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符合した。

わたしはながく仮面うつで、
もっと言えば子供の頃からうつ病で。


だから、婦人科を経て耳鼻科を経て、精神科に回されて、
「うつ病です。」と言われたとき、
ああ、病気だったんだとはらはら涙がこぼれた。


とにかく言いようのない辛さがあった。
自分は毎日毎日なんでこんなに辛いんだろうと、
不思議なくらい辛かった。

病気だったのなら、合点がいく。
辛さの理由になる。

うつ病になってしまうくらい、自分が無理をしたということも、
わかっていた。

だから、大学病院から帰る秋の道は、わたしはすっきりとしていた記憶がある。

うつ病なら、納得がいく。
理由がわかる。
符合することが本当に山のようにあったからだ。


それを、何でも病気のせいにするとか、
病気だといわれて余計病人みたいになったとか、
夫(当時Nさん)にはさんざん言われた。

わかってなかったのだ。
やっと病名にたどり着いて、
これから治療を始められるという安堵感と期待。

ああ病気だったからこんなに辛かったんだという気持ち。
それを当時のNさんはわかってくれなくて、
わたしの手を強く引き上げようとしたりした。


うつ病の人の手を強く引いたり、
背中を突き飛ばしたりしてはいけない。

そっと背中に手を当てて、
大丈夫かい?と声をかけ続けて揚げて欲しい。

眠れたかい?
病院に行けたかい?
お薬は飲めたのかな?

言葉尻に気をつけて、
ゆっくり優しく声をかけてあげて欲しいと思う。


わたしは子供の頃からうつだった。
週末になると必ず熱をだしていた。

なにか自分の大役を果たし終えるとワッと泣き出してしまうような子だった。

そんなちっぽけな自分が泥の舟に乗って必死にこいでいた。
張り詰めた糸が切れてしまったのも仕方がない。

自分の夢物語は終わった。



わたしのうつ病はまだ治らない。
それでも夫のおかげで幸せにしている。

ストレスから守ってもらっているからだ。
夫は盾となり庇となってわたしを守ってくれている。

ありがたいと思っている。
息子も立派な社会人となり、結婚することが決まっている。
幸せだと思う。

うつ病でも、わたしは恵まれている。
ただただ、ありがとう。
わたしの周りの全ての理解者の方に。

                                           伽羅moon3

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