ちを、尊重するということだからだ。

夫は、これがわかっていない。

わたしに対しても、介入しまくり、
意見を押し付けまくり、
拒んでも拒んでも接触してきた人だ。

相手の気持ちを尊重し、
距離感を大事にすることが、多分わからないのだ。

子供と離れたことがないからだと思う。

わたしは、息子が大好きで可愛いが、
うざいと思われるのは承知しているので、
我慢している。

夫はずーっと子供たちと一緒に暮らしていて、
意見を言いまくりだ。

わたしは圧倒されて耐え切れなくなり、
現在の別居生活がある。


ムギについては、わたしは会えないから、
何を言われても、どうしようもないんだよ、と強く伝えたら、
拗ねたように、夫はやっと電話を切った。

夜中に寒くなってきて、
明日の気温を調べたら、
最低気温が10℃だと書いてあった。
どうしても気になるので、ムギのところに行った。

ムギは隠れて、会えない。
小屋の中に、ドームベッドを再び仕込んで来た。
もう少し、夜が暖かくなったら、
オープンベッドに切り替える。

行ってみて良かった。
勝手口の照明がつけっぱなしで、
まさかと思ったら、勝手口そのものが、
カギがかけられていなかった。

夫は、かろうじて着替えてはいたが、
部屋の電気はつけっぱなしでドアもオープン。
これでは、どうぞ泥棒に入ってくださいと言っているようだ。

施錠して、電気を消して、帰って来た。


喜ぶことをしてやることは、比較的たやすい。
しかし、自分の感情を抑えて、
相手が嫌がることをしない、というのは、もっと大切なことなのだ。

わたしは、ムギが嫌がることは、もうしない。
夫だってわたしに、もうムギに関わるな!と言ったくらいなのだから、
ムギの気持ちが重くて持ちきれないとか言わないで欲しい。

わたしでは夫の代わりになれないのだから。
わたしだって、ムギに会いたい。
会えなくて寂しく思っている。
逃げられれば、その都度、悲しく感じる。

でも、その感情を押し付けることはしないよ。
ムギが辛くならないようにする。

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あちこちボロボロ。

気が付けば、もうゴールデンウィークが間近だ。
息子たちが来てくれるというので、
楽しみ。

でも、わたしにはいくつもの不具合が生じている。

寝付けない。
セロクエルを250ミリも飲んでいて、
相性のいいハルシオンも2錠飲んでいるのに、
不安感が大きく、寝付けなくて悶々とする。

起きた時は、絶望感こそ減ったものの、
どんよりしたままだ。

ちまが胸に乗って、顔を舐めてくれるので、
救われて、起きる。

少し前から左胸が痛む。
どうしても気になるので、
乳腺外来を予約した。
来週の月曜日に診察を受ける。

年に一回、マンモグラフィーを受けているが、
用心に越したことはない。

眼科にも行きたい。
視野のなかに、浮遊物があって、見えにくいのだ。

これは初めてではなくて、
数年前にも一回診察してもらった。
その時は、確かに何かはがれて浮いているけれど、
大事には至らないという結果だった。
なので、しばらく様子をみていたのだが、
一向に治まらない。

指の節は痛いし、
あちこち、相当ガタが来ている。
もう、そういう年齢なのかな。
でも多分、
ムギが入院している時と、退院後通院しているとき、
かなり無理を重ねた。

毎日毎日面会に行っていた。
一日に一つしか用事を入れないようにしていたのに、
どこかに行く用事があって、
そのあと面会に行って、
夕飯も、二品作っていたのだ。

前の夜に、煮物とか作っていた。
よく頑張れたなと、今思い出して、感心する。
無理したなあ。

でも、毎日ムギと抱き合えて、
それは確かに蜜月だった。
ムギ、めちゃ甘えっ子で、可愛かった。
もう、あんなことはないのだ。
ないほうがいい。
ムギが元気で庭を駆け回っているほうが幸せ。


パソコンの、エンターキーが、ポロッと取れてしまった。
ずっと不具合だったのだが、
一番頻繁に使うキーだから、しょうがない。
今は、キーを外した状態で、
真ん中のプニプニしたボタンを押して使っている。

修理ではなく買い替えだと夫は言っていたが、
お金がかかる話ばかりで、言い出しにくい。

今日は、いつも換気のために開けている東の窓が、
開かなくなった。
鍵がおかしくなっているのだ。
この窓しか開けないので、困った。
ちまがお外を眺める窓であり、
ムギが訪ねて来る窓でもある。

あちこち、ボロボロだよ。

今日は、昼間も夕方も、ムギが留守だった。
ベッドのタオルが汚れていたので交換し、
小屋の中に、シーバを差し入れておいた。
ムギ、ママからだってわかってくれるかな。

夫にムギの留守をメールすると、
今日は朝も居なかったという。
一日居ないなんて、ちょっと不安になってしまう。

でも、どうすることもできないので、
会えたら知らせてねとメールを返した。

夫が帰宅してトイレに入ったら、
外から呼ばれたらしい。
良かった、ちゃんと帰って来てくれた。

去年の5月から9月まで、
ムギは夫の部屋にいたので、
夏場の動向がわからない。
冬と違って、小屋の必要性は高くない。
どこか涼しいところを、多分知っているだろう。
会えない日が続くかもしれない。

水曜日、楽しみなカウンセリングの日。
やはり、父からの手紙のことを相談してこよう。

帰りは、デパートに寄る。
少し気晴らししてこよう。

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備えをしてみる。

まだ熊本が揺れている。
一日で、おにぎり一個しかもらえない人がいるらしい。

大きな震災を二度経験して、
なんでその教訓が生かされていないのかと苛立つ。

報道のヘリコプターは自粛すべきだ。
風を起こして火をあおり、
人の声を掻き消す。

人ごとではない。
首都直下地震の確立は高いのだ。

わたしは、少しずつ、備えをして来た。

東日本大震災の時、
夫は北海道にいて、
わたしは横浜にいて、
家族みんなバラバラだった。

家にいるときに被災するとは限らない。
でも、家にいることのほうが多いので、
多少備蓄をしている。

家族のことまではもちろん無理なので、
夫が家にいない状態で、
自分が、誰かに頼らなくても乗り切れる程度の備え。

ちまがいるから、どこかに避難するのは難しい。
アパートが倒壊しなければいいのだが、
とりあえず、2~3日は一人で何とかなるように、
備えておこう。

今まで、備蓄だけしていたが、
もしも持ち出すとしたら、というバッグを用意した。
使う日が来ないことを祈る。

普段のバッグの中にも、最低限のものは入れている。
だからわたしのバッグは重たいのだ。

ちまをどう守ればいいか、難しい。
餌だけでなく、トイレがないと、
ちまは排泄を我慢してしまうだろう。

ムギは餌さえあれば生き抜く力があるが、
ちまは子どものように守ってやらなければならない。


夕飯を持って行って、帰りにムギのところに行った。
ムギは小屋にいた。
リラックスして寝ていた。
おかかをやったら、小屋の中で体勢を変えて食べた。

餌が空っぽだったので、大好きなシーバをやったら、
半分ほど食べて、小屋から出て行った。
わたしが居るから、小屋にゆっくりいられないのだろう。
雨になったし、可哀相なので、
待たずにわたしも帰った。

また、ムギと仲良くなれる日を夢見ている。
ぴとっとくっついてくれていた可愛いムギ。
ゼロから信頼関係を築く。


父への手紙は、一応書いた。
自分で書いたのに、読み返すのが怖くて、
まだ封筒には入れていない。

母を非難していないか、チェックしないと。

カウンセリングで話してから出すのでもいいかな。
慎重に行こう。


体の調子が良くない。
視界には何やら漂っているし、
左胸が痛い。

眼科と、婦人科に、行かなくては。
憂うつだ。

でも、わたしは、躁状態の自分が嫌いなので、
多少うつ気味のほうがマシだと感じる。

うつのほうが、迷惑をかけないと思う。

最近、寝付きが悪くて、
充分飲んでいるセロクエルを更に足して寝ている。
減薬できそうにない。

こんな恵まれた環境で、こんな不安定なので、
避難所暮らしは出来ないだろうと思う。

家が潰れるほどの震災が来ないことを祈る。

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お姫さま待遇。

土曜日、ちまの通院だった。
ちまは、都心を抜けて、車で一時間の病院にかかっている。

ムギが近くの病院に入院した時、
ちまも、転院させようかと一旦考えたのだが、
ちまの行っている病院は、
毎回、けっこうしっかり触診もしてくれ、
聴診器で聞いて、
目や耳や口の中を診てくれるし、
爪も切ってもらえる。

ムギの病院ではそうしたサービスがないので、
転院しないことにした。
先生のことも信頼している。

ちまは7歳になった。
猫は7歳からがシニアの入り口だと聞いて、
一年に一回、尿検査と血液検査を受けさせたいと思った。

夫が同意してくれたので、
採取した尿を先に渡し、
診察のあと、採血もしてもらった。

ちまは手足が細くて、血管も細いらしく、
腕からの採血ができなかった。
お股に近いところから採ったが、
なかなか必要量がたまらず、
苦労していらした。

ちま、体重は5.7キロ。
カリカリを毎回計って与えているので、
なんとか5キロ台をキープ。
一時は6,2キロもあったので、ダイエットに成功したのだ。

3種のワクチンも打ってもらった。
ちま、いっぱい頑張った。

尿は、少し濃くて、脱水気味だったけれど、
他は全部正常値。
ちま、健康だったよ。
良かったね。
うんと長生きしてね。

アレルギーの薬ももらって、
合計18000円。
ああ、お姫さま。

でも、ちまが元気でいてくれることが何より大切だから、
良かった。


ちまを置いてから、夫と居酒屋に行った。
平日は会わないので、夫とは話が溜まっている。

父から手紙が来てしまったことを話して、
わたしはどうしたらいいかを聞いた。

夫は、主治医の言うようにしたらいいと言う。
無視するわけにもいかないし、
かといって、母に電話するのも出来ないのであれば、
やわらかい口調で手紙を出すしかないのでは?とのこと。

わたしには正常な判断はできないので、
そうすることにした。

母を非難せず、うまく書けるかわからない。

わたしに対する母の話は、
60年分の愚痴と、人の悪口と、
恥ずかしくなるような自慢話で構成されている。
それを父は知らない。

まさか、自分のことをあんなふうに言われているとは、
思わないだろう。
知らぬが仏だ。

母の話の内容は、
わたしは夫にさえ話せない。
恥ずかしすぎて、誰にも言えないのだ。

一人で抱え込んで、フタをしてあるが、
もう満杯になって腐敗している。
わたしは、救われることはない。

話してごらんよと夫は言ってくれたが、
恥ずかしくてとても話せなかった。
それをずっと抱えて生きていくのだ。
気軽に電話なんてできない。


夫と、非常に話が盛り上がって、
気が付いたら11時頃だった。
まだどこかに寄りたいと夫は駄々をこねたが、
日本酒を5杯も飲んでいるので、もう帰りなさいと帰した。

わたしは、いっぱい話したので、ぐったりした。
パソコンを開く気力もなく、
寝ようとしたのだが、
脳が興奮して寝付けなかった。

薬を余分に飲み、
ちまに頼み込んで来てもらい、
しっぽちゃんを握って寝付いた。

そうそう、ちまのシッポ。
二ヶ月くらい前、ちまのシッポをしゅるんとしていて、
あれっ?と気付いた。
シッポの先端1センチのところで、カクッと折れていたのだ。

ちまのシッポは、毎日しゅるんとしているから、わかる。
かっくり、折れている。
どういうこと…?

でも、触っても嫌がるそぶりはない。
痛くないのか?
ネットで調べたが、よくわからなかった。
ムギのことでわたわたしていて、
そのままになってしまった。

診察の最後に思い出して、先生に触っていただき、
折れてますよね?と聞いた。
確かに、折れているとのこと。
先端が、ブラブラになっているらしい。

あああ。
ちまがどこかから落ちたことはなかったから、
多分犯人はわたしだ。

挟んでしまったか、踏んでしまったかわからないが、
きっとわたしが犯人だ。
ごめんよちま…。

痛かったよね、我慢させちゃったね。

今、ちまは毎日、浴室を見たがる。
ムギがもういないことを確認している。
ムギのトイレの匂いを長い時間嗅ぐ。

ちまが、見て見ないフリをしてくれたから、
ムギを充分療養させられた。
おかげで、すごく元気になった。
ちまのおかげだ。ありがとうね。

ちまは、わたしの天使ちゃん。
わたしのお姫さまだ。

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形状記憶合金。

精神科の通院だった。

前夜、熊本でも駿河湾でも地震が起きたので、
遠くまで出掛けることが心配だった。
ちまが心配だから、なるべく早く帰りたい。

病院は、最寄り駅から徒歩15分かかる。
風に吹かれながら歩いていて、
父の手紙のことを話そうと思う。

すると、急激に、
手足が鉛のように重たくなってしまった。

うつ病の初期によく現れた症状。
帰りの電車に乗り込むと、もう鞄を持つ力がなくて、
当時は、鞄を床に置いて足で挟んで帰宅していた。


先月、夫が出張の帰りにわたしの実家に行ってくれた。
父とお酒を飲み、
母がお風呂に入った隙に、父と電話で話させてくれた。

その時、ちょうど通院日で、
薬が増えてしまった日だった。
父には、具合が悪いという話をして、
今日また薬が増えたのだと言った。

それを覚えていないのか、
それよりも心労が勝るのかわからないが、
水に流して母に電話をしてやってくれと書いてある。

わたしだって、努力はした。
苦手なのに、必死で電話をかけていたし、
帰省したら、必死に母の愚痴・悪口・自慢話を聞き続けた。

でも、限界ってあるよ。


オードリーの若林くんのエッセイを読んでいる。
若林くんのことが好きなのだ。
彼の持つ、独特な暗さと後ろ向き加減が、わたしにはちょうどいい。

彼の文によると、
人の性格は、形状記憶合金のようなもので、
頑張っても、やはり戻ってしまうとのこと。

大いに納得する。

年齢や立場によって、考え方は変えなくてはならないが、
性格までは変えられない。

必死でつくろいながら生きて来たが、
もう、そんなに頑張れない。

母屋の夕飯を作るようになって一年。
翌月にはリウマチを発症して、病院にかかっている。

ムギのことで辛すぎて、
料理を一品だけにさせてもらって、どうにか続けている。

もう、明るく人と接することは出来ない。
お姑さんとも一切話さない。
母屋の行事に参加するのも、無理だ。


診察の時に、先生に、
わたわた焦る感じだったのは治まり、
起きた時の絶望感も半減したと伝えた。

しかし、父から手紙が来てしまい、
母への電話をお願いされ、
返信は不要と結ばれていたことを話した。
涙が出た。

先生は、そうは言っても、まだ電話をできる状態にないわけですから、
簡潔に、具合が悪いので、と返事を書けばいいとおっしゃった。

今無理をしても、また崩壊するから、
そうするしかないでしょうとのこと。

この件については、まだ夫と話し合っていないので、
夫の意見を聞いて、どうするか決める。


母に電話をしてしまったほうがいっそ楽なのか?
と思ってみるが、
想像しただけで手足が重たくなり脱力し、
お腹が痛くなる。

父の願いは聞き届けたいが、
今、そういう方向で頑張るべきなのかが、わからないのだ。


わたしは、自分が暗いことを、長く知らなかった。
ちょびっとお勉強が出来たせいで、
毎年学級委員をやる羽目になり、
人望もないのに、
人をまとめることをしなくてはならなかったからだ。

若いうちは、それなりに人付き合いもしたが、
失敗が多く、
幼稚園のママ友あたりで、完全に座礁した。
人に会うのが嫌で、
いつも傘に隠れていたい気分だった。

遠足の時、一緒にお弁当を食べる母子がおらず、
息子に、「ごめんね、ママと二人でもいい?」と聞いた。
幸い、バスの席で隣だった人が誘ってくれて、
輪に入れた。

人付き合いで失敗ばっかりしている。
人との距離感がわからないのだ。
踏み込みすぎて失敗するし、
踏み込まれると思い切り拒絶してしまう。

本当に不器用な生き方しかできない。


手の指の関節は、まだ痛む。
もう、一年以上、ずっと痛いので、
これでいいのか、まだ治療が必要なのか、
これも判断がつきにくい。

曲げ伸ばしや手を合わせる動きなどは出来るようになった。
手首と膝は改善した。
あとは指の関節が治れば、
高い注射をやめることができる。

土曜日は、ちまの病院。
ちま、7歳になり、7歳がシニアの入り口らしいので、
さっき、オシッコを採取した。
持って行って診てもらおう。

シニアの入り口だなんて嘘みたい。
ちまは、ずっと少女なのだ。
可愛いお姫さまのままだ。

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地震の記憶。

夜9時になるちょっと前に、
都心でズドンと突き上げる地震が起きた。

来たか?
わたしは身構えたが、その一撃で終わった。

母屋は、頑丈な建物なので、
この程度の揺れには気付かなかったかもしれない。
わたしの住んでいるアパートは古いし、
今、一階が空き家なので、
揺れるのだ。

そのあと、不安な気持ちを抱いたまま、テレビを見ていたら、
熊本で大地震が起きた。
余震も多く、夜も遅いので、
恐怖が続いているだろう。

嫌でも、東日本大震災のことを思い出す。

あの日、わたしは始めての個展だった。
個展の初日、
花が届いて、お客さまも集まり始めて、
にぎわったその瞬間に、大地震が起きたのだった。

怪我もなく、被害は何もなかった。
亡くなったかたが多い地震だったので、
わたしは、ラッキーだった。
末っ子くんに電話が繋がり、
ちまの面倒を見てもらうことも出来た。

ギャラリーに泊まって、
翌朝、動き出した地下鉄で帰宅できた。

でも、個展はめちゃくちゃになった。
最初で最後の個展だった。


首都直下型地震は起きると思うので、
夫に頼んで、書棚の耐震をやってもらった。
壁に、L字金具で固定してもらった。

書棚以外は、背の高い家具はない。
でも、オープン棚にガラスなどを飾っているので、
これは見直す必要がある。
とりあえず、奥のほうに押しやった。

ちまのキャリーも、すぐに取り出せる場所にある。
避難するときは、ちまを背負って行く。
わたしの大事な子。


夕べは、布団の隣に設置したベッドで、
ちまが寝てくれた。
目を覚ました時、隣にいてくれたのが嬉しくて、
手を握ってまたウトウトとした。

今日はムギに会えた。
ムギが誤認するよう、わざと勝手口からガレージに出る。
逃げ遅れたムギを見られる。
昼間はおかかをやったら食べて、
そのまま逃げずに小屋にいてくれた。

夕方はスープをやったら飲んで、
小屋の外に行ってしまったので、
あきらめてわたしも帰った。

熊本の地震をずっとテレビで見ているが、
東京にも、夜半過ぎ、もう一回地震があった。
今度は駿河湾沖が震源だ。

こうなると、芋づる式に、地震や噴火が起きるかもしれない。
明日、一時間半かけて精神科に行くが、
不安だ。
ちまを連れて行きたいよ。

これから色んな災害が増える地球。
しっかり備えておきたいと思う。

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久しぶりの自由な休日。

リウマチになってから、
毎週水曜日は、リウマチ内科の診察か、
もしくはカウンセリングの日となっていた。

平日、時間を気にせず出かけられる日が、
ずっとなかった。

リウマチの注射を自分で打つことになって、
今月、初めて、通院しない日が出来た。
待ち望んでいた休日。

念願だった、一人カラオケに行って来た。
実は3回目。

テレビで、一人専用のカラオケ屋さんがあるのだと知り、
検索してみたら、隣町にあったのだ。
ラッキー。
新宿とかだったら、行くのは無理だもんね。

平日3時間パック、というコースがあって、
フリードリンクで1700円。
3時間歌うと、まあ、満足するかな。

余りにも久しぶりだったので、
声も出ず、下手くそだったけれど、
観客はいないので、どうでもいい。
二回歌いたければ二回入れる。

今日は、亡くなってしまったデビッド・ボウイも歌った。
一番最初に聴いた洋楽なので、
歌詞は脳に叩き込まれていて、けっこう歌えた。

もう30分くらい、居たかったな。

古本も買いたかったので、ブックオフにも行った。
コミックをゆっくり見てみたかったのだが、
コミックの通路が混んでいて、タバコ臭い人が多くて、
居られなかった。
あきらめて、文庫の小説を4冊買った。

外食するつもりだったのだが、
ちまのことが可哀相になり、
お弁当を買って帰宅した。

長いお留守番はやっぱり可哀相だ。

暑くて汗をかいたのでシャワー。
そのあと、自分で注射を打った。
うん、大丈夫。怖くない。

夫からメールが来て、
ムギは夫を待ちわびていたようだ。
きっと、勝手口から出たら、
転がるように、小屋から出てくるのだろう。

ブラッシングすると、毛がいっぱい抜けるそうだ。
ちまは、お外の経験がなく、
暑さ寒さを知らないので、毛がほとんど抜け変わったりしない。

ムギの小屋の、ホットマットの電源を切ってくれるよう、
夫に頼んだ。
もう、寒の戻りはないからいいだろう。

気温にあわせて、少しずつ、小屋を夏仕様に変えて行こう。
窓もついているし、床板をずらして換気も可能。
すごくいい小屋なのだ。


わたしは歌が好きで、
多分意識なく、日常的に歌っていたと思う。
小学生の時から、合唱も好きで、ずっとやっていた。
音痴な母からは、
どうして歌うの?と聞かれたことがある。
どうしてって…
好きだから。

リズムを取るのも好きで、
出来ればスネアドラムを叩きたい。
キレッキレのダンスを見るのも好き。

どの血を引いてこうなのかはわからない。

息子が、歌がうまいらしい。
一度も聴いたことがない。
一回、聴いてみたいなあ。
小さい頃、「おかあさんといっしょ」とか、
「みんなのうた」とか、「ひらけポンキッキ!」の歌本を買い、
毎日、歌って聞かせた。

ユーロビートがはやってた頃は、
わたしが聴いていると、横で小さい息子が踊っていた。
わたしが聴いていた古い洋楽を息子も聴き、
就職してからCDを大人買いしてたっけ。

息子からの逆輸入もある。
いいの聞いてるじゃん、これわたしにもちょうだいよ、とおねだりした。


夜遅く、雨なのに、ムギは会ってくれなかった。
お腹が空くらしく、お皿が空っぽなので、
大好きなシーバを小屋に入れておいた。

明日は会ってもらえるかなあ。
雨だから、小屋にいてくれたら安心だな。

最近、マメが来なくなったみたいだ。
気まぐれだったのかな。
ムギが楽しいならいいなと思っていたのだけれど。
マメ用にと思ったドームベッドは片付けた。

ちまと抱き合っていると、暖かくて幸せだ。
ちまは、いい匂いがする。
健康な赤ちゃんみたいな匂い。

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笑みがこぼれる。

なかなか寝付けなくて、
結果、なかなか起きられない。
ちまが胸に乗って、舐めてくれるのだが、
なかなか起きられない。

ちまを胸に乗せたまま、夕方まで寝たい。

起きてしまえば動ける。
今日は夕飯を誰が食べるのかを、
母屋に見に行った。

ついでにムギのところを覗くと、
留守だった。
お皿が空っぽだ。

夕飯の煮物を作って、洗濯をして、
ちまがにゃうにゃう甘えるのでお腹に乗せた。
ちま、わたしのお腹の上でリラックスして、
お手手の手入れをしている。

とても可愛くてとても幸福だ。

残念だけどどいてもらって、
洗濯物を干し、
母屋に夕飯を運んで行って盛り付けた。

そのあと、ムギのところに行った。
ムギが誤認するよう、勝手口から出た。

ムギは小屋に帰って来ていて、
わたしが座ると、きゅ~んと鳴いた。

すかさずおかかをやる。
ママに会えば美味しいことがあるって覚えてもらうという、
下心さ。

食べ終えると、ムギはぷいっと小屋から出てしまった。
お皿を拭いて、餌を入れ、ちょっと待っていると、
ムギが鳴きながら戻って来た。

以前のように、コンクリの上でゴロゴロしてから、
そばにやって来てくれた。

ムギ、来てくれたの?
わたしはビックリした。

そしたら、ムギもハッとして、
しまった!とでも思ったのか、またすぐ行ってしまった。

ほんの2秒だけど、来てくれたよ。
嬉しい!
ムギありがとう。
思い出しても笑みがこぼれるよ。


息子からメールがあり、
ゴールデンウィークに会いに来てくれるという。
やったー。
嬉しい!

本当に春が来たよ。

父からの手紙については、まだ夫と相談できていない。
どうしよう。
ドクターストップがかかっているのを、父は知らない。

母と、二度と話せずにお別れになっても仕方がないと思うが、
父のことは好きなので、
後味の悪い思いを残すのは嫌だ。

でも、わたし、どうしよう。
頑張るべきなの?

小さいころから、必死に頑張ったんだけれどな。
まだ、足りないの?

親孝行すべきと思って必死だったし、
幸せなフリをすべしと思って過去には演じて来たけれど、
もう今は、演じることは無理なんじゃないのかな…。

後悔することはわかっている。
親が死んだら、必ず後悔はするのだ。

今、自分が自分を偽って、頑張るべきなのか、
判断がつかない。

どうしよう。
カウンセリングまでにはまだ相当日数がある。

とりあえず、ムギのことを思い出して、
ほっこりするか…。

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父からの手紙。

やっと心に平穏が訪れたと思ったら、
父から、手紙が来てしまった。

もちろんいい話ではないだろう。
ため息をついて、開封する。

わたしが母に全く電話していないこと、
もちろん父もわかっている。
けれど、実際に実家に行った夫によれば、
母は、真実を父には話していない。

お正月も、たまたま来なかっただけ、という扱いになっている。

それはそうだろう。
あんなに父への愚痴を吐き、
人の悪口を並べ、
自分の自慢話ばかり何時間も喋った。
その結果、わたしが崩壊したなどと、
母は口が裂けても言わない。

自分だけが可愛い人だからね。
拒絶しているわたしが悪者になっているのだろう。

父は、母の自慢話がちょっと酷いことは認め、
父に免じて、水に流してもらえないか、
またお母さんに電話をしてもらいないか、と
懇願していた。

おとうさん…。
お母さんは、あなたの悪口を、娘に吹聴しているのですよ?

手紙は、返事は不要であると締めくくられてあった。

反論を許さず、ということだ。

わたしは、父のことは人として好きだし、
信頼もしている。
もう86歳だ。
しっかりしているうちに、会いたいし話したい。
願いも、出来るならば聞き入れたい。

けれど、反論を許されず、水に流せと言われても、
生まれてからこのかた、
ずっと迫害されてきたわたしの精神は、
もたない。

ずっとずっと、母の仕打ちに耐えて生きて来たのだ。
それをぶちまけて、
父が知った上で、それでも、と言うなら、
なんとかなるかもしれない。

けれど父は母を愛しており、
母の毒に気付いていない。
わたしがぶちまけたところで、
母の肩を持つのは目に見えている。
ずっとそういう人生だった。

結局また、わたしが追い詰められる。

わたしの、何が気に入らなくてあんなに言葉で虐待したの?
三交替勤務で父の不在が多く、
母と二人きりの家庭は、母が王様だ。

ずっとずっと耐えて生きて来た。
もっと耐えよというのか。
理解を得ないまま、ただ耐えることは、
もう出来なくなってしまっているのに。

大晦日に帰省しなかったことに、
罪悪感を持ったので、
今年は、息子さえ行くのであれば、
帰省してもいいと思っている。

それは、絶対に母と二人きりにならないという、
条件つきなら成立する話だ。

電話で話すことなんて何もない。
リウマチは治ってないし、
ムギのことだって理解されない。
精神的にも悪くて、
薬がまた増えたのだと、父には話したのに、
それでも電話せよと言う。

どこまで我慢すればいいのか。

反論の余地無く、要求を呑むことは出来ない。
そのうち、年老いた父や母が死んでしまうかもしれないが、
後悔しないわけではない。
後悔する覚悟があるだけなのだ。


夫が会社の飲み会なので、ムギに餌をやっておいてくれとのこと。

夕飯を母屋に持って行って、
ムギが誤認するよう、わざと勝手口からガレージに出た。
ムギは小屋に居て、逃げ遅れた。

お皿にスープを入れてやったら飲んだ。
手に餌を乗せて、差し入れたが、
それは拒否された。

なので、小さい器に入れて、小屋の内側に置いた。
ムギは半分ほど食べて、そして出て行ってしまった。

ムギへの執着を手放したからといって、
逃げられることが平気なわけじゃない。
もちろん悲しい。
だから、わざわざ逃げるのを承知で、行くのは嫌だ。
傷付くんだよ。

夫が帰宅して、ムギのところから電話をしてきた。
ムギの実況中継だ。

わたしは、必要以外は、もう行く気はない。
夫だって、ムギに構うな、もう来るなと言った。

なのに、毎日コンスタントに来ていたほうがいいよ、と言う。
言うことがコロコロ変わる。

行って逃げられる悲しさを知らないから、
気軽にそんなことを言う。

わたしが、ムギに拒絶されて悲しいので、
母もわたしに拒絶されて、きっと寂しいだろう。
ムギは、わたしのことがうざいのだ。
それはわかった。
でも、母には、自分の言動を思い返してもらいたい。

悪気はないのだから、と父の手紙には書いてあった。
いや、そういうことじゃない。
いっそ悪意に満ち満ちていたほうが、楽なのだ。
悪気のない人は、わたしは大嫌いだ。
人の心を容赦なく侵略する。
そして、わたしは悪くないと言い張る。

絶対不利だよ。
構図的に、わたしが折れるべきってなっちゃうよね?

これ以上心を削らなくてはいけないのだろうか。
偽りで塗り固めて、
母と和やかに話せと言うのか。

父の言うことは聞き届けたい。
でも、それをすると、
わたしが崩壊してしまう。

どうしたらいいんだろう。

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やっと春が来た。

昨日まで、本当に辛い日々だった。
出口が見えず、希望も持てず、
目が覚めたときには毎日絶望していた。

いつになったら、
何が変わったら、
楽になれるのかが、全く見えなかった。

薬も増えた。
カウンセリングでももちろん話して来た。
それでも解消しなかったのに、
いきなり春が訪れて、戸惑っている。


ちまは、新しい豪華なベッドに、
遠慮がちに入っている。
広くてふかふかなのだ。
今まで何年も、夏物の安物に寝かして来て、
申し訳なかった。

夕べ寝るときは、古いほうのベッドを布団の横に置き、
隣で寝た。
ムギのところには行きたくなかったので行かなかった。

たっぷり眠って、起きると、
ちまは新しいゴージャスなベッドに居た。
すぐに気付いてやってきて、
胸に乗る。

ちま、いっぱい甘えてね。
一年間、我慢させちゃったから、
取り戻す勢いで、ママ、ちまを可愛がるよ。

午後、夫が来て、
ムギの動画を見せてくれた。
わたしはムギに避けられており、姿を見ることも叶わないから、
わざわざ、デジカメで撮影してきてくれたのだ。

夫のあぐらの中に入って来て、
お腹を見せてくつろぐムギ。
無防備に撫でられていて、まあるい顔とまあるい手が可愛い。

庭をかけ回り、柿の木で爪をとぎ、
アヤメの鉢で水を飲むムギ。
目がキラキラしていて、楽しそうにしている。

ムギ、お外でいいんだね。
もうすっかり元気になったし、お外で幸せなんだね?

熱病に罹ったみたいに躍起になっていたわたし。
ムギを部屋で飼えないことに苦しんで、
泣いてばかりいた。

でも、ムギはお外で駆け回って、
あんなにイキイキとしている。
これでいいんだ。

もう、ムギには必要以上にはかかわらない。
逃げられても、傷付かない。
期待しない。

元気で、生きていてくれたらそれで充分だよ。


ちまを盛大に甘やかす。
ずっとそばにいて、呼ばれたらベッドに近寄ってなでてやる。
横になって、お腹に乗せて、ただ、ぼーっと過ごす。

ちまは、「ま・まー」と呼ぶ。
いつもシッポがピンと立っていて、ご機嫌だ。

こういうゆったりとした時間を、持てていなかった。
ごめんねちま。
ずっと寂しい思いをさせた。
我慢してくれてありがとう。


息子に、ゴールデンウィークに会えるかメールしてみた。
去年は、彼らは5月末に新婚旅行を控えていて、
長く会えなかったのだ。

息子から、5月は空いているから行くよ、と
嬉しい返事が来た。

ああ、本当に、やっと、
春がやってきたよ。

大晦日から、うつ状態に陥って、
4月ももう半ばだ。
辛く厳しい4ヶ月半だった。

これから、増えてしまった薬を、
少しでも減らして行きたい。
リウマチも、まだ痛みが残っているので、
早く治りたい。

ちまと二人の生活が、こんなに穏やかで幸せだ。
ちま、もっともっと甘えていいよ。
ご飯の量は増やせないけど、
いっぱい抱っこしていっぱいくっつきっこしようね。

夜、久しぶりに音楽を聴いた。

こんな穏やかな気分は、すごくすごく久しぶり。
嬉しい。

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憑き物が落ちた。

夜、夫から電話があり、
ムギがマメに気を使っていて、甘えて来ないという。
マメは舎弟ではないんじゃないか?と言う。

ちょっと出て来て見てみてよ、と気軽に言うが、
わたしが行けば、ムギが逃げるだけなのに、
なんでそんなことを言うんだろう、と
腹も立ったし、悲しくなった。

わたしは決壊して、夫に対して、
ムギに拒絶されていることの悲しさを、
大泣きしながら訴えた。

思い切り泣いた。

夫からは、それは自己中心的で勝手であり、
うざいし迷惑だと言われた。
もうムギに構うな、来るな、とまで言われた。

ムギもきっと、わたしがウザイのだ。

ひとしきり泣いて、
夫に叱られて、
確かに自己中だとわかった。

このままお外で可愛がろう、と言っていた夫に、
無理を言ってムギを部屋に入れたのはわたしだ。

そして、ノイローゼになり、ムギを放棄した、酷いママなのだ。

ムギは、外に返した時点で外猫である、
必要以上に構うな。
期待するな。
そう言われて、
わたしの持っているものが、愛情だけではなく、
「執着」であることに本気で気が付いた。

もちろん、理論ではわかっていた。
執着を手放せれば、楽になれるんだろうと思ってはいた。
でも、その方法がわからなかったのだ。

夫に泣きわめいて、叱られて、来るなと言われて、
やっと自分の身勝手さに気付いた。


もう、ムギは夫に任せて、
ちまのママに戻ろう。

そう決めて、眠りについた。

土曜、夫が車を出すために門扉を開ける音で目が覚めた。
買出し?とメールをしたら、
一緒に行く?と返事が来たので、
15分待ってもらって、すぐに支度をした。

ちまが喜んでわたしに乗っていたのに、
申しわけなかった。

ちまに、新しいベッドを買って欲しかったのだ。
安物の、夏物にちまは年中寝ている。
もっとしっかりしたものを買って、
寝る場所を、増やしてやりたかった。

ペットショップはもう夏物を売っていて、
冬物が投売り状態だった。
しっかりとした厚手のドームベッドを見つけ
すごい安かったので、ムギの予備にと買ってもらった。

ちまには、大きくてふかふかな、
高級ベッドを買ってもらった。

一旦帰って、ベッドを置き、
ちまとしばらくラブラブしてから、
また夫と出掛けた。

ちま、お留守番ばかりでごめん。

セミオーダーした靴を引き取りに桜木町に行った。
そのあと、店構えはトホホだけれど、
美味しいと評判の中華屋に行った。
「半皿」という単位があったので、
沢山の種類を注文して楽しめた。

夫はお酒を3杯飲んで、ご機嫌になり、
まだ帰りたくないというので、
ちょっと野毛を散歩してから、珍しく、バーに入った。
もちろん、メニューが置いてあってカジュアルなところ。

わたしは本当はバーが大好き。
でも、夫が日本酒・焼酎の人なので、
行くチャンスはなかった。

久しぶりにカクテルを飲み、気分が上がった。

ムギの話をしたが、
わたしは、憑き物が落ちたかのように、冷静だった。
夫のあぐらの中で、
お腹を出して甘えるムギの写真を見せてもらい、
心底かわいいと思った。

まあるいお顔、まあるいお手手。

ムギが大好き。
ムギを愛している。

でも、もう執着しない。
毎日何回も会いにいくことはやめる。
夫に任せて、
わたしはもっともっと、ちまとの時間を大切にする。

ちま、7歳になった。
猫は、7歳からがシニアの始まりだという。

この一年間、ちまには沢山の我慢をさせてしまった。

お姫さま暮らしだったのに、突然ムギが部屋に入って来て、
ちまは怒り、怯え、ムギにパンチした。

ちまのシャーッも、パンチも、初めて見た。
それくらい、穏やかで優しい猫なのだ。
一度も引っかかれたことはないし、
噛まれたこともない。

ムギが部屋から居なくなってからも、
ママは時々ムギの匂いをさせていたし、
ムギが倒れてからは、毎日ムギのことばかり。

おまけに、退院したムギが、一ヶ月強、
浴室に居座っていたのだ。

事前に説明はしていたが、
ちまは、きっとすごく不愉快だったろうに、
見て見ないフリをしてくれた。
ママを責めないで居てくれた。

ちま、本当にありがとう。
ちまの協力のおかげで、ムギはすっかり元気になったよ。

この一年間、我慢してくれてありがとう。
猫にとっての一年間は長いよね。
辛かったでしょう、ごめんね。

帰って来てから、ちまとくっついて過ごした。
古いほうのベッドは布団の横に置いた。
今夜から、隣で寝ようね。

ママ、ちまのママに戻ったよ。
寂しかったよね、ごめんよ。


執着を手放して、
やっと楽になれた。
叱られたが、聞いてくれた夫のおかげだ。

またいつか、ムギと触れ合える日が来ると信じたい。

でも、もう、ちまのママに戻るね。

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かなり重症。

ゆうべ、寝る前にムギのところに行った。
ムギは、小屋から出て逃げる体勢だったが、
思い直してくれて、小屋に入ってくれた。

良かった、会えたよ。

ものすごく思い詰めていて、
重症だ。
会えると本当に安堵する。

ムギにスープをやった。
一袋全部は多いらしいので、いつも三分の二くらいやる。
残りはちまにやっている。

ムギがスープを飲み終わり、
ちょっと向き合って話していたら、
遠くでマメが鳴いていた。

やがて、マメがすぐそばまで来た。
姿は見えないが、声でわかった。

ムギに話していると、
マメがまた、ヒョイっと、真横に顔を出した。
ビックリする。
手を伸ばせば触れる距離だ。

お皿に、残りのスープを入れて、
どうぞ、と置いてやると、
マメは躊躇なく舐めた。

次に、おかかをやってみた。
マメ、おかかは嫌いらしい。
食べない。

ムギのお皿に、カリカリを入れていたら、
マメがそれを見つめて欲しそうにする。
どうぞ、と差し出したら、
すごい勢いで食べた。

マメはムギよりふっくらしている。
どこかでちゃんと餌をもらっているはずだ。
でも何で、ムギのところに来たのだろう。

マメが食べている最中、
ムギは終始穏やかな表情を浮かべていた。

許して受け入れているってことだ。

それで、夕べは気分良く眠れた。


今日の朝は、夫からの報告メールが入っていなかった。
ムギの様子が知りたくて、お昼に夫にメールをした。
今朝は時間がなくて、ちょっとしか構えなかったらしい。
ムギ、愛情に飢えているっぽい。

雨のせいか、なかなか起き上がれなかった。
体がつらい。眠たい。

起きて、夕飯の人数を見に母屋に行った。
お姉さんの車が停まっていた。
来てらっしゃるらしい。

なので、邪魔されたくなくて、
先にムギに会いに行った。

ムギ、きゅ~んって鳴いて、
わたしをまっすぐに見つめた。

ずっと、すねたような目で見上げていたのに、
まっすぐ見つめてくれたので、
もしかしたら、出て来てくれるかも!と思い、
座ってじっくり付き合おうと思った。

そしたら、玄関がガチャン!と開いた。
嫌な予感。

嫌な予感は当たって、
お姑さんとお姉さんが、ムギを見ようとして、来た。

ムギは当然、猛ダッシュで逃げてしまった。

だから、なつかないのだから、
逃げてしまうのだから、
来ないで欲しいとずっと言っているのに、
どうして来るのだろう。

わたしはせっかくのチャンスを奪われて、
イラついた。

ムギと見つめ合えたの、久しぶりだったのに。

雨も弱くなったので、買い物に出て、
夕飯を作って、持って行った。
盛り付けて階段を降りてきて、
試しに、いつも夫が出入りしている勝手口から、
ガレージに出てみた。

素晴らしい光景があった。

ムギが小屋に居て、
マメが小屋の前の敷物に、リラックスして座っていたのだ。

ムギは、パパだと思って喜んで飛び出して来た。
でもすぐに、ママだとわかって、
さっと逃げてしまった。

マメは、まだ居たのだが、
ムギに促されて、マメも逃げた。

悲しい。
どうして、会ってくれないんだろう。
何もしないのに、どうして逃げてしまうの?

あんなにラブラブだったじゃない。
毎日何回も抱っこしたじゃない。
本当に辛くて悲しい。

赤と白のお皿が、二つとも空っぽになっていた。
さっき見たときは、赤のお皿には餌が入っていて、
雨でシケっていたので、取り替える予定だった。
マメが来て食べたんだ。

カリカリを補充して、
玄関から出ると、
庭の石の上に、
ムギとマメがちょこんと並んで座っていた。

ガラケーなので写真も撮れない。

マメは、ムギに比べて、目が中心に寄った感じ。
ムギのほうが可愛いが、
マメもなかなかのイケメンだ。

じっくり見たので、もう見分けがつくと思う。


夫が帰宅した時は、マメは居なかったらしい。
さっき、マメの声がしたので、また二人揃っているのかと思い、
行ってみたが、二人とも留守だった。

一緒にお散歩しているのだろう。

久しぶりに夫と話した。

わかってる。
わたしは思い詰めすぎている。
かなり重症だ。

ちまが始終いて、ちまと一緒に過ごせてるんだから、
よしとしなさいよと言われたが、
どうしてもどうしても、ムギに会いたい。

自己満足だとわかってる。

わかってるけど、元気でいることを自分の目で見て、
安心したいのだ。


もう、ムギを捕まえて浴室に保護することもないと思い、
浴室のベッドを、マメに与えた。
ムギの小屋の隣に置いた。
使ってくれるかな?

マメがいることで、ムギが楽しいならいいと思う。
何より、ノラたちに襲撃されないのであれば、
それが一番ありがたい。

ムギが襲撃されることを恐れて、
わたしは夜、音楽を聴くことをやめていたのだ。
争う声ですぐ気付けるように。

舎弟ができて、ムギが安全になったのなら、
マメに餌をやるくらい、いいよね。

今夜は、ムギに会えるだろうか…。
どうしてこんなに思い詰めて苦しいのか、わからない。
どうしたら楽になれるのか、わからない。

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逃げられてしまう悲しさ。

夕べは、二回ムギに会いに行ったが、
二回とも、会ってもらえなかった。

遠くに行っているわけではない。
きっと足音を聞いて、隠れてしまうのだ。

とても悲しい。
触れなくてもいいから、顔だけ見たい。

ムギに対して、ひどく執着しており、
自分で自分が苦しい。
どうしたら楽になれるのかが、わからない。


昼間、きっと留守だろうなと思いつつも、
ムギのところに行ってみた。

ムギは居たが、小屋から逃げ出そうとしていた。
やはり、わたしを信用できないようだ。
崩壊してしまった信頼は、
もう取り戻せないのだろうか。

座って、ムギおかか食べる?と聞いたら、
ムギが立ち止まった。
逃げるのをやめてくれたので、
器におかかを盛って、近くに差し出してやった。

すると、わたしの真横に、
例の小さめキジ猫がひょいっと顔を出した。

びっくり!
至近距離だよ。

ムギと同じキジ柄で紛らわしいので、
名前を「マメ」とする。
推定オス。

「マメも食べる?」と聞くと、鳴くので、
用意してきたお皿に、おかかを入れて置いてやった。

しかし、マメは車の下に引っ込んでしまった。
食べ終えたムギが移動して来て、
結局二人前食べた。

これは、完全に、「舎弟」状態だ。
ムギが完全に上位なのだ。

マメが、ムギを襲撃に来てムギに噛み付いた猫なのか、
それはわからない。
ただ、取っ組み合っている姿を見て、
ムギより小さいキジ柄の猫だった、というだけで、
それが今ここに来ているマメなのかは、
判断がつかない。

ムギを襲撃しに来ていた中では一番強かった。
ムギは噛まれて怪我をしており、
入院中にやっと治って、かさぶたをはがした。

どういういきさつで、今、一緒にいるのか、
全くわからない。
知らぬ間に、ムギが出向いて闘って勝ったのか、
それとも、マメがひたすら詫びを入れてきて、
ムギが受け入れたのか。

二匹は、連れ立ってまた出掛けてしまった。
きょとーん、とするよ。


カウンセリングの日だった。
ムギのことを思い詰めすぎて、苦しいと話した。
息子を育てて来たときと同じくらいの重圧と心配。

息子は体も弱かったが、
それより、心が繊細すぎた。
些細なことで大きく傷付き涙を流した。
わたしは必死にそれを受け止め、
必死に守って生きて来た。

ムギには、舎弟が出来たのだと思うと、
ちょっと楽になれる気はする。

ムギを、部屋に入れたのはわたしだ。
夫は、このままお外で可愛がろう、と言ったのに、
無理を言って、部屋に入れてしまった。

そして、ノイローゼになり、ムギを放棄した。
ひどいことをしてしまった。
ムギが夫の部屋に移ってからは、
一日に一回しか会いに行ってなかったように思う。

ムギも懐いて来ず、
抱っこなんてしてなかった。
写真も、一枚も撮っていない。

お外の子になってからは、責任も感じるし、外で会えるので、
毎日何回か見に行っていた。
でも、こんなに心配なんかしてなかった。

居れば撫でるし、居なければしょうがない、と割り切れた。

でも、病気で倒れて、
その後、毎日の面会という、
ある意味蜜月を過ごしてしまい、
わたしの心の中は、ムギでいっぱいになってしまった。

これではいけないと思う。
ムギにはパパが居るから、任せればいいのに。
そうしないと、自分が苦しいのに。

ムギは、毎日夫にはいっぱい甘えているそうだ。
写真を送ってもらうのだが、
無防備にお腹を出して撫でられている。
かわいいムギ。

でも、わたしには滅多に会ってさえくれないのだ。
とても辛い。

今日は昼間、ちょっとだけ会えたが、
さっき行ったら、ムギ、車の横にいたのに、
逃げてしまい、会ってくれなかった。

わたしじゃなくて、マメを待っているんだろうな。
夜、夫に甘えたあと、マメを探している風だったそうだ。

友達でも恋人でもない、
「舎弟」という言葉が一番フィットするマメ。

今後どうなるのかわからないが、
ムギが望むなら、ガレージに居させてやりたい。


カウンセリングのあと、
本当に久しぶりに、外で食事をした。
そのあと、雑貨屋めぐりをした。

楽しいと感じた。
こんな気持ち、何ヶ月ぶりだろう。

和雑貨の店にハマり、
茶筒と、ぐい飲みと、コップと、ブックカバーを購入。
お正月に夫からもらったお年玉が、
完全になくなった。

でも今日はいい買い物が出来た。

寝る前に、もう一回、ムギのところに行く。
会ってもらえなくて、撃沈するかもしれないが、
行きたい気持ちを抑えることができない。

楽になりたいよ…。

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恋に落ちたの?

夕べ、寝る前にムギのところに行ったら、
ムギが会ってくれた。

また雨になっていたので、小屋に居てくれて良かった。

スープとカリカリをやった。
機嫌がよさそうだったので、手を入れてみたら、
ちょっと舐めてくれた。
とても嬉しかった。

それで、気分良く寝ようと思ったのだが、
ムギのいる方向から、
ずっと猫の声が聞こえている。

決して大きな声ではない。
だから、とうとう幻聴が出たのか?と疑ったくらいだ。

オスどうしが争うときの、大声は、
ムギが毎晩襲われていたので、聞けばわかる。
そういう声ではない。

にゃ、にゃ、と短い鳴き声で、
それが延々続いている。
何かを要求しているような声。

ムギの声ではないように思うが、
もし、具合が悪くて呼んでいるとしたら?
そう考えると、やはり無視することができず、
睡眠薬を飲んでフラフラなのに、
降りて行った。

ムギは小屋に居た。
そして、車の横に、ムギと同じ柄のキジ猫がいた。

わたしは、ノラ集団の中の、
一番強くてしつこい、あのキジ猫が来たのだと思った。
他の猫は、わたしが行けば逃げたのに、
あのキジ猫だけは、目の前でムギと取っ組み合いになり、
ムギを噛んだ。

蹴散らしたのだが、そのあと、
アパートの前で待ち伏せされ、飛び掛って来たので、
蹴り上げたことがある。

わたしは、夫が用意してくれてある棒を持った。

ムギが怖がって小屋から出て、
物置の下にもぐってしまった。

でも、おかしい。
なんでムギは全然怒っていなくて、
あれだけ鳴かれていたのに、小屋にいたの?

戦意喪失で、小屋に篭城して守っていたのだろうか。


キジ猫は、車の下に隠れたり、
家の裏手に行ったりするが、
わたしと、一定の距離を保ったまま、
にゃ、にゃ、と鳴いている。

これは、サクラなの?

あのラスボスのキジ猫じゃないと思った。
可愛すぎるのだ。

サクラとは、去年のお正月明けに、
夫のところに来た、野良の小さいキジ猫だ。
耳がカットされていて桜のようなので、
サクラと呼んでいる。

余りにも人懐っこくて可愛いので、
この子を捕獲しよう、となったのだ。
わたしが洗濯ネットを持ってくると、
サクラはすごく上手にするするっと逃げてしまい、
捕まえられなかった。

その様子を、アパートの階段下で見ていたのが、
ムギだったのだ。

あの時、何故か一斉にノラ猫がこの近所に溢れた。

その後、サクラは来ず、ムギが来るようになった。
だんだん慣れて来て、
ムギと名前をつけて、
可愛がるようになり、現在に至る。

サクラはとにかく人懐っこい。
多分、ノラ集団の先鋒で、
サクラが餌場を探し、
それをオス野良たちに報告するのではないか。

サクラだったら、ムギが怒らないわけもわかる。
もし、小屋に篭城して守っていたのなら、
余計なことをしてすまなかった。

サクラを探しているうちに、
朝になってしまった。

猫を探しても意味が無い。
ムギも、怖がらせてしまい隠れているので、
わたしは帰って、夫にメールで報告した。

夫に、朝の様子をメールしてもらった。

ムギ、5時台には留守だったが、6時に帰って来て、
夫にたっぷり甘えたそうだ。
そうか、良かった。

キジ猫は、サクラじゃないよとのこと。
耳カットされていないそうだ。

あの憎きキジ猫なんじゃないのか?と、
夫から写真が送られて来た。

キジ猫、難しい。
全員が同じ模様なんだもの。
見分けがつかないよ。

でもとにかく、ムギは襲われておらず、
機嫌も悪くなく、ちゃんと夫に甘えたと聞いて、
安心した。

わたしが出て行けば逃げてしまうので、
夜中まで行かないでおこう。

結局、一睡もできなかった。

夫が出勤したあとも、
猫の鳴き声はずっと聞こえていた。

夕飯を朝のうちに作り、
食事をして、薬を飲んで、
お昼前にようやく寝付いた。


夕方、夕飯を持って行った。
帰りにムギのところに行った。

ムギは小屋にいてくれたので、
手にカリカリを乗せて、差し入れたら、手から食べてくれた。
良かった。無事で。

そのままムギの前に座っていたら、
今朝のキジ猫が、ふいにわたしの隣に顔を出した。
びっくり!

触れる距離に居て、にゃあと鳴く。

どういうことだ?
こいつ、サクラでもなく、ラスボスのキジ猫でもないとしたら、
誰なんだよ。

「どうする気?」とわたしが聞いた。
すると、小屋にいたムギが勢いよく飛び出した。

闘うのか!と思い、目で追うと、
ムギがそのキジ猫に寄っていって、
軽く匂いを嗅いだ。

そして、なんと、二人揃って、
出掛けてしまったのだ。

えええ?
どういうこと?

わたしはさっぱりわけがわからない。
並んでみると、ムギよりかなり小さかった。
サクラも小さい子なので、サクラだと思ったくらいだ。

どういう事の運びになっているのか、
人間には全くわからないが、
ムギが怒っておらず、小屋を襲撃されてる様子でもないので、
ムギがいいなら、いいとするしかない。

きょとんとしたまま、帰って来た。

夜、夫が帰って来て、
ムギのところに行くと、
ムギはちやんと帰って来ていて、
小屋から出て、夫にすっごく甘えたそうだ。

しかし、その、小さめのキジ猫が、すぐそばで
それを眺めているという。

ムギ、見せ付けてるのかな。

その時、夫の、「あっ、コラッ!」という声が聞こえた。
どうした?とメールしたら、
ちびキジが、ムギの首を噛んだのだそうだ。

しかも、その後、二人で連れ立って出掛けてしまったという。

いったいどうなってるんだ?

夫が懐中電灯を持って追うと、
むしろムギがリードしているようで、
ちびキジはうまく塀に登れず、
ムギはそれを待ってやり、
並んで座ってる、と報告に来た。

たった一晩で、
なにがどうなったのか、わからない。

ムギ、恋に落ちたの?
一緒に居たいって、思ったの?

夫と二人で、首をかしげた。
でも、ムギさえ無事で、ムギが望んだようにしてるんであれば、
それを受け入れるよ。

ムギが、一緒に暮らしたいのであれば、ガレージに居てもいいよ。
そのほうが、ムギの暮らしが楽しいんでしょ?

まるでわからない事件だが、
仲のいいお友達としていられるのなら、
いいと思う。

名前、どうしようかな。
メスかな。

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完全に病んでる。

うつ病と診断されてから、
10年近くが経過した。

いわゆる「仮面うつ」状態を含めば、
もう12年弱になる。

症状が多岐にわたっており、
躁鬱であるとわかるまで、ずいぶんかかった。

つまりそれ以前は、
合う薬を飲んでいなかった時期があるのだ。

その時は、ひどい状態だった。

お姑さんに監視されているという恐怖があった。
同居している時は、
食事のとき、お姑さんがいつもわたしを見ていると感じていた。
次に箸をどう動かすのかを、
じっと監視されていると思いこみ、
冷や汗でぐっしょりになり、
ついに、一緒に食べられない状態になった。

その後、アパートに越したのだが、
それでも監視されていると思いこんで、
屋外にある洗濯機を使う時が、恐怖だった。

それを診察の時に話したら、
統合失調症の薬が出された。

それを飲んでいる間中、
わたしはとてもおかしかった。


その後、躁鬱であると発見された。

躁の時は完全に昼夜逆転しており、
アクセサリー作りをやり、
ミシンを買ってなにやら縫い、
オークションにも色々出品していた。

今考えると、躁状態は恐ろしい。
軽く鬱くらいで、安定してるときがむしろ楽だと思える。


その後は、一進一退の病状で、
今のクリニックに転院してからは、
うつ状態がほとんどだ。

けれど、今年に入って、
ムギのことで、
かなり精神をやられた。

極度に疲労が蓄積しており、
起きた時の絶望感がひどく、
料理も、辛くなってしまった。

一品だけにさせてもらって、楽になった。
薬は、レメロンが増薬になった。

けれど、ムギをお外に返してからは、
心配で心配でたまらず、
行動が更におかしくなった。

これについても、セロクエルが増薬となった。

先週、ムギから拒絶される立場になって、
またおかしくなっている。

薬がキツいせいもあると思うが、
記憶に障害が出ている。

昼間、自分がしたことを、夜にはもう忘れていて、
まったく思い出せない。

自分が誰かに送ったメールを読み返してみて、
ええ、こうだったの?と驚く。

夕べは、アラームを設定している瞬間に寝落ちしたらしく、
目が覚めたら、携帯を胸のところで握って仰向けで寝ており、
画面では、アラーム設定がまだされていなかった。

アラームを設定してもう少し寝た。

起きたら、何故か鶏肉が解凍されてあった。
まったく記憶にない。

これは、認知症のお姑さんと同じだ。
あきらかにおかしいと思う。

自分の行動を覚えていないのだ。
これは完全に病んでいる。


今日は、夕飯を作って持って行き、
その帰りにムギのところに行った。

小屋は空っぽで、ムギはいなかった。

そうだろうなと思っていても、ショック。

夕飯を食べて、夫が帰宅する前にと思い、
夜7時ころにもう一回行ってみた。

でも、多分ムギは足音を聞いて、逃げたんだと思う。
北風になって寒いのに、
小屋に居なかった。
またショックを受ける。

一回一回、傷付くのだ。

でも、あきらめられない。
次は、夫が寝てからがチャンス。
11時半に行ってみた。

「ムギちゃん。」と声をかけながら近付く。
ムギはキジ猫で色が暗いので、
小屋にいるのかどうかは、見えない。

「きゅ~ん」と声がした。
小屋の外から声が聞こえた。
でも、その声は、受け入れてくれるときの声だ。

わたしが呼びながら座ると、ムギが車の陰から出て来て、
小屋の中に入ってくれた。

一度は逃げようとしたのだが、
思い直して、戻って来てくれたのだ。

すごく嬉しかった。

「ムギ、おかか食べる?」と聞くと、
きゅ~んと鳴く。
小さい器におかかを入れて、小屋に差し入れると、
ムギは嬉しそうに食べた。

ムギ、戻って来てくれてありがとうね。
会えて嬉しいよ。
また雨になっちゃったからね、居てくれてありがたいよ。

ちょっとだけ、撫でていい?と聞いて、
頭と背中を撫でさせてもらった。
背中が雨で濡れていた。

申し訳ない気持ちになる。
逃げ出したから、背中が雨で濡れたのだ。
ママは来ないほうがいいのかな。

でも、もうムギを放置はできないよ…。
ちまのことは、もちろん大事にしているけれど、
いつもかも、ムギは大丈夫だろうか、
会ってくれるだろうかと考えてしまう。

ムギが倒れる前は、ここまで思い詰めていなかった。
あの姿を見てしまったから、
怖くて不安でしょうがない。

ムギはガレージで暮らしてるのだから、
夫に任せておけば、精神も楽になると思う。

でも、欲張りなわたしは、
毎日ムギに会いたい。
元気でいるかを、見て確認したい。

ムギがまだ怒っていて、もう出て来てくれず、
くっついて来てくれなくてもいい。

ムギが元気で生きていることさえ、確認できたらいいよ。
あとはパパに甘えればいいよ。


思い詰めすぎる異常なわたし。
記憶も飛び飛びだし、
行動もおかしくなってる。

慎重に生きてないと危ない。

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ひどい仕打ち。

ゆうべ、寝る前は、ムギに会えなかった。
夜中に会って手からカリカリを食べ、
撫でさせてくれたので、
ムギからしたら、もう充分でしょ、と思っていると思うのだ。

だから、足音を聞いて、隠れたのだと感じた。

夫が居る時は、ムギはわたしには寄って来ない。
二人一緒に居ると、逃げてしまう。
これは以前からずっとそうだ。

なので、今日は夫が帰宅してくる前に、
ムギに会いに行った。

ムギは小屋から出ていたが、
思いなおして小屋に戻ってくれた。

おかかを少しやって、
また、手からカリカリを食べてくれた。
良かった。嬉しい。

それでもう良かったのに、
夫が帰宅して、
「今ムギ居るから来てみたら。」とメールしてきた。

ええ?
無理だろうよ
そう思った。
「パパが帰ってるのわかってるから、わたしが行っても無駄だよ。」
と返事をしたが、
いや、気付いてないよ、と言う。

そうまで言われたので、降りて行った。

すると夫がムギのリビングにどっかり座っており、
ムギは既に逃げた後だった。

そりゃそうでしょうよ!
どういうことだよ!
気付いていないからって言ったじゃないか!
気付くとかのレベルじゃなくて、
自分が先に会っちゃってるじゃないか。

二人で一緒に撫でた経験なんてないでしょ。
一対一しかダメな子だって、わかってるじゃないの。

夫は、
「キミの玄関ドアの音で、小屋を出てしまい、降りてくる足音で逃げたよ。」
とわざわざ説明した。

ムギが、全て音で判断していることなんてわかってる。
姿が見えなくても、帰ってくれば、
門扉の音、足音、玄関ドアの音、
しかもガレージに面したトイレに入れば、
パパ帰って来たって、ふつうわかるよね?

気付いていないから来てみればと言っておいて、
ちゃっかり自分が先に撫でているじゃないか。
それではわたしに、寄ってくるはずがない。
わかりきっている。


ムギは、わたしがやって来る音を全て察知してるのだって知っている。
それでも、小屋に居てくれる時は、
受け入れてくれる時だ。

夫が目の前に居たら、わたしの必要性は全然ないのだ。

夫は、わたしの音でムギが逃げるのを確認して、
優越感に浸っていることだろう。

わたしは、ムギが逃げるたびに、
一回一回、傷付いているのだ。
空っぽの小屋を見るたびに、ずどんと落ち込む。

なのに、「キミの音で逃げたよ。」なんてわざわざ言われて、
ムギにはもちろん会えなくて、
あんまりな仕打ちじゃない?
わたしがいったい何をしたというの?

夫は、なんて酷いことをするのだろう。
なぜそんなひどいことができるのだろう。

わざと、ムギが逃げる姿を見せたのだ。
帰っていること、気付いてないと思う、
とまで言うから降りて行ったのに、
自分が先にちゃっかりムギに会っているではないか。

どういうことだよ。
わざと、わたしを傷付けたかったのか。
そうと考えるしか、ほかに理由がない。


わたしは、ムギが夫に甘えられたら、
良かったなあと思う。
別に妬んだりしない。

そこが夫とは決定的に違う。
夫の妬みはすさまじい。
ムギの入院中、面会に行っていて、
どれだけ妬まれて嫌な思いをしたか忘れない。

別に妬まないから、もう呼ばないでくれ。
一回一回、傷付くんだよ。

二人一緒では会えないってわかっているのに、
なんでこんな仕打ちをされるのか、わからない。
優越感に浸って、そりゃ自分は満足でしょうよ。

ムギに拒絶されて、ただでも傷付いているのに、
その傷口に塩を塗るような仕打ち。

ムギが浴室にいた時も、
母屋の物音に怯えている姿を見て知っている。
わたしが降りて行く気配を察知したら、
逃げ出してしまう回もあること、よくわかっているよ。

なのに、それをわざわざ見せ付けられ、説明されて、深く傷付く。

酷い人だと思う。

もう、かかわらないでそっとしておいて欲しい。

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世界で一番かわいい。

夕べ、寝る前に行ってみたら、
ムギが小屋に戻っていた。
雨だし寒かったので、本当に安心した。

小さいお皿にスープを入れてやり、
小屋に差し入れると、
体の向きを変えて、舐め始めた。

良かった。ムギ、帰って来てくれてありがとう。

土日は、わたしは基本予定は入れていない。
でも土日まで食事を作る必要はないと言われているので、
自分のことだけでいい。

なんだか、じっくり眠りたかった。

セロクエルを上乗せして飲み、
久しぶりにぐっすり眠った。

自然に目が覚めるまで寝ていていいって、贅沢だ。
目が覚めてからも、布団でウダウダしていたら、
ちまがもぐって来て、ぴったりくっついてくれた。
ああ、幸せだ。
起きられないよ。

今日もまだちょっと肌寒い。
寒い時の猫はいいねえ。

ちまとじっくり向き合う。
このところ、ムギのことに気を取られすぎている。

ちまだって甘えたいしワガママ言いたいよね。

ちま、世界一かわいいと思う。
性格がかわいい。
見た目では、ムギに負けてるかもしれないが、
半透明ピンクのクチビルがやばいくらいかわいい。

すり寄ってくるたびに抱っこしてやった。
ちま、毎日一緒だよ。
ずーっと一緒だよ。


昼間、一回ムギを見に行った。
留守だった。
そうだろうな。
春になったし、出掛けるよね…とがっかりしつつ帰宅。

夫が休みでゆっくり時間を割いているだろうから、
わたしは夜遅い時間に行ってみた。

「ムギちゃん。」
いつも同じように声をかける。
すると、暗闇の中でムギが、
「きゅ~ん」と鳴いて返事してくれた。

ああ、この感じ。
以前と同じだ!

ムギ、警戒レベルを下げてくれたのだ。
小屋の前に座って、声をかけると、また返事してくれる。

ムギ、おかか食べる?と聞いたら、
また、きゅ~んって鳴く。

小さい器におかかを入れて、小屋の中に差し入れた。
ムギ、すぐにしゃくしゃくと食べた。

餌のお皿やお水を見ると、
昼間来た時と変わっていない。
夫が、わたしのために、
ムギに餌をやらないでいてくれたかもしれない。

手のひらにカリカリを乗せて、
ムギの鼻先に差し出したら、
手から食べてくれた!

やった!
ムギ、本当に警戒を解いてくれたよ。

お腹が空いていたみたいで、何回か手から食べてくれた。
嬉しい。
ムギの舌がわたしの手のひらにあたる。
かわいい。

お水を差し入れたら、お水もたっぷり飲んだ。

毛づくろいが終わったところで、
ちょっとだけ、ムギを撫でてみた。

怒らなかった。

毛並みが、ちょっとキシキシになっていた。
お外に居てあちこち出かけるから、汚れるよね。
ムギに触れて、すごく嬉しかった。

春になったとはいえ、この時期、夜はまだ冷える。
念のため、カイロを小屋の入り口付近にしのばせた。


今日は、格段にアップした。
ムギが返事をしてくれて、撫でさせてくれた。
嬉しい。

以前みたいに、出て来て、くっついてくれるようになるには、
まだまだ日数がかかると思うが、
無理をせず、コツコツ通って、信じてもらうしかない。

今週、雨の予報の日があるが、
もう、ムギを捕まえたりしない。
信頼を失うのは嫌だ。


今日はゆっくり出来たなあ。
いっぱい眠ると、気持ちがいい。
でも、ムギが警戒を解いてくれたことが一番嬉しい。

信頼関係を築くことは、易しいことではない。
毎日、無理をせずにコツコツ頑張る。

ちまとムギは世界一かわいい。

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親近感というもの。

久しぶりに、都内に住む従姉に会えた。
去年の秋に会って以来だ。

話がいっぱい溜まっている。
ファミレスで、ランチをして、デザートまで食べるのだが、
いつも、帰るときは名残惜しい。
もっと話していたいと思う。

彼女もわたしも一人っ子で、
ともに、子どもを一人育てた。
線の細い、子どもだった。

わたしの息子が結婚し、
今年は、彼女の娘が結婚式を挙げる。

子どもが小さい頃の取り決めで、
お互いを結婚式に呼ぶことになっていた。
今度はわたしが呼ばれる側だ。


彼女のことは、子どもの頃から大好きだった。
来てくれると嬉しかった。

彼女が東京の大学に進み、
東京で結婚した。
わたしは、その後、前夫の転勤で東京に行くことになった。
彼女が居るから、すごく嬉しかった。

離れているときは、毎週手紙をやり取りしていた。
まだ携帯なんて無い時代。
東京に来てからは、
毎日電話をした。

わたしが唯一、何も嘘を言っていない相手ではないだろうか。

親に、本心を話せず、泣くことも許されなかった境遇は同じで、
それを埋めあうように、
どんな時も、本心で接してきた。
貴重な相手なのだ。

姉妹がいないからわからないが、
とても自分の近くにいて、同時に生きていると感じる。

絶対的な信頼関係がある。

わたしは、自分の母親に、親近感を持っていない。
母よりもはるかに、その従姉のほうが、
近しいのだ。

ずっと辛くてふさぎ込んでいたが、
お喋りして、気分転換になった。
楽しいと心から思った。

都内とはいえ、距離があるので、
そんなに長時間は居られないのが残念。

でも、辛かった気持ちが、かなり救われた。

帰りに雑貨屋に寄った。
可愛いコップを買った。


夕方、まだ留守かなあと思いながら、
ムギのところに行ってみた。
ムギ、小屋の中に居てくれた。
会えて嬉しい。

脅かさないように慎重に座り、
明るく話しかける。

ムギ、おかか食べる?と聞くと、
ムギが小さく鳴いてくれた。

ガラスの器におかかを入れて、
そーっと小屋の中に入れる。

ムギはしゃくしゃくと食べた。
もっと食べる?と聞くと、食べるというので、
おかわりをしてやった。

そのまま、距離を詰めずに、ムギを見ていた。
かわいいにゃんこ。
明るいうちに、顔が見られただけでも嬉しい。

ムギ、小屋の奥にいたのだが、
ちょっと体の位置を変えて、
入り口近くに来て顔を見せてくれた。

ムギが小屋の外に出た隙に、
素早く、敷いてあるタオルを嗅ぐ。
大丈夫、血も出てないし、オシッコももらしてない。

今日は風が冷たいので、入り口付近にカイロをしのばせる。
OK。

ムギ、わたしの動きが止まったのを確認して、
また小屋に戻ってくれた。
逃げないでいてくれるだけで、充分だよ。
会えて嬉しい。

暗くなってムギが見えなくなるまで、そばで過ごした。


ムギが安心できるように、
ムギが怖くないように、ただ必死だ。

タオルチェックも出来たし、カイロも入れられたので、
とりあえずホッとした。
夜はまだ冷えるので、
ムギが寒くないよう、気をつける。

でも、さっき、11時半に行ってみたら、
ムギは留守だった。
外は冷たい雨になっている。
雨なのに、小屋に居ないって、どうして?

一気に不安になる。

常に不安感を持ち続けているこの性分。
それとも、病気由来?
薬を飲んでごまかすしかない。

いったい、いつ楽になるのか、わからない。
どうしたらいいのかもわからない。

もちろん、病気は完治せず、
一生付き合っていくのだと覚悟はしている。
それにしても、現在の症状は辛い。

ムギが入院していた時、
せっせと面会に行っていた。
退院してからも、せっせと通院していた。
本当にしんどかった。

もうあの気力は残っていない。
エネルギーが枯渇してしまっている状態だ。

色んな嫌なこと、辛いことを、
包み隠さず話せる身内が一人いるって、
すごく助かるものだ。

母のことも客観的に見ていてくれるのでありがたい。

あとは、ムギとの関係がもし改善されたら、
少し楽になれるだろうと思う。
ムギ、雨だから帰っておいでよ…。

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マイナスからのスタート。

夕べ、寝る前にもう一度、
ムギに会いに行った。

ムギは、小屋にいたのだが、
怖がって飛び出し、
物置小屋の下にもぐってしまった。

その後ろ姿を見ただけ。

なんて悲しいのだろう。
これまで、コツコツ積み上げて来たのに、
一気に信頼をなくし、
それどころか、拒絶されている。


ムギが去年、わたしの部屋から夫の部屋に移った時は、
正直、わたしにはあまり記憶がない。
完全にノイローゼ状態だった。

母屋に行くことそのものが嫌なので、
夕飯を持って行った時ぐらいしか、
ムギには接していなかったように思う。

ムギも、冷たい目をして、
タンスの上から、
しらーっとわたしを見下ろしていた。
抱っことか、できなかったように思う。

ガレージの子になってからは、
むしろ積極的にかかわるようになった。

それから、コツコツと関係を積み上げて来たのだ。

ムギが倒れて、入院して、
最初の面会に行った時、
ムギは捨てられたと思い込んでいた。
「ムギ、ママだよ、会いに来たよ! 捨てたんじゃないよ!」
そう言うと、はっとしてわたしを見つめた。

信じてもらうために、その日は2時間、ムギとくっついていた。
固い椅子でお尻が痛くなった。

そこから面会を重ねて、
信頼関係を築いて行ったのだ。


それなのに、人間の都合に合わせてしまい、
勝手なことをして、
ムギを怖がらせてしまった。
心から悪かったと思う。
信頼を裏切ったのはこちらなのだ。

しかも、パパではなく、
捕まえてキャリーに入れたママを恨んで拒絶している。
夫には、寄って行って可愛がられているのだ。

会ってもらえず、わたしは激しく落ち込んで、
セロクエルを大量に飲んで寝た。
さすがに眠れた。

お昼、夫にメールをしたあと、
また眠ってしまったようだった。
ODでもしないと、眠れないくらい、ショックだ。

天気が良くて、気温も高かった。
きっと居ないだろうと思って行ってみたが、
やはりムギは留守だった。

どこか、お気に入りの場所に行っているのだろう。
これからは、気候的にそういう日が増える。
会えるチャンスはどんどん減ってしまう。

悲しくて、何も手に付かない。
心配なので、夫に朝の様子をメールしてもらっているが、
安心して夫に甘えているムギの表情がうらやましい。

わたしだけ、拒絶されている。
こんなに愛しているのに、
拒否される悲しさ。


夕飯を作って母屋に運んだ。
ムギは、まだ帰っていないだろうか、と思いながら、
そーっと行ってみると、
小屋の前の敷物の上で、香箱座りをしていた。

近づくと逃げると思って、
まずは勝手口の段に座って話しかけ、
少しずつ、距離を詰める。

でも、1メートル以内には近づけない。
わたしが進むとムギが後退する。

ムギのリビングの端っこに何とか座り、
ムギは警戒して、爪とぎの根元に座る。

その距離のまま、ムギに侘びを入れた。

ムギが怖いのを我慢して、頑張って出て来てくれて、
信頼してくっついてくれたのに、
捕まえてごめん。本当にごめんね。
もう捕まえないからね。

触れなくてもいいから、顔だけ見せてね。

そう話しながら数十分。

途中、お姑さんが出て来て、わたしに気付き、
来ようとしたので、
わたしはさすがに手で制して、
「来ないでください。」とはっきり言った。
今来られては、水の泡になる。

それでも、ムギは家の裏手に行ってしまい、
葉っぱの陰からそっとわたしを伺っている。
もう、近くに来てはくれないのだ。

空が暗くなってムギが見えなくなってきたので、
切り上げて帰った。

悲しい。
悲しくて心が真っ青だ。

食事もまずい。
何も楽しいと感じない。

薬に走る。
セロクエルを飲んで、どうにか保っているが、
辛くてたまらない。

気を紛らわせるために、録画した番組を見るが、
単なる時間つぶしにしかならない。

洗濯物も畳めないし、
まだ、寸胴鍋も洗えていない。


さっき、夜中12時過ぎ、行ってみた。

ムギは小屋の中に居てくれた。
近づき過ぎないよう、ゆっくり座った。
ガラスの小さい器に、持って来たおかかを入れて、
精一杯腕を伸ばして、小屋にそーっと入れた。

ムギはしゃくしゃくと食べた。
可愛かったので、おかわりして入れてやったら、それも食べて、
器を引き取ったら、タオルの上にこぼれたのも拾って食べた。

そのままの距離を保ち、刺激しないよう、話をした。
ムギが居てくれて、顔を見られるだけでも幸せだよと話した。
ムギは目を閉じて、聞いてくれていた。

ムギはお外で暮らせる。
浴室に来たら来たで、対応もできる。
ただ、人間の勝手で、振り回すことが良くないのだ。


信頼を失って、
ゼロからではなく、マイナスからのリスタートだ。

最初に出会った時は、ゼロからのスタートだったのに、
今回はマイナスから。

せっかく築き上げて来たものが無くなって、本当に悲しい。
なんでわたしだけこんな思いをするの。
夫はいいとこ取りで、何も嫌われない。

今夜は冷えるので、カイロを入れたし、
異常がないかどうか、
敷いてあるタオルもチェックできた。

また、コツコツ、積み上げるしかない。
信じてもらえるよう、努力するしかないのだ。

いったいいつ、マイナスがゼロになるのか、わからない。
少しずつ、少しずつ、
根気よく、通う。

                                           伽羅moon3

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